ミャンマー初の電車、日本支援で1/10から運行開始

ミャンマー初の電車、日本支援で1/10から運行開始

ミャンマーの国鉄は1月10日から、最大都市ヤンゴンの約6㌔の既存の鉄道路線で電化工事を行い、国内で初めてとなる電車の運行を開始した。車両は、日本の広島電鉄が使っていた昭和30年代製造の中古の路面電車で、日本政府が電車の運行に必要な技術者を派遣するなど支援してきた。
ヤンゴンで10日行われた式典では、ミャンマーのニャン・トゥン」・アウン鉄道運輸相は「ミャンマーで電車を使う新しい時代が始まった」と利用者の増加に期待感を示した。同国では経済成長とともに激しさを増す交通渋滞を緩和するために、電化の区間をさらに増やしていく計画だ。
こうした状況に対応、日本政府はミャンマーへの支援を続け、日本の鉄道技術への信頼を高めたうえで、将来的には高速鉄道を含めた大規模な鉄道輸出につなげたい考えだ。