幕末と世界史のうねり 司馬遼太郎記念学術講演会

幕末と世界史のうねり 司馬遼太郎記念学術講演会

作家、司馬遼太郎さんの業績をしのび、日本人と日本の文化について考える「司馬遼太郎記念学術講演会」が7月11日、大阪市北区のサンケイホールブリーゼで開かれ、法政大学総長の田中優子氏と東京大学名誉教授の山内昌之氏が「幕末への道~世界史のうねりと日本の知性」をテーマに、講演と対談を行った。
田中氏は、江戸時代はインドなどから伝来した技術をもとに日本独自の産業を発展させ、遠近法や印刷術も発達させた」などと述べ、江戸時代をグローバリゼーションの時代と位置付けた。
山内氏は、幕末は迫りくる欧米やロシアからいかに国を守り、近代化や産業化を図っていくかが課題だった」と指摘。薩摩藩などが半独立国家として自ら産業育成や改革に取り組んだことに触れ、「先人の知恵に学ぼう」と述べた。対談では、秋田蘭画や浮世絵の話でも盛り上がった。