比マニラの鉄道整備に2420億円の円借款供与

比マニラの鉄道整備に2420億円の円借款供与

マレーシアを訪問中の城内実実外務副大臣は8月5日、フィリピンのアルバート・デルロサリオ外相と会談し、同国の首都マニラで計画している鉄道整備事業に約2420億円の円借款を供与する方針を正式に伝えた。安倍信三首相が5月に打ち出した「アジアでの質の高いインフラ投資」の一環で、大規模な政府開発援助(ODA)で成長を後押しする。
対象になるのはフィリピン政府が進める「南北通勤鉄道計画」のうち、マロロス(ブラカン州)からマニラに延びる約40㌔㍍区間の整備。首都圏の交通網を強化し、深刻な交通渋滞を緩和するのが狙い。総事業費3000億円の80%にあたる金額を国際協力機構(JICA)を通じて貸し付け、残りはフィリピン政府が拠出するという。日本経済新聞が報じた。