中国 南シナ海人工島に20基超のミサイル格納施設

中国 南シナ海人工島に20基超のミサイル格納施設

中国が南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島に造成した人工島に、長距離地対空ミサイルの格納施設とみられる構造物を20基以上建造し、完成間近だという。ロイター通信が、複数の米政府当局者の証言として伝えた。
コンクリート製の格納施設はスービ(渚碧)礁、ミスチーフ(美済)礁、ファイアリークロス(永暑)礁で建造されている。高さ約10㍍、長さ約20㍍で開閉式の屋根を備えているという。
この報道について、中国外務省は「中国は自国の領土に必要で適度な防衛施設を建造している。これは国際法に定められた主権国家の正常な権利だ」と反発している。