二条城の唐門を一般公開「菊」の金具下から「葵」の紋

二条城の唐門を一般公開「菊」の金具下から「葵」の紋
 元離宮二条城事務所は8月28日、世界遺産の二条城(京都市中京区)で、約1年半かかった唐門(重要文化財)の修理を終え一般公開した。唐門に、天皇家を表す菊の金具下から徳川家の葵(あおい)の紋が見つかった。徳川家の城だった二条城は1867年の大政奉還により、朝廷の管理下に入り、84年に天皇家の別荘「二条離宮」となった際に金具が付けられたとみられる。二条城では、葵紋が削り取られる一方、残されているところもあるという。