月別アーカイブ: 2016年3月

重文の如意輪観世音菩薩 7年ぶりに開扉 大津・石山寺

重文の如意輪観世音菩薩 7年ぶり開扉 大津・石山寺

滋賀県大津市の石山寺が3月18日、本尊の如意輪観世音菩薩(重文、平安時代)を7年ぶりに公開した。三笠宮彬子さまも臨席し、開扉法要も営まれた。
午前11時、鷲尾遍隆座主ら僧侶の読経の後、勅使の宮内庁職員が扉を封印していた鍵を解いた。約5㍍の本尊が姿を現すと、参拝者は本尊の指に結んだひもに触れて結縁(けちえん)した。
観世音菩薩は33の姿で人々を救うことにちなみ、本来は33年に1度開帳するが、西国三十三カ所を中興した花山法皇の千年忌を記念して2009年に開扉した経緯がある。

50社参加し「万博鉄道まつり」ミニSL試乗などに長い列

50社参加し「万博鉄道まつり」ミニSL試乗などに長い列

日本最大の屋外鉄道イベントとして知られる「万博鉄道まつり2016」が3月19、20日の両日、吹田市の万博記念公園で開催された。両日はJRや私鉄、地下鉄など全国の鉄道約50社が参加し、家族連れや鉄道ファンらでにぎわった。
中でも人気を集めたのがミニSLやミニ新幹線、ミニ阪急電車の体験試乗で、順番を待つ家族連れの長い列ができていた。
会場には各社のブースが並び、オリジナル鉄道グッズなどを販売。駅弁やご当地グルメが味わえるコーナーも用意され、にぎわいをみせていた。またステージでは、東日本大震災の被災地を支援するチャリティーオークションが行われた。

大阪市立大学で五代友厚銅像除幕式 ディーンさん登場

大阪市立大学で五代友厚銅像除幕式 ディーンさん登場

大阪市立大学杉本キャンパス(大阪市住吉区)で3月19日、大阪商工会議所の初代会頭、五代友厚の銅像の除幕式が行われた。銅像は高さ3.4㍍。
式にはNHK連続テレビ小説「あさが来た」で五代友厚役を演じ、一躍人気を博した俳優ディーン・フジオカさんがサプライズで姿を見せ、約500人の観衆が湧き上がった。
あいさつしたディーンさんは「五代さんとまた、こうやって向き合えて感無量です。五代さんのようにチャレンジ精神を持って、世の中の荒波に飛び込んで」と熱いメッセージを送った。

春の訪れ告げる若ごぼう 大阪・八尾市で出荷ピーク

春の訪れ告げる若ごぼう 大阪・八尾市で出荷ピーク

大阪・八尾市の特産品で、春の訪れを告げる野菜として大阪府民に親しまれている「八尾若ごぼう」がいま出荷ピークを迎えている。
出荷は4月中旬まで続く見込みで、府内のスーパーなどで例年並みの1束(約500~600㌘)350~450円で販売されている。
八尾若ごぼうは大正時代から栽培されるようになったといわれ、現在同市の南高安地区を中心に約100軒の農家が栽培、年間300㌧超が市内で収穫されている。
食物繊維やカルシウム、鉄分が豊富で、毛細血管を強化したり決戦を防いで血流をスムーズにする働きがあるとされ、健康食材としても人気がある。

泉州水なす 新たな食材としての魅力に注目集まる

泉州水なす 新たな食材としての魅力に注目集まる

大阪・泉州地域の特産品「水なす」といえば夏の漬物があまりにも有名で、地元周辺ではそれ以外考えられなかった。ところがいま、その泉州水なすがスイーツや夏季だけでなく冬季を含めた新たな食材として取り上げられ、様々なレシピに組み込まれ、その魅力に注目が集まっている。
兵庫ではスイーツ使われに、東京の百貨店では夏の販売価格の6~7倍もの売値で、漬物ではない、生ハム巻きやカルパッチョなどの食材として使われ、いま冬季の新鮮野菜の一つとして人気となっている。
とはいえ、この水なす、冬に栽培するのは難しい。ビニールハウスで25~30度に保った状態で栽培しなければならず、夏のコストの2倍はかかる。しかし、そうして育てた水なすは夏場の露地ものより皮がやわらかくて甘い。水なすがこんなに甘いとは知らなかったとの声も多い。泉州水なすの食材としても魅力は、まだまだ広がりそうだ。

