月別アーカイブ: 2016年7月

ベルコが新歌舞伎座跡地にシティーホテル 19年秋開業

ベルコが新歌舞伎座跡地にシティーホテル 19年秋開業

冠婚葬祭大手のベルコが、新歌舞伎座跡地に2019年秋、複合施設「ホテルロイヤルクラシック」(仮称)を開業する。ベルコは東京と北海道で2つの宿泊施設を運営しているが、本格的なシティーホテルは今回の大阪が初めてとなる。
新しいホテルの低層部は新歌舞伎座のファサード(正面部分)と屋根の一部を模したデザインを採用、高層部はアルミルーバーを複数枚重ね、繊細かつダイナミックなファサードデザインになるという。19年秋には、敷地面積2,242平方㍍、延床面積2万6,492平方㍍、地下1階地上19階の高層ビルが誕生する。

大阪城公園で期間限定ウォーターパーク7/16オープン

大阪城公園で期間限定ウォーターパーク7/16オープン

大阪城公園(大阪市中央区)に期間限定で登場した「大阪城ウォーターパーク」が7月16日オープンした。公園東側の太陽の広場で、ハウステンボスが主催する。8月31日まで。
大阪城天守閣を眺めながら、直径20㍍の3つの円形プールや9つのウォータースライダーが楽しめる。営業時間は午前10時~午後6時。料金はロングスライダーの1回利用券付きで大人1,600円、子供(3歳~中学生)1,000円。8月11~15日は大人2,000円、子供1,300円。

おおさか維新の会 党名変更へ「日本維新の会」有力

おおさか維新の会 党名変更へ「日本維新の会」有力

おおさか維新の会はこのほど、党名から「おおさか」を外し、名称変更する方針を固めた。新たな党の名称を党内から募集することを決めた。
7月10日の参議院議員選挙でおおさか維新の会は、大阪と兵庫以外の選挙区で全員落選し、”おおさか”の名称に違和感を持たれるなど、影響したという声があがっていた。新たな党名には、「日本維新の会」が有力視されている。

盛大に道頓堀川で船渡御 難波八阪神社 夏祭宵宮祭

盛大に道頓堀川で船渡御 難波八阪神社 夏祭宵宮祭

難波八阪神社(大阪市浪速区)の夏祭宵宮祭「道頓堀川船渡御」が7月13日夜、大阪・ミナミを流れる道頓堀川で盛大に執り行われた。
御神霊を乗せた鳳輦(ほうれん)船を中心とする渡御船団約20隻が川面を行き交い、夏の伝統行事を彩った。奉仕者約600人が各船に分乗し、両岸から多くの市民や観光・見物客が見守る中、日本橋、日吉橋の間を往来。鳳輦船が厳かに巡航し、手漕ぎ船「どんどこ船」も登場。かねや太鼓でにぎやかに祭りを盛り上げた。
江戸時代は大阪天満宮の天神祭と並ぶほどの大規模な船渡御だったが、江戸中期以降途絶したと伝わる。長い中断を経て2001年、氏子崇敬者や地元関係者の復活への熱意が実を結び、約230年ぶりに船渡御が蘇った。今回が16回目。

長浜の塩津港遺跡で出土の平安期の船板に浸水防止技術

長浜の塩津港遺跡で出土の平安期の船板に浸水防止技術

滋賀県文化財保護協会はこのほど、滋賀県長浜市西浅井町の塩津港遺跡で2015年12月に出土した平安時代後期(12世紀前半)の大型木造構造船の船板に、板のひび割れ部分からの浸水を防ぐため、木の皮を加工して縄状に巻いた「マキハダ」が使われていたことが分かったと発表した。
マキハダは木造構造船をつくるうえで必須の技術で、同協会によると国内初の出土例という。マキハダはヒノキなどの木の皮を加工して繊維状にし、縄のように結った部材。浸水を防ぎたい部分に詰める。水分を吸収すると膨張し、水の流入を防ぐ効果がある。

