山形・舘山城跡で石垣の一部発見 伊達政宗の命で建設か

 山形県米沢市教育委員会は、伊達政宗(1567~1636年)の祖父、晴宗が築いたとされる舘山城跡(米沢市)の発掘調査で、新たに石垣の一部を発見したことを明らかにした。今回、本丸跡付近で、7~8個の切り石からなる幅約5㍍、高さ約80㌢の石垣の一部を確認した。権力を象徴していた石垣が発見されたことで、伊達家の本格的な居城だった可能性が高まった。同市教委では「当時としてはかなり立派な石垣で、文献などから政宗が命じて造らせたものとみられる」と分析している。