奈良・宗祐寺で「中尊寺経」の一部見つかる

奈良・宗祐寺で「中尊寺経」の一部見つかる

奈良県宇陀市の宗祐寺(そうゆうじ)は11月9日、金銀で書写した経典の断片が見つかり、栄華を極めた奥州藤原氏が12世紀に中尊寺(岩手県)に奉納した「中尊寺経」の一部とみられると発表した。油紙に金字と銀字で1行ずつ交互に書かれ計19行あった。同寺が1888年に入手した記録はが残っているが、出所は不詳。
中尊寺経は現在、高野山などに伝わり、国宝や重要文化財にもなっている。