JICA 海上犯罪予防強化へスリランカに無償資金協力

JICA 海上犯罪予防強化へスリランカに無償資金協力

国際協力機構(JICA)はこのほど、スリランカ政府との間で「海上安全能力向上計画」を対象として、18億3,000万円を限度とする無償資金協力の贈与契約を締結した。
これは、スリランカ沿岸警備庁(SLCG)において巡視艇2隻を同国南部および西部沿岸地域に配備することにより、海難救助、海上犯罪の予防・鎮圧に向けた法執行能力および船舶からの油等の流出事故対応等の海上安全能力および海洋環境保全能力の強化を図るもの。工期は詳細設計・入札期間含め21カ月の予定。

シャープ 人材”流出”で大きな波紋 懸念の声も

シャープ 人材”流出”で大きな波紋 懸念の声も

台湾の鴻海精密工業傘下で経営再建を目指すシャープで、かつて経営の中枢を担った幹部たちが相次いで競合、関連業種の他社に転職していることが明らかになり、業界内に波紋を広げている。
再建を目指す中、大々的なリストラの一環として希望退職募集、人員整理は不可避で、今日の事態はある程度予想されたことだが、現実になってみると、極めてデリケートな問題で、当事者らにとって心中穏やかではないといったところだ。
主な動きをみると、三重・亀山の液晶工場を立ち上げ、液晶事業に携わった方志(ほうし)教和元専務が7月1日付で液晶大手ジャパンディスプレイの副社長に就任した。日本電産には片山元社長や大西元副社長が移っており、同社はシャープから300人規模の人材受け入れを表明している。アイリスオーヤマへも中堅技術者などが転職している。
6月下旬、大阪市内で開かれた株主総会でも、さながら”草刈り場”と化したシャープの人材流出を危惧する声が株主から相次いでいた。

日本の職人技術・食品サンプルを学ぶ受講者の『卒展』

日本の職人技術・食品サンプルを学ぶ受講者の『卒展』

モノづくり大国・日本の誇るべき職人技術の一つ、超リアルな食品サンプル。その食品サンプルの文化と技術を学ぶ日本初のスクール、食品サンプル制作技術者養成スクールの受講者たちによる『卒展』が開催される。
開催場所は大阪・心斎橋、期間は7月26~29日の4日間。”定食”をテーマに下お子様ランチや焼肉定食といった食品サンプルの数々が並ぶ予定だ。

『梁塵秘抄』「口伝集」の江戸期の写本見つかる

『梁塵秘抄』「口伝集」の江戸期の写本見つかる

後白河法皇(1127~1192年)が平安時代の流行歌などを集めた歌謡集『梁塵秘抄(りょうじんひしょう)』のうち、歌い方などを解説した「口伝(くでん)集」の巻11の江戸期の写本が見つかった。
今回見つかった写本は縦約27㌢、横約20㌢の和紙17ページに墨筆で記されている。奥書に「宗淵(そうえん)僧都(そうず)自筆也 大原勝林院秀雄大僧都所蔵」などとあり、声明道場として知られる京都・大原勝林院に江戸時代に在籍した僧侶らの名が記されている。
梁塵秘抄はの写本は一部しか残っていないうえ、天理大付属天理図書館(奈良県天理市)が所蔵する同巻の写本とは異なる記述もあり、専門家は「古典文学研究に貴重な資料」とみている。

大阪・御堂筋線に10月以降、グリーン仕様座席導入

大阪・御堂筋線に10月以降、グリーン仕様座席導入

大阪市交通局は7月7日、市営地下鉄の御堂筋線に導入する新型車両を公開した。座席が新幹線のグリーン車仕様となっているのが最大の特徴。導入は10月以降。運行は1編成(10両)のみ。
同局によると、乗車券だけで乗れる短距離輸送車両へのこの種の車両の導入は国内初という。新型車両は2011年に導入した30000系の内装を改良した。シートは1座席ごとに分かれ1人ずつのスペースを確保。クッションに新幹線のグリーン車と同じ低反発素材を用いており、横揺れを感じにくい。一般席に赤、優先座席は青と明るい色を配している。