夏野菜1~2割安気温高で生育良く出荷増で
トマト、ナス、キュウリなどこの時期に旬を迎える夏野菜が安めだ。市場ではトマトが前年に比べて2割、ナスが2割、キュウリ1割安い。気温が高いため、生育がよく出荷が増えているためだ。
東京・大田市場の卸値はトマトが4㌔860程度が中心で、前年同期比2割安い。ナスは5㌔1000円弱で同2割、キュウリも5㌔970円程度と1割安い。
ANA タイでパイロット訓練事業 9月から開始
ANAホールディングス(HD)はタイでパイロット訓練事業に乗り出す。現地の格安航空会社(LCC)のノック・エアや大学と共同で訓練会社「パンナム・インターナショナル・フライトトレーニングセンター」をタイ・バンコクに設立。9月から事業を開始する。ANAHDが持つ育成ノウハウをもとにした教育体系を導入する。
資本金は830万㌦(約8億5000万円)。ANAHDはシンガポールの投資管理子会社を通じて75%、ノック・エアが15%、航空学科のあるアサンプション大学が10%をそれぞれ出資する。アジアではLCCの拡大でパイロットの採用が増えており、タイを中心に航空会社の引き続きパイロットへのニーズは大きいと判断した。
コメの値決め 14年産から一部入札方式に
全国農業協同組合連合会(全農)は流通業者に対するコメの販売価格の決め方を見直す。従来は全農が産地や銘柄ごとに決めた価格を流通業者に提示してきたが、2014年産米から流通業者の希望価格を募り販売する「入札方式」も加える。店頭の売れ行きなど流通実態を反映した値決めを採用することで、コメの流通、店舗価格が一段と下がる可能性がある。
新方式は、全農が毎月、コメ卸会社の購入希望数量と価格を聞いたうえで高値を付けた順に販売先を決める。8月20日に1回目の取引希望銘柄を提示する。
全農の13年産米の販売実績は6月末までで145万㌧と前年比14%減。消費者のコメ離れもあり、新米の収穫前の今年6月末の民間在庫は過去最高水準に膨らんでいる。