水無瀬離宮の建物跡見つかる 大阪府島本町

水無瀬離宮の建物跡見つかる  大阪府島本町

 大阪府島本町教育委員会は8月6日、同町内の製薬会社の研究施設予定地(島本町桜井)から、13世紀~13世紀前半(鎌倉時代)の建物跡が見つかり、当時の最高権力者だった後鳥羽上皇(1180~1239年)が造営したとされる「水無瀬(みなせ)離宮」の一部と考えられると発表した。

 水無瀬離宮の遺構が見つかったのは2009年12月に次いで2カ所目。最初に発見された遺構に近い高台で、同町教委は「過去の文献に記された、洪水による離宮の高台移転を裏付ける貴重な史料」としている。