豪州で歯を持つ巨大カモノハシの化石見つかる

 オーストラリアのニューサウスウェールズ大のチームは11月4日、クイーンズランド州で体長が現存種の2倍の約1㍍に達し、大きな歯を持つカモノハシの仲間の化石を発見したと発表した。チームは、1500万~500万年前に水辺に生息していたと推定している。また、歯が退化した口で昆虫などをすりつぶして食べる現存種と異なりカメやカエルなども捕食していた可能性があるとみている。鳥のようなくちばしを持ち、哺乳類なのに卵を産むというユニークな生態のカモノハシの進化過程を知る手掛かりになりそうだ。