月別アーカイブ: 2015年2月

JFEエンジ 植物工場「スマートアグリプラント」に温泉熱

JFEエンジ 植物工場「スマートアグリプラント」に温泉熱

JFEエンジニアリングは1月30日、北海道苫小牧市にある植物工場「スマートアグリプラント」を拡張すると発表した。現在の2つの植物工場に加え、第3工場を6月に着工する。暖房用の熱源として温泉熱を利用するため、温泉の掘削を同日始めた。温泉の掘削と第3工場の建設で8億円強を投資する予定。同社のスマートアグリプラントは2014年8月に事業を開始。天然ガスの供給を受け、ガスエンジンで電力、温水、排ガス(二酸化炭素)の3つの植物工場に供給するしくみを持つ。

ミラノに5月和食店 現地万博に合わせ開業 TFT

ミラノに5月和食店  現地万博に合わせ開業 TFT

NPO法人、TABLE FOR TWO international(TFT、東京都港区)は、三井物産などの協力を得て5月、イタリア・ミラノ市内の2カ所に和食店「ピースキッチン」を開業する。和食人気の高まりを受け、ミラノ万博に合わせ開業。現地の人々や観光客らに日本企業や和食文化をアピールする。

日本の海上保安庁、ミャンマーに航空機を初派遣

日本の海上保安庁、ミャンマーに航空機を初派遣

日本の海上保安庁は1月19~23日の日程で同庁航空機のファルコン900「ちゅらわし」をミャンマーとフィリピンに派遣した。海賊行為などの緊急事態に対応するための国際飛行能力の維持・向上などが目的で、ミャンマーに航空機を派遣したのは初めて。21日には海上保安庁の業務に理解を深めてもらうため、ミャンマー海事局の3人の職員に対し、航空機の説明や機体設備見学、体験飛行を行った。NNAが報じた。

「琳派」誕生400年祝う 1年かけ展覧会など開催

「琳派」誕生400年祝う 1年かけ展覧会など開催

美術や工芸など幅広い分野に影響を与えた「琳派(りんぱ)」の誕生400年を祝う記念祭の開幕記念フォーラムが1月31日、京都市下京区の京都劇場で開かれた。記念祭は琳派の祖とされる本阿弥光悦が徳川家康から、洛北の鷹峯(たかがみね)に土地を与えられた1615年を誕生年と定め、これから約1年かけて展覧会や講演会などを開催する。フォーラムは絵師・俵屋宗達の「風神雷神屏風図」をイメージした尺八、和太鼓、箏(こと)の演奏で幕開け。山下裕二・明治学院大教授らが影響を受けた現代の美術作品やデザインを解説し、金剛流若宗家の金剛龍謹(たつのり)さんが能「山姥(やまんば)」を上演した。

「和食を世界に」世界の料理人が腕競う 京都で”和食道”

「和食を世界に」世界の料理人が腕競う 京都で”和食道”

和食の魅力を国内外へ発信するイベント「和食道」(農林水産省など主催)が1月30日、京都市で始まり、世界各地の和食料理人たちが腕を競った。27カ国1100人の和食料理人から応募があり、試作品審査などで選ばれたパキスタンやイタリアの料理人らが参加。和食道の開催は初めて。イベントは2月1日まで。

コメの相対取引価格の値下がり続く 販売伸び悩む

コメの相対取引価格の値下がり続く 販売伸び悩む

コメの値下がりが止まらない。農林水産省が1月30日発表した2014年産米の12月の相対取引価格は前月比0.2%安だった。JAグループは一定量を今秋まで保管する市況対策や、飼料用米の増産で主食用米の余剰感を減らそうとしているが、販売は伸び悩んでいる。思惑通りに価格が反転するかは不透明だ。

白菜、ニンジンの出荷量多く卸値は平年より2割超安

白菜、ニンジンの出荷量多く卸値は平年より2割超安

農林水産省は1月30日、野菜の2月の卸価格の見通しを発表した。全体的に野菜の生育が順調という。消費量が多い野菜14品目のうち、白菜とニンジンは出荷数量がとくに多い。そのため卸価格は、平年(過去5年平均)より2割以上も安くなるとしている。ほかの品目は価格が平年並みになる見通し。

近鉄がUSJと提携 ハルカス含め海外観光客誘致へタッグ

近鉄がUSJと提携  ハルカス含め海外観光客誘致へタッグ

近畿日本鉄道と近鉄百貨店は1月30日、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)を運営するユ・エス・ジェイとパートナーシップ契約を結んだと発表した。新アトラクションが人気のUSJと日本一の高さの高層ビル「あべのハルカス」で、外国人観光客の誘致に向け協力する。3社が協力し、海外の旅行会社にUSJとハルカスを組み込んだ専用の旅行商品をつくるよう働きかける。まず中国、台湾、香港に売り込み、年間十数万人規模の来日客を見込む。契約期間など具体的な条件は非公表。