薬師寺 食堂は僧侶300人想定 別格の広さだった

薬師寺の食堂は僧侶300人想定の別格の広さだった
 奈良文化財研究所は1月24日、薬師寺(奈良市)の、僧侶が食事や修行をした食堂(じきどう)の創建時の規模は約625平方㍍と広かったことが分かったと発表した。食堂は土と砂を突き固めた基壇の上に築かれ、東西40.7㍍、南北15.4㍍。規模は僧坊に住んでいたと推測される僧侶約300人が十分に入れる大きさという。「薬師寺縁起」によると、食堂の規模は東大寺、大安寺に次ぐ大きさとされているが、その記録をほぼ裏付けている。