京大 吉田松陰の志伝える「尊攘堂」石標 元の位置に

京大 吉田松陰の志伝える「尊攘堂」石標 元の位置に

幕末の思想家、吉田松陰(1830~59年)の遺志を継ごうと明治時代に京都大学(京都市左京区)の構内に建てられた「尊攘堂(そんじょうどう)」。その名称を刻む石標は、第二次世界大戦の終戦直後、マッカーサーの連合軍総司令部(GHQ)の目に触れることを恐れて、隠されたとみられ、所在不明になった。
だが、大学構内で見つかり2014年末に尊攘堂の脇に戻された。折から今年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」に取り上げられたこともあって、松陰の志を伝える歴史遺産として脚光を浴びている。
尊攘堂は明治36年建設。京大吉田キャンパスの時計台西側にある洋風建築で、現在は文化財総合研究センターの資料展示室として使われている。平成10年、国の登録有形文化財になった。石標は高さ約130㌢、幅約25㌢で、昭和15年に皇紀2600年を記念して設置された。