天武・持統天皇陵を考古学者ら15研究者団体が調査

天武・持統天皇陵を考古学者ら15研究者団体が調査
 宮内庁が天武・持統両天皇の合葬陵として管理する奈良県明日香村の野口王墓古墳(のぐちおうのはかこふん、7世紀後半)を2月21日午後、日本考古学、歴史学の15の研究者団体が立ち入り調査し、墳丘の形状や地表に露出している石材などを観察した。調査には研究者16人が参加。同庁職員に案内されて約1時間半かけて古墳の最下段を回った。
 同古墳は7世紀の天皇陵特有とされる八角形墳。被葬者は両天皇で間違いないとみる研究者が多い。宮内庁は昨年、墳丘を5段構造とする詳細な復元案や、かつての発掘で見つかった石敷きの写真などを公表している。