月別アーカイブ: 2015年9月

鯖や とろさば総菜店を関西・東京デパ地下展開

鯖や とろさば総菜店を関西・東京デパ地下展開

さば料理専門店を運営する鯖や(大阪府豊中市)は、とろさばを使った総菜専門店「SABARキッチン」をデパ地下に展開する。まず9月30日に大丸京都店に出店し、2016年2月に大丸神戸店、同年秋に東京に進出する。さばののコロッケや南蛮漬け、おにぎりなど38種類を販売する。
鯖やは、とろさば料理専門の飲食店「SABAR」を関西や東京で7店舗運営している。今後の出店拡大に備えて、10月から豊中市に新工場を稼働させる。投資額は約7000万円。しめさばとすしの生産能力を従来の2.5倍に引き上げる。

JA茨城 ベトナム人農業実習生3年で300人受け入れへ

JA茨城 ベトナム人農業実習生3年で300人受け入れへ

日本の農業技術を学ぶため、JA茨城県中央会が受け入れているベトナム人農業技能実習生が、県内の農業系教育機関や受け入れ先農家で基礎知識や最先端技術を学んでいる。今年は2月の第1陣来日から8月末までに計62人を受け入れており、今後3年間で約300人の受け入れを目指す方針。ベトナムの農業振興とともに、高齢化が進む県内生産現場の人手不足解消につなげたい考えだ。
8月に来日した第5陣の技能実習生21人は9月1日、水戸市鯉淵町の鯉渕学園農業栄養専門学校で、日本の農作業に欠かせないトラクターや草刈り機、背負い動力噴霧器の使用法を学んだ。JA県中央会では10月にも16人を受け入れる予定だ。茨城新聞が報じた。

JR大阪駅で広島の神楽舞披露 山陽新幹線開業40周年

JR大阪駅で広島の神楽舞披露 山陽新幹線開業40周年

JR大阪駅の時空(とき)の広場で9月5日、広島県安芸高田市の塩瀬神楽団による舞台があり、笛や太鼓の音色に合わせ、鬼の面を付けた役者らが勇壮な舞を披露すると、見物客から盛んな拍手が起きた。
3月に山陽新幹線の開業40周年を迎えたJR西日本と、広島県・島根県観光連携協議会が秋の観光シーズンを前に神楽の上演イベントを企画。JR大阪駅では6日は島根県大田市の石見銀山神楽社中による舞台が予定されている。

サンマの資源保護で合意 17年中に漁獲量を算定

サンマの資源保護で合意 17年中に漁獲量を算定

北太平洋の漁業資源保護を議論する「北太平洋漁業委員会」は9月3日に東京都内で初会合を開き、サンマの資源保護で合意した。資源量を維持できる漁獲量を2017年中に算定する。水産庁が会合終了後、明らかにした。北太平洋のサンマ資源量が国際的に算定されるのは初めて。
サンマは太平洋全域に広く分布しているが、中国や台湾などの漁獲量が増えて減少傾向にある。日本は1997年から独自に総漁獲量を制限してきたが、資源を枯渇させないため国際的なルール作りを目指す。
この日の会合には日本、カナダ、ロシア、中国、韓国、台湾の6カ国・地域が出席し、米国もオブザーバーとして参加した。

世界遺産へ2000人の「巨大古墳」百舌鳥・古市古墳群

世界遺産へ2000人の「巨大古墳」百舌鳥・古市古墳群

百舌鳥・古市古墳群の世界遺産登録を後押しするため、大仙古墳(仁徳天皇陵)を模した前方後円墳を約2000人の「人文字」で描き、空撮するイベントが9月5日、堺市堺区の大浜公園であった。
参加者が画用紙を掲げると、縦約54㍍、横約37㍍の緑あふれる「巨大古墳」が姿を現した。市民らは公園の市民広場に集合、午後3時45分に手にした画用紙を一斉に約5分間頭上に掲げ、ヘリコプターで空撮した。緑色の墳丘部分の周囲にはブルーシートが敷かれ、水濠をイメージした。

世界遺産・韮山反射炉に落書き 一部にハングル文字

世界遺産・韮山反射炉に落書き 一部にハングル文字

「明治日本の産業革命遺産」の一つとして、世界文化遺産に今夏登録された「韮山反射炉」(静岡県伊豆の国市中)に落書きされていたことが9月5日、明らかになった。黒の油性ボールペンかフェルトペンで書かれたとみられ、溶液で一部は消えたが、消せなかった部分もある。同市は対応を文化庁と競技する。
落書きされたのは石炭の灰が落ちる「灰穴」の壁面のレンガ2カ所。ともに縦横約40㌢の範囲に、全部で約20の名前らしい文字が書かれていた。判読できないものが多いが、うち1個はハングル、残りは漢字という。

医療支援団 9/6ミャンマー・ヤンゴンへ出発

医療支援団 9/6ミャンマー・ヤンゴンへ出発

国内外の心臓病の子供たちを救う「明美ちゃん基金」によるミャンマーへの第1弾として、10人の医師らで結成された医療団が9月6日、ミャンマー・ヤンゴンの国立ヤンキン子供病院で医療支援を行うために日本を出発する。
7日から12日まで、心臓病の子供約20人にカテーテル治療や外科手術を行いながら、現地の医師らに日本の高度な医療技術を伝えていく予定。

JBIC アジア向けのインフラ投資支援を拡充

JBIC アジア向けのインフラ投資支援を拡充

日本の財務相は9月4日、政府系金融機関の国際協力銀行(JBIC)の資金基盤を強化し、アジア向けのインフラ投資支援を拡充する方針を発表した。民間金融機関の融資を組み合わせれば、5年間で約2兆円の投資や融資が可能になる見込みだ。鉄道や発電所などの需要は高く、日本の存在感を高めるのが狙いだ。中国主導で年内に発足を目指すアジアインフラ投資銀行(AIIB)に対抗する。

大阪府 インドネシア進出支援へ新組織「OIBN」

大阪府 インドネシア進出支援へ新組織「OIBN

大阪府と大和ハウス工業など46社は9月4日、インドネシア進出を望む府内企業の相談などを受け付ける組織「大阪府・インドネシアビジネスサポートネットワーク(OIBN)」を設立した。参加したのは府内に本社または事業所を持つ企業17社と、これらの企業グループのインドネシア現地法人など29社。日本国内の企業はオリックス、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行なども加わった。インドネシアを対象に官民で進出を支援する組織は珍しい。

JR西日本・私鉄9社 訪日客に16年4月から共通乗車券

JR西日本・私鉄9社 訪日客に16年4月から共通乗車券

JR西日本や関西の主要私鉄など9社は、2016年4月から訪日外国人用の共通乗車券「関西ワンパス」を試験販売する。ICカード乗車券「ICOCA(イコカ)」と同じしくみで、1枚3000円(運賃は2500円分)で関西の観光施設約50カ所で入場割引などの特典が付く。梅田や難波など主要駅で初年度3万枚の販売を見込む。