太平洋戦争末期 海軍も移転準備を始めていた

太平洋戦争末期 海軍も移転準備を始めていた
 太平洋戦争末期に空襲を避けるため、天皇や政府機関の移転先として長野市一帯に陸軍主導で建設されたのが「松代大本営」だが、このほど同市の民家で海軍部隊名入りの「表札」が保管されていたことが分かった。表札は長野市安茂里地区の塚田興造さん(74)方で見つかり、木製で「海軍薗田部隊士官宿舎」と記されていた。海軍は当初、この移転計画に反対していたが、実際には移転準備を始めていたことを裏付けるもの。このほか、塚田さんの祖父の日記で海軍関係者が移転準備で滞在した記録や、海軍関係者が残した食器などがあるという。