“大阪の恩人”に思いを馳せ 五代友厚 没後130年

“大阪の恩人”に思い馳せ 五代友厚 没後130年

大阪商工会議所の初代会頭で幕末から明治にかけて経済の近代化した尽くした五代友厚の命日にあたる9月25日、大阪市阿倍野区で墓前祭が行われた。五代は28日から放送が始まるNHK連続テレビ小説「あさが来た」で、女性実業家・広岡浅子をモデルとした主人公の精神的支柱として登場するほか、映画化(平成30年公開予定)も進行するなど、その功績を再検証する機運が高まる中、没後130年の節目に関係者らが思いを馳せた。
墓前祭は五代の功績を伝えようと平成25年に発足した任意団体「五代友厚プロジェクト」が企画した。この日、大阪市阿倍野区の市設南霊園にある五代友厚公墓所にプロジェクトのメンバーや五代の親族ら約100人が参列した。墓前祭の後には同区民センターでパネルディスカッションなどが行われた。大阪商法会議所(現・大阪商工会議所)や「大阪株式取引所」(現・大阪取引所)などの創設に力を尽くし「大阪の恩人」と呼ばれた。