月別アーカイブ: 2015年8月

「日本ワイン」ブドウ生産増やす 関西のワイナリー

「日本ワイン」ブドウ生産増やす 関西のワイナリー

関西のワイナリー各社が原料にするブドウの栽培面積を拡大したり、醸造施設を拡張したりして生産量を増やしている。国産ブドウを原料にして、国内でつくる「日本ワイン」を取り扱う飲食店や小売店が多くなっているためだ。
カタシモワインフード(大阪府柏原市)は、この2年間で自社のブドウ畑を1.5倍の3㌶に拡大。醸造用タンクも12本増やして54本にした。仲村わいん工房(大阪府羽曳野市)もブドウ畑を増やしている。今後も休耕地を借りるなどして栽培面積を増やす方針だ。羽曳野市では飛鳥ワインもブドウ畑を広げている。外食チェーンや全国のレストランから注文が増えており、つくれば売れる状況という。
大阪府でつくられるワインの生産量は国産ワイン全体の3%ほどに過ぎないが、昭和初期にはブドウの栽培面積が全国の都道府県でトップクラスだった時期がある。

ここだけの土産、食事が人気 新大阪エキマルシェ

ここだけの土産、食事が人気 新大阪エキマルシェ

3月4日オープンしたJR新大阪駅構内の商業施設「エキマルシェ新大阪」が予想を上回る賑わいを見せている。7月末までの土産物などの売上高は当初計画比2割増と好調で、訪日外国人も含む旅行客が増える夏休み期間中は3割増とさらなる上振れが見込まれている。
エキマルシェ新大阪は同駅の大規模リニューアルの一環として整備され、店舗面積を従来の1.5倍に拡大。地元企業のアンテナショップなどが出店し、ここでしか買えない関西土産や食事が楽しめるのが特徴。関西で80年以上前から販売されている銘菓「うぐいすボール」などが人気を集めている。

パナソニック 西ジャワ州の小学校に電源コンテナ

パナソニック 西ジャワ州の小学校に電源コンテナ

パナソニックはインドネシア西ジャワ州バンドン県バンジャルサリ村のマラバル公立第四小学校に、山間部地域の教育環境改善を目的に、パナソニックが開発した太陽光独立電源パッケージ「パワーサプライコンテナ」を設置。7月30日にプロジェクトのパートナーであるインドネシアのNGO団体のFEDUs(フェデゥス)と共同で、引き渡し式を開催した。引き渡し式には来賓としてバンドン県関係者、在インドネシア日本国大使館の田子内参事官ほか、京氏や生徒約350人が出席した。
標高1500㍍のバンジャルサリ村のマラバル公立第四小学校は、半径1~2㌔㍍ほどの茶畑の中にあり、この32年間無電化状態が続いていた。
パワーサプライコンテナは、パナソニック製の太陽光パネルや蓄電池を活用した独立電源パッケージ。授業のある時間帯は、このパワーサプライコンテナから教室の電気設備に電力を供給し、照明器具の店頭やパソコン、テレビを活用した視聴覚教材の提供などで教育環境を改善する。
ビジネスワイヤが報じた。

消費増税の「影響残っている」86% 府内中小企業

消費増税の「影響残っている」86%  府内中小企業

大阪シティ信用金庫がまとめた大阪府内の中小企業の景気実感調査によると、2014年4月の消費税率引き上げの景気や経営への悪影響について「残っている」と答えた企業の割合は86.7%に上った。「ほとんどない」は13.3%にとどまった。
景気の実感については「回復している」は33.0%で、「足踏み状態」が51.1%に上った。調査は7月上旬に行われ、取引先約1400社が回答した。

15年産コメ作況「平年並み」全国的に生育順調

15年産コメ作況「平年並み」全国的に生育順調

民間コメ調査会社、米穀データバンク(東京都千代田区)は8月6日、2015年産米の作況指数(平年=100)が7月末時点で100と「平年並み」になるとの見通しを発表した。北海道や九州が天候不順の影響を受けるが、全国的な生育は順調に推移しているとした。
主産地の東北が103、関東は102で「やや良」だった。一方、北海道が98、九州は97で「やや不良」だった。15年産の主食用米の作付面積は142万1000㌶と推計した。予想収穫量は14年産米と比べ31万㌧減の757万㌧とした。生産数量目標(751万㌧)を6万㌧上回るとみている。

