レタスやキャベツ16~28%高い 長雨、台風響く
長雨や台風の影響で野菜価格の上昇が目立ってきた。農林水産省が9月24日発表した野菜小売価格緊急調査(9月14~18日、全国平均)によると、対象の4品目が前週比4~28%値上がりした。産地の天候はシルバーウイークから回復してきたが、当面影響が尾を引きそうだ。レタスは1㌔764円と前週比28%高い。キャベツも1㌔239円と同16%高い。キュウリとトマトも前週比4~5%値上がりしている。
龍馬暗殺直前 福井から帰京、滋賀の宿屋に記録
NPO法人京都龍馬会は9月21日、暗殺される直前坂本龍馬が、雪深い陸路を通って福井から京都に戻っていたとする記録が、滋賀の塩津(現在の長浜市)で宿屋を営んでいた林市郎の経歴書から見つかったと発表した。
坂本龍馬記念館(高知市)によると、龍馬は暗殺時に風邪をひいていたとされており、同館ではこの経歴書の信ぴょう性は高く、福井行きで体調を崩した可能性があるとしている。
経歴書によると、林は1867年、京都の近江屋で龍馬と面会、龍馬が福井からの帰路、雪深い琵琶湖西側の西近江路を通ったと聞いた。11月5日に福井出張から京に戻り、15日に暗殺された-などと記している。
両陣営とも候補者擁立に苦慮 大阪ダブル選
11月22日投開票の大阪府知事・大阪市長のダブル選挙まで2か月を切った。府知事選は、大阪維新の会幹事長の松井一郎知事が出馬の意向を固め、市長選は、自民党の柳本顕大阪市議が出馬表明したが、両陣営ともそれぞれ対抗する候補が決まっておらず、いずれも擁立に苦慮している。
大阪維新の会は9月中に候補者を擁立する方針だ。本来なら市長選候補者は、今頃はほぼ固まっているはずだった。ところが橋下氏の信頼が厚い元大阪市議で、弁護士の吉村洋文衆議院議員らの名前が挙がるが、いまだに決定には至っていない。これは、5月の住民投票で橋下氏があれだけ前面に出て負けた点にある。今回も非維新に結集されれば知名度のない候補には想像以上に厳しい戦いになるとの見立てがあるからだ。
一方、自民も知事候補として俳優の辰巳琢郎氏や反「大阪都構想」の旗振り役だった藤井聡・京大大学院教授らに出馬を打診してきた。だが、いずれも不調に終わっている。
なお、知事選には平松邦夫前大阪市長が出馬に意欲を示しているほか、市長選には前大阪市北区長の中川暢三氏が出馬表明している。
井伊直弼生誕200年祭 彦根城でゆかりの能・狂言
彦根市で開催中の井伊直弼公生誕200年祭の関連事業「彦根城能」が9月22日、同市の彦根城博物館能舞台で開かれ、直弼ゆかりの演目が訪れた約200人の観衆を魅了した。
幕末の幕閣にあっては大老職に就き、ともすれば悪評高い安政の大獄を断行した”悪玉”に仕立て上げられる直弼だが、一個人としては品格のある文化人だった。そのため、茶道や能・狂言などにも明るく、関心が高かった。
直弼がつくったとされる素謡「筑摩江」に続き、能「安達ケ原」をもとに直弼がつくりあげたと伝わる狂言「鬼ヶ宿」を、大蔵流の茂山千五郎さんらが演じた。最後に直弼が自身の好みで演出したとされる能「竹生島 女体」を喜多流の粟谷能夫さんらが上演した。弁財天や龍神が登場する場面に、観客らは息をのんで魅入っていた。