月別アーカイブ: 2015年1月

14年の日本の農産物・食品輸出過去最高に

14年の日本の農産物・食品輸出過去最高に

日本の農林水産物・食品の2014年の輸出額が過去最高を更新する見通しとなった。同省が1月13日公表した集計によると、14年1~11月の輸出額は前年同期比11.1%増の5482億円。12月分が加わると、13年通年の5505億円を上回るの確実な情勢だ。海外での和食ブームや円安の進行が背景にあり、2020年に輸出額1兆円の目標の実現に向けて、政府はさらなる輸出拡大を目指す。

14年1~11月の輸出額の内訳は加工食品を含む農産物が3183億円、水産物が2110億円、丸太などの林産物190億円。品目別では牛肉が71億円(前年同期比41.4%増)と大幅な増加。数量でも1081㌧(同37.2%増)となり、通年で初めて1000㌧を超えた。野菜・果実(同28.5%増)やコメなどの穀物(同21.4%増)も大幅な伸びを示している。

ゴーベル・イ商業相が訪日 宮沢経産相らと会談

ゴーベル・イ商業相が訪日 宮沢経産相らと会談

インドネシアのゴーベル商業相は1月19日から4日間の日程で日本を訪問する。日本滞在中、宮沢経済産業相はじめ、政界、財界関係者らとの会談や、インドネシアに投資している日本企業トップとの会談も組まれる予定。地元メディアなどが報じた。

生乳 5年連続値上げ 1㌔平均3.6円高で早期決着

生乳5年連続値上げ 1㌔平均3.6円高で早期決着

ホクレン農業協同組合連合会(札幌市)は、大手・中堅乳業メーカー16社との間で、バターなど乳製品の原料となる生乳の2015年度の販売価格を14年度に比べ1㌔当たり平均3円60銭上げることで合意した。飼料価格など生産コストの増加を反映した結果で、値上げは5年連続。近年では異例の早い決着となった。

みずほ銀行 インド・グジャラート州工業開発局と覚書

みずほ銀行 インド・グジャラート州工業開発局と覚書

みずほ銀行は1月13日、インドのグジャラート州工業開発局と1月11付で業務協力覚書を締結したと発表した。定期的な意見交換のほか、情報発信やセミナー開催などを通して日系企業の同州進出を推進する。みずほ銀行は2015年度内にグジャラート州の最大都市アーメダバードへの拠点開設も予定している。

近畿の14年企業倒産 件数で7.5%減・負債額で18.4%減

近畿の14年企業倒産 件数で7.5%減・負債額で18.4%減

東京商工リサーチによると、2014年の近畿2府4県の企業倒産件数は2490件で前年比7.5%減、負債総額は3246億3200万円で同18.4%減となった。滋賀県と和歌山県で増えたが、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県の2府2県で減少した。

14年の全国企業倒産(負債総額1000万円以上)は、件数で前年比10.3%減の9731件、負債総額で同32.6%減の1兆8740億6500万円だった。件数で6年連続で前年を下回り、1990年以来、24年ぶりに1万件を下回った。33都道府県で前年を下回った。負債総額では2年連続で前年を下回り、1990年以来、24年ぶりに2兆円を割り込んだ。負債100億円以上の大型倒産は7件(前年21件)にとどまり、負債1億円未満(構成比71.6%)中心に推移した。

マレーシア大学生が千葉県の魅力を体験、青少年交流

マレーシア大学生が千葉県の魅力を体験、青少年交流

千葉県はマレーシアとの青少年交流の一環で、同国の大学生10人を初めて県内に招き、1月5日から9日までモニターツアーを行った。8日には大学生らが県庁を訪問し、森田健作知事に県内で印象ブカかっら場所や味を報告した。同知事は2014年1月にトップセールスでマレーシアを訪問。同国のナズリ観光文化相と青少年の交流事業の実施について合意した。これを受け、同年8月に千葉県内の高校生をマレーシアに派遣。今回は日本語を学ぶ大学生をモニターとして招いた。彼らにはフェイスブックなどを通じ、千葉県の魅力を発信してもらう。

マレーシアの学生一行はマザー牧場や銚子市の犬吠埼灯台、佐原の街並み散策、成田山新勝寺やイチゴ狩りなどを巡った。県庁で知事に「犬吠埼東大は風が強く寒かったけれど、見渡す限り海でとてもきれい」、「房州うちわ作りが興味深かった」などと報告。また、千葉のおいしい味では「マザー牧場のビワのアイス」や「千葉の魚」などの口々に応えていた。東京新聞電子版が報じた。

クレハ環境と川崎市 マレーシアでバイオマス発電事業

クレハ環境と川崎市 マレーシアでバイオマス発電事業

クレハ環境(福島県いわき市)は、マレーシアペナン州で剪定(せんてい)枝などを燃料としたバイオマス発電施設の導入可能性調査を実施する。ペナン州と低炭素都市形成支援事業で提携する川崎市も支援する。1月12日にペナン州で州政府、クレハ環境、川崎市などの関係者が一堂に会してキックオフ会議を開く。発電施設は日量200㌧の剪定枝など木質系廃棄物を用い、出力6000㌔㍗(KW)を想定。2月末まで可能性調査を行ったうえで、4月以降に施設設置のための実証調査に移行する予定。NNAが報じた。

徳島・えびす祭りに「野菜みこし」 県産野菜PR

徳島・えびす祭りに「野菜みこし」 県産野菜PR

特産のサツマイモやレンコンなど約40種類の野菜を宝船に飾り付けた「野菜みこし」が1月10日、徳島市中心部で開かれている「えびす祭り」に登場した。地元の商店街振興組合が「県産野菜のおいしさを知ってほしい」と2012年に始めて4回目。組合員ら10人がこの神輿を担いで周辺を練り歩いた後、野菜は参拝者らに無料で配られた。

2ケタ減続く マクドナルド14年12月売上高21%減

2ケタ減続く マクドナルド14年12月売上高21%減

日本マクドナルドホールディングスが1月9日発表した2014年12月の既存店売上高は、前年同月比21.2%減と、11カ月連続で前年を下回った。期限切れ鶏肉使用が発覚した14年7月以降、2ケタ減が続いているが、20%以上の減少は14年8月以来。来店客数は14.2%減と大きく落ち込んだ。客数の2ケタ減も、14年8月から5カ月続いている。客単価は8.2%減で、14年8月(9.8%減)以降で最大の下落幅になった。ポテトの販売制限に伴い、一部のセットメニューを値下げした影響が大きかった。

平安祈る音色 国内最古の鰐口 和歌山鷺ノ森遺跡で出土

平安祈る音色 国内最古の鰐口 和歌山鷺ノ森遺跡で出土

和歌山市教育委員会は1月9日、同市の鷺ノ森遺跡の9世紀末~10世紀初めの地層から、金属製の音を出す仏具、鰐口(わにぐち)が出土したと発表した。国内最古とみられる。青銅器で幅9.3㌢、高さ9㌢、厚さ4㌢と小型だった。鰐口は僧侶が携帯する小型仏具で,鎌倉時代の絵画「一遍上人絵伝」には僧侶が経を唱えながら打ち鳴らす様子が描かれている。鎌倉時代以降、次第に大型化し、神社や仏閣の正面軒先につるされるようになった。