月別アーカイブ: 2017年1月

遠藤製作所 効率化へ海外子会社の工場を移転集約

遠藤製作所  効率化へ海外子会社の工場を移転集約

遠藤製作所(本社:新潟県燕市)は連結子会社エンドウタイ社のゴルフアイアンヘッド生産工場(以下、イーグル工場)をメタルウッドヘッド生産工場(以下、ストーク工場)へ移転集約することを決めた。
これはイーグル工場が経年経過により、工場建物・設備等の老朽化が進んでいるため、「選択と集中」の観点から生産体制の最適化・効率化、経営資源の有効活用を図るため、ストーク工場を一部改修・増床を行ったうえで、イーグル工場を移転集約し、同工場を閉鎖することとしたもの。
移転集約は2017年3月から開始し、ストーク工場の改修・増床工事に着工、12月末にイーグル工場を閉鎖、2018年1月に移転集約を完了、新ストーク工場を全面稼働する予定。

一茶が題材の「遥かなる信濃」藤沢周平の小説草稿発見

一茶が題材の「遥かなる信濃」藤沢周平の小説草稿発見

1月26日に没後20周年を迎える藤沢周平(1927~97年)の未発表小説の草稿が見つかった。江戸後期の俳人、小林一茶を題材に、遅咲きの藤沢が作家デビューした1971年ごろに書かれたとみられる。
草稿は「遥かなる信濃」と題され、原稿用紙で実質74枚。内容は40代後半の一茶が世話になった俳人、夏目成美の別邸で起きた盗難事件で犯人扱いされたことや、その後の日々を綴っている。
元担当編集者の鈴木文彦さんが1月21日発売された月刊誌「オール読物」2月号(文芸春秋)で概要を発表している。草稿の全文は紹介されていない。
藤沢は1978年に評伝小説「一茶」を刊行しており、一茶に対する藤沢の思い入れの深さを感じさせる。

富士製薬 タイの子会社OLIC社に新工場竣工

富士製薬 タイの子会社OLIC社に新工場竣工

富士製薬工業(東京都千代田区)のタイの子会社OLIC(Thailand)Limited.(以下、OLIC社)は工場敷地内に新たに注射剤工場棟および倉庫棟を建設し、このほど竣工式を執り行った。
OLIC社はタイ最大の医薬品製造受託企業。今回新設された新注射剤製造棟は地上3階建てで延床面積は8130平方㍍、倉庫棟は地上1階建てで延床面積は4332平方㍍。新工場の稼働当初は富士製薬富山工場で主に製造していた造影剤のバイアル製剤を製造する予定。これによりコスト競争力の強化、グループへの利益に貢献する。

空自機スクランブル過去最多ペース、対中国機が急増

空自機スクランブル過去最多ペース、対中国機が急増

防衛省統合幕僚監部は1月20日、2016年4~12月の航空自衛隊戦闘機の中国機に対する緊急発進(スクランブル)が644回に上ったと発表した。年度を通じて過去最多だった前年度の571回をすでに73回上回る。海洋進出を強める中国の姿を色濃く反映した形となった。
対ロシア、台湾機などを含めた緊急発進は全体で883回で、冷戦期の1984年度に記録した過去最多の944回を大幅に上回るペースとなっている。

トランプ米大統領 TPP離脱の方針表明 NAFTA再交渉

トランプ米大統領 TPP離脱の方針表明 NAFTA再交渉

トランプ米大統領は1月20日、ホワイトハウスのウェブサイトで主要政策を公表した。この中で、環太平洋経済連携協定(TPP)から離脱する方針を表明した。また、北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉を求める方針も示し、参加国のカナダとメキシコが交渉を拒めば、NAFTAからの離脱を通告することを表明した。

太古の地球寒冷化は磁場の弱まりが影響 立命・神戸大G

太古の地球寒冷化は磁場の弱まりが影響 立命・神戸大G

立命館大学や神戸大学などの研究グループはこのほど、78万年前と107万年前に地球の寒冷化が進んだのは、地球の磁場が弱まり、降り注ぐ宇宙線が増えた影響だとする研究結果を英科学誌サイエンティフィックリポーツに発表した。
グループは、大阪湾の海底を掘削して採取された試料を分析した。その結果、現在の2倍の宇宙線が降り注いだとされる78万年前と107年前の堆積物い含まれる花粉の化石の種類から当時の植生を推定「。植生が似た場所の現在の気象データから当時の平均気温や降水量を推定した。

キトラ古墳壁画「玄武」1/22から公開 奈良・明日香村

キトラ古墳壁画「玄武」1/22から公開 奈良・明日香村

奈良県明日香村のキトラ古墳(特別史跡、7世紀末~8世紀初め)の極彩色壁画「玄武(げんぶ)」が1月22日から2月19日まで、村内の「キトラ古墳壁画体験館 四神(しじん)の館」で一般公開される。
2016年9月末いオープンした四神の館での公開は「天文図」「朱雀(すざく)」「白虎(びゃっこ)」に続いて2回目。今回は玄武のほか、獣頭人身の十二支のうち「子(ね)」「丑(うし)」なども見ることができる。定員は各日約700人。無料。事前申し込みが必要。

GSユアサ 中国・天津に新工場 車用鉛蓄電池生産増強

GSユアサ 中国・天津に新工場 車用鉛蓄電池生産増強

GSユアサ(京都市南区)は、中国・天津市南港工業区に自動車用鉛蓄電池の工場を新設する。グループ最大となる18万平方㍍の敷地に新工場を建設中だ。2018年夏の稼働を予定。
新工場への総投資額は約175億円で、最新技術・設備を導入し、これらの環境対応車に搭載される高性能鉛蓄電池を中心に生産増強を行う。年間生産能力は最大800万個。売上高は現在の倍増を目指す。
なお、同市にある既存工場の生産を新工場に移転・集約し、生産の効率化と合理化を推進する。

東京ガス・三浦工業 インドネシアで相互協力協定

東京ガス・三浦工業 インドネシアで相互協力協定

東京ガス(東京都港区)の100%出資子会社、東京ガスアジア社(本社:シンガポール)と、三浦工業(愛媛県松山市)の100%出資子会社、ミウラインドネシア社(本社:インドネシア)は、インドネシアにおける「相互協力に関する協定」を締結した。
両社はインドネシアで事業を展開する顧客企業に向けたエネルギーソリューション事業に関する戦略的な協力関係の実現を目指し、とりわけ蒸気を中心としたエネルギーソリューション分野で連携していく。具体的な協力内容については今後両社で協議する。

オムロン 韓国ソウルにオートメーションセンター

オムロン 韓国ソウルにオートメーションセンター

オムロン(京都市下京区)の韓国における制御機器の販売、顧客サポートサービスを担う韓国オムロン制御機器(所在地:ソウル市)はこのほど、韓国の顧客企業とともにオートメーション技術で、生産現場の課題を顔決するための「オートメーションセンター(以下、ATC)」を、ソウル市内に世界8拠点目として開設した。
ATCはオムロンの制御機器の幅広いポートフォリオを展示し、実証実験用の設備や実機、トレーニングルームを備え、顧客が抱えるモノづくりの課題の解決や、制御アプリケーションの提供を通じて実現するための拠点。