近畿の中小企業の10~12月期は非製造業とも業況悪化
日本政策金融公庫大阪支店が1月27日発表した近畿地区の中小企業動向調査によると、2014年10~12月期の業況判断指数(前年同期に比べ「好転」と答えた割合から「悪化」を差し引いた値)は、プラス3.7と7~9月期比4.3ポイント低下した。製造業はプラス4.5と8.7ポイント低下した。前回調査では業況好転を予測する企業が多かった非製造業も1.3ポイント低い2.7と振るわなかった。
14年の外食売り上げ マクド不振で3年ぶり前年割れ
日本フードサービス協会が1月26日発表した2014年の外食売上高(全店ベース)は前年比0.2%減と3年ぶりに前年を下回った。日本マクドナルドホールディングス(HD)の売上高が、中国の工場で期限切れ鶏肉の使用問題が発覚した14年7月以降、低迷したことが大きく響いた。台風、豪雨といった夏の悪天候も影響した。客数は前年比2.9%減と2年連続のマイナスだった
ファミリーレストランが同3.2%増と順調だったが、ファストフードが同2.1%減と2年連続で前年を下回った。同分野で大きな比重を占めるマクドナルドの低迷が直撃した形。このほか「洋風」が同7.0%減、牛丼など「和風」は5.4%増、「麺類」は同5.6%増だった。