富山城下町遺跡・町人居住地域で江戸後期のトイレ発見

富山城下町遺跡・町人居住地域で江戸後期のトイレ発見

富山市埋蔵文化財センターによると、富山市西町の富山城下町遺跡から、便所とみられる江戸時代後期(18世紀後半~19世紀半ば)の遺構が見つかった。同県内の遺跡でトイレ跡が見つかったのは初めて。土壌から野菜や魚を食べたときに感染する寄生虫の卵が検出された。
遺構は直径80~100㌢、深さ40㌢の穴。中からトイレットペーパーの代わりに使った「籌木(ちゅうぎ)」とみられる細長い木片が出土した。また、土壌分析の結果、回虫や鞭虫(べんちゅう)、肝吸虫(かんきゅうちゅう)といった寄生虫の卵が多数見つかった。このほか、全国の便所遺構で出てくることが多いイネやソバなどの花粉、ウリの種もあった。
現場は江戸時代、富山城下町の町人が住んだエリアで、北陸街道や飛騨街道から近い一等地。これまで荷札にあたる「木札(きふだ)」などが発掘され、有力な商人の屋敷があったと考えられている。

天王寺に33通貨扱う外貨両替店「トラベレックス」

天王寺に33通貨扱う外貨両替店「トラベレックス」

JR天王寺駅中央改札前の日本旅行TiS天王寺支店(大阪市天王寺区)内に3月17日、外貨両替店「トラベレックスTiS天王寺店」がオープンした。運営はトラベレックスジャパン(東京都港区)。
主なサービスは33通貨を取り扱う外貨両替、キャッシュパスポート(海外専用プリペイドカード)やSIMカードなどの販売、ウエスタンユニオン国際送金サービス。
トラベレックスグループは世界の国際空港・主要都市に1500店舗以上の外貨両替直営店、1250台以上のATMを運営するほか、銀行、旅行会社、スーパーマーケットなどのパートナーと外貨両替で提携しており、ネットワークは現在100カ国・2万カ所以上という。天王寺店は国内75店舗目。

USJ 3/18から世界最大の高低差のフライングコースター

USJ 3/18から世界最大の高低差のフライングコースター

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)開業15周年記念の新アトラクション『ザ・フライング・ダイナソー』が3月18日からオープンする。全長1124㍍という世界最長のコース、落下高度37.8㍍という世界最大の高低差が生み出す重力、そしてジュラシックパークの世界観が味わえるフライングコースターが3月16日、報道陣に公開された。
最初は座席型コースターのように椅子に座って乗車するが、スタート時にそのまま座席が前に90度倒れ、鳥が大空を飛ぶように顔と胸が下を向いた態勢に。恐竜・プテラノドンに掴まれたような状態で、ファーストドロップで地上50㍍から真っ逆さま、さらに360度を5回転するトルネードや、地下トンネルへ潜ったりと、普通のジェットコースターでは決して味わえない恐怖とスリルの連続に、思わず叫ばずにはいられない。

明治~昭和初期の「里程標」が南砺市福光地域で復活

明治~昭和初期の「里程標」が南砺市福光地域で復活

富山県の「歴史と文化が薫るまちづくり事業」を推進する南砺市福光地域の実行委員会が、同市福光の東町交差点付近に、明治から昭和初期にかけて立っていた「里程標(りていひょう)」を復元し、3月14日に現地でお披露目した。
同実行委は歴史的な意義があると判断、事業の一環として復元した。小矢部川産の真石(まいし)を基礎に、高さ3.6㍍の標柱を立てた。富山第一銀行の協力で、説明看板も近くに設置した。
里程標は、全国の陸地の道程調査を進めていた明治政府の方針で、市町村の中心地に建てられた。福光地域に中心部の東町では1870年代に登場し、1902(明治35)年の建て替えなどを経て、1965年ごろに撤去された。

東大阪のラーメン店養成所に外国人観光客の予約殺到

東大阪のラーメン店養成所に外国人観光客の予約殺到

大阪府東大阪市にあるラーメン店開業を目指す人の養成所「ラーメン屋育成ジム」は、大阪を訪れる外国人観光客の人気スポットと化し、40カ国以上から予約が殺到。外国人向けの1日体験コースは、これまで欧州、アジアなどを中心に300人以上が参加した。
ラーメン好きの外国人の関心が、これまでの「日本で食べたい」から、体験型の「自分でつくってみたい」へ変化してきているのだ。通訳を通してスープのほか、麺やチャーシューなどのつくり方、ラーメンの調理技術、そして経営ノウハウまで、料金は5万円と決して安くはない。しかし、自分で「RAMENNつくりたい!」の思いは、半端なものではないようだ。