重文の如意輪観世音菩薩 7年ぶりに開扉 大津・石山寺

重文の如意輪観世音菩薩 7年ぶり開扉 大津・石山寺

滋賀県大津市の石山寺が3月18日、本尊の如意輪観世音菩薩(重文、平安時代)を7年ぶりに公開した。三笠宮彬子さまも臨席し、開扉法要も営まれた。
午前11時、鷲尾遍隆座主ら僧侶の読経の後、勅使の宮内庁職員が扉を封印していた鍵を解いた。約5㍍の本尊が姿を現すと、参拝者は本尊の指に結んだひもに触れて結縁(けちえん)した。
観世音菩薩は33の姿で人々を救うことにちなみ、本来は33年に1度開帳するが、西国三十三カ所を中興した花山法皇の千年忌を記念して2009年に開扉した経緯がある。