日本マクドナルド 顧客離れ止まらず8/12にテコ入れ策

日本マクドナルド 顧客離れ止まらず8/12にテコ入れ策

日本マクドナルドが8月7日発表した7月の既存店売上高は前年同月比12.6%減と18カ月連続でマイナスとなった。使用期限切れ鶏肉問題が2014年7月に発覚してから丸1年経過しても、顧客離れを食い止められない窮地にある同社の姿が改めて浮き彫りになった。サラ・カサノバ社長は12日の中間決算会見で、販売テコ入れ策を発表する予定だ。

長崎の海底で旧日本海軍の先進の潜水艦発見

長崎の海底で旧日本海軍の先進の潜水艦発見

海上保安庁は8月7日、長崎県・五島列島の東南東約35㌔の海底で旧日本海軍の潜水艦とみられる24隻の船影を発見したと発表した。この海域では、終戦後の1946年4月、当時世界最大の潜水艦だった「伊402」(全長約120㍍、水中排気量約6600cc)など24隻が処分のため米軍に撃沈されたとの記録があり、船影の大きさや形状と合致するという。
爆撃機を3機格納できる、当時世界最大級の潜水艦(「伊402」)の開発は、連合艦隊の司令長官、山本五十六の発案とされ、米国本土への攻撃に使用する計画があったという。だが、不運にも出撃することなく終戦を迎え、戦後処分された。

14年度食料自給率39% 5年連続変わらず

14年度食料自給率39% 5年連続変わらず

農林水産省は8月7日、2014年度のカロリーベースの食料自給率が5年連続で39%だったと発表した。小麦と大豆の生産量は増えたが、ほとんどを国産が占めるコメの需要が減ったことから、自給率は変わらなかった。
政府は自給率目標を3月に50%から45%へ引き下げたが、この数字も大きく割り込んでおり、農政の一段の見直しが求められそうだ。コメは1人当たりの年間消費量が1.7㌔減の55.2㌔と過去最低で、全体を0.2㌽押し下げた。輸入に依存する食用油など油脂類は中・外食の需要増を背景に消費量が増え、0.2㌽押し下げた。

花紀京さん死去 吉本新喜劇 ボケ役で人気

花紀京さん死去  吉本新喜劇  ボケ役で人気

吉本新喜劇のボケ役で人気を集めたタレントの花紀京(はなき・きょう、本名・石田京三=いしだ・きょうぞう)さんが8月5日夜、肺炎のため大阪市内の病院で死去した。78歳だった。葬儀は近親者のみで営む。
花菱アチャコとのコンビで昭和漫才の全盛期を築いた横山エンタツの次男。関西大学文学部仏文科中退後に芸能界入り。脚本家の花登こばこが大村崑さん、芦屋雁之助さん、芦屋小雁さんらと結成した劇団「笑いの王国」に参加、「花紀京」という芸名は花登が付けた。脱退後、吉本新喜劇で座長を務めた。
とりわけ一升瓶を片手に、ニット帽を被り、地下足袋を履いた土木作業員姿で絶妙のボケを魅せた。ひょうひょうとした、人情味あふれる演技で観客を引き付けた。

14年度近畿の国税3年連続増 7年ぶり8兆円台

14年度近畿の国税3年連続増 7年ぶり8兆円台

大阪国税局は8月6日、近畿2府4県で2014年度に収められた国税総額が8兆2885億円となり、3年連続で増加したと発表した。景気回復に伴う企業業績の改善と消費増税の影響で、前年度から11.7%増え、リーマン・ショック前の07年度以来、7年ぶりに8兆円台を回復した。
税目別では消費税が2兆6328億円で42.5%の大幅増となったほか、源泉所得税の2兆1820億円(4.9%増)、法人税1兆7207億円(0.7%増)などで前年を上回った。