月別アーカイブ: 2014年8月

夏野菜1~2割安 気温高で生育良く出荷増で

夏野菜1~2割安気温高で生育良く出荷増で

 トマト、ナス、キュウリなどこの時期に旬を迎える夏野菜が安めだ。市場ではトマトが前年に比べて2割、ナスが2割、キュウリ1割安い。気温が高いため、生育がよく出荷が増えているためだ。

 東京・大田市場の卸値はトマトが4㌔860程度が中心で、前年同期比2割安い。ナスは5㌔1000円弱で同2割、キュウリも5㌔970円程度と1割安い。

ANA タイでパイロット訓練事業 9月から開始

ANA タイでパイロット訓練事業 9月から開始

 ANAホールディングス(HD)はタイでパイロット訓練事業に乗り出す。現地の格安航空会社(LCC)のノック・エアや大学と共同で訓練会社「パンナム・インターナショナル・フライトトレーニングセンター」をタイ・バンコクに設立。9月から事業を開始する。ANAHDが持つ育成ノウハウをもとにした教育体系を導入する。

 資本金は830万㌦(約8億5000万円)。ANAHDはシンガポールの投資管理子会社を通じて75%、ノック・エアが15%、航空学科のあるアサンプション大学が10%をそれぞれ出資する。アジアではLCCの拡大でパイロットの採用が増えており、タイを中心に航空会社の引き続きパイロットへのニーズは大きいと判断した。

大阪産夏野菜の需要拡大目指し東京で試食会

大阪産夏野菜の需要拡大目指し東京で試食会

 大阪府は府内産の農水産物ブランド「大阪産(もん)」の宣伝、普及を目指し、東京のフランス料理店で8月28日に試食会を開く。毛馬胡瓜(けまきゅうり)など夏野菜を材料にフランス料理と日本料理を数点ずつ提供し、料理人や食材の購買担当者らに試食してもらう。大阪産を使う首都圏の店舗を増やし、大阪産の出荷量の拡大を目指す。

 試食会は「大阪産食材検討会in東京」と題し、港区愛宕の「ジェ・アッシュ・ワイン&マリアージュ」で開く。泉州水なす、勝間南瓜(こつまなんきん)、大阪いちじく、などの食材を使う。同店と料理教室「食彩わたぬき」の料理人が調理する。

大阪産夏野菜の需要拡大目指し東京で試食会

大阪産夏野菜の需要拡大目指し東京で試食会

 大阪府は府内産の農水産物ブランド「大阪産(もん)」の宣伝、普及を目指し、東京のフランス料理店で8月28日に試食会を開く。毛馬胡瓜(けまきゅうり)など夏野菜を材料にフランス料理と日本料理を数点ずつ提供し、料理人や食材の購買担当者らに試食してもらう。大阪産を使う首都圏の店舗を増やし、大阪産の出荷量の拡大を目指す。

 試食会は「大阪産食材検討会in東京」と題し、港区愛宕の「ジェ・アッシュ・ワイン&マリアージュ」で開く。泉州水なす、勝間南瓜(こつまなんきん)、大阪いちじく、などの食材を使う。同店と料理教室「食彩わたぬき」の料理人が調理する。

国産食材への需要急増 中国の期限切れ肉使用で

国産食材への需要急増 中国の期限切れ肉使用で

 中国の食肉加工会社の期限切れ鶏肉使用問題を受け、国産鶏肉を使ったチキンナゲットへの注文が急増している。野菜など宅配を手掛ける大地を守る会(千葉)では、7月24~31日のウェブストアでの注文件数は前年同期に比べ3.3倍に増えた。安全・安心を求める消費者からの注文が増えているからだ。

 大地を守る会が販売しているチキンナゲットは秋川牧園(山口市)が育てた鶏を使い食品添加物は使用していないという。チキンナゲット以外の鶏肉商品も軒並み注文件数が急増している。チキンカツは前年同期比4割強増え、鶏天は3割増となっている。

 

水無瀬離宮の建物跡見つかる 大阪府島本町

水無瀬離宮の建物跡見つかる  大阪府島本町

 大阪府島本町教育委員会は8月6日、同町内の製薬会社の研究施設予定地(島本町桜井)から、13世紀~13世紀前半(鎌倉時代)の建物跡が見つかり、当時の最高権力者だった後鳥羽上皇(1180~1239年)が造営したとされる「水無瀬(みなせ)離宮」の一部と考えられると発表した。

 水無瀬離宮の遺構が見つかったのは2009年12月に次いで2カ所目。最初に発見された遺構に近い高台で、同町教委は「過去の文献に記された、洪水による離宮の高台移転を裏付ける貴重な史料」としている。

府内の上半期の詐欺被害総額は昨年並みの最悪ペース

府内の上半期の詐欺被害総額は昨年並みの最悪ペース

 大阪府警のまとめによると、府内の今年上半期(1~6月)に発生した振り込め詐欺など「特殊詐欺」の被害総額は16億7500万円(前年同期比2%減)に上り、過去最悪だった昨年とほぼ同じペースとなっていることが分かった。認知件数は284件でほぼ半減したが、1件当たりの被害額が1.8倍に膨らんでいる。金融商品の購入を持ちかけて、現金を郵送させる手口で高額被害が頻発している。

 昨年、被害の多かった手口のうち「医療費を還付する」などと偽る還付金詐欺44件、オレオレ詐欺23件などが上位を占めた。

 

近畿の7月の景況感4カ月ぶりに改善 民間調べ

近畿の7月の景況感4カ月ぶりに改善 民間調べ

 帝国データバンク大阪支社が発表した7月の近畿2府4県の景気動向調査は、企業の景況感を示す指数(DI)が45.4と前月比0.8ポイント改善した。前月を上回るのは4カ月ぶり。全国10地域でみると、台風8号の影響を受けた四国を除き、14カ月ぶりに最下位から脱した。全国(46.9)との差は前月比0.4ポイント縮まった。

上海福喜の「期限切れ肉」問題で日中が実務者級協議

上海福喜の「期限切れ肉」問題で日中が実務者級協議

 日本、中国両政府は8月6日、中国の食品メーカー、上海福喜食品(上海市)が使用期限切れの肉を加工品に使っていた問題を巡り、北京市で実務者級の協議を開いた。中国側は5日までの調査で、上海福喜が対日輸出した食品に問題はないと説明。日本側は具体的な根拠とともに、最終結果を示すよう求め、食の安全での両国の連携を確認した。

 日本から厚生労働省輸入食品安全対策室の三木朗室長や外務省の担当者らが参加。中国側は品質管理当局の質量監督検疫当局や外務省の担当者らが出席した。

コメの値決め 14年産から一部入札方式に

コメの値決め 14年産から一部入札方式に

 全国農業協同組合連合会(全農)は流通業者に対するコメの販売価格の決め方を見直す。従来は全農が産地や銘柄ごとに決めた価格を流通業者に提示してきたが、2014年産米から流通業者の希望価格を募り販売する「入札方式」も加える。店頭の売れ行きなど流通実態を反映した値決めを採用することで、コメの流通、店舗価格が一段と下がる可能性がある。

 新方式は、全農が毎月、コメ卸会社の購入希望数量と価格を聞いたうえで高値を付けた順に販売先を決める。8月20日に1回目の取引希望銘柄を提示する。

 全農の13年産米の販売実績は6月末までで145万㌧と前年比14%減。消費者のコメ離れもあり、新米の収穫前の今年6月末の民間在庫は過去最高水準に膨らんでいる。