日本製紙 ベトナムで紙器加工事業とヘルスケア事業

日本製紙 ベトナムで紙器加工事業とヘルスケア事業

日本製紙は1月24日、ベトナムで紙器加工事業とヘルスケア事業の展開に着手したと発表した。
紙コップ事業では、同国内トップのシェアを持つViet Hoa My Trading Production Company Limited.との共同出資で、2016年1月にNippon Paper Viet Hoa My Joint Stock Company(以下、NPVHM)を設立。以後、ホーチミン市郊外で新工場の建設を進め、1月13日に竣工、本格稼働を開始した。NPVHM社の資本金は300億ベトナムドン(約2億円)で、持株比率は日本製紙65%、現地パートナー35%。売上規模は約2億円。
また、2016年3月にベトナムで大人用、子供用紙おむつの製造販売を手掛けるKy Vy Corporation(以下、KyVy社)を買収し、同国でヘルスケア分野へ参入した。日本製紙が日本国内で培った技術力とノウハウをバックにKyVy社の販売網を通じた同国の市場開拓はもとより、アジア全域を視野に積極的な事業展開を図っていく。KyVy社の資本金は1040億ベトナムドン(約5億円)で、持株比率は日本製紙約98%、同社役員約2%。売上規模は約10億円。