優雅に”蹴”高く 京都・下鴨神社で「蹴鞠初め」

優雅に”蹴”高く 京都・下鴨神社で新年「蹴鞠初め」

平安時代に貴族が楽しんだ「蹴鞠(けまり)」を神前に奉納する「蹴鞠初め」が1月4日、京都市左京区の下鴨神社であった。雪化粧した境内で、「蹴鞠保存会」メンバーが鞠を蹴る度に発する「ヤア」「オウ」などの掛け声が響いた。約15㍍四方の「鞠(まり)場」で、古式ゆかしい装束を身に着けた男女8人が1組となり、シカ皮でできた鞠(直径約20㌢)を蹴り合う。約3000人の参拝者らは、見事な足さばきに歓声を挙げていた。