月別アーカイブ: 2017年2月

双日 ミャンマーでシティGと外食事業に進出

双日 ミャンマーでシティ・マートGと外食事業に進出

双日はミャンマーの小売最大手シティ・マート・グループ(以下CMG)と、同国で外食事業を開始する。双日および、CMGの食品輸入卸会社アーティック・サン(以下AS)との合弁で設立した事業運営会社の双日・シティ・フード(本社:ヤンゴン、双日85%、AS15%)を通じ、外食事業の初めての取り組みとしてヤンゴンに「東京・ダイニング・シティ」のブランドでフードコート事業の展開を進める。
フードコート事業の1号店はヤンゴン中心部の複合オフィスビル、スーレー・スクエア内に3月にオープンする予定。今後順次店舗展開し、2020年までに売上高5億円以上を目指す。

東北特殊鋼 インドで自動車用鋼材の子会社設立

東北特殊鋼 インドで自動車用鋼材の子会社設立

東北特殊鋼(本社:宮城県柴田郡)は、インドのアーンドラ・プラデシュ州に100%出資による子会社「Tohoku Steel India Private Limited(仮称)」を設立する。
新会社の資本金は8億インドルピー(約13億円)、5月末設立の予定。自動車用特殊鋼材の製造・販売を手掛ける。コスト競争力強化と、今後の大きな成長が見込まれるインドを中心とした海外市場の取り込みが狙い。

日本の人口1億人割れは2053年前後 厚労省推計

日本の人口1億人割れは2053年前後 厚労省推計

厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所が5年に1度行っている50年後の推計人口原案によると、人口が1億人を割り込むのは2053年前後と、前回の推計と比べて5年ほど遅くなり、人口減少の速度は鈍るとみている。
2065年までの推計人口原案によると、近年30~40代の人たちの結婚や出産に関する動向に上向く兆しがみられるとして、1人の女性が一生のうちに出産する人数の指標となる「合計特殊出生率」は、50年後は1.44程度に改善すると予測している。ちなみに前回5年前の推計の数値は1.35だった。
これに伴い、2015年に1億2709万人だった人口は、2053年前後に1億人を割り込み、2065年には4000万人近く少ない8800万人余りになると予測している。

トヨタ 世界販売で首位陥落 中国市場でVWと大差

トヨタ 世界販売で首位陥落 中国市場でVWと大差

トヨタ自動車が発表した2016年のグループの世界販売台数(ダイハツ工業、日野自動車含む)は前年比0.2%増の1017万5000台だった。これに対し双璧の、ドイツのフォルクスワーゲン(VW)は同3.8%増の1031万2000台となり、トヨタが5年ぶりにトップの座から陥落した。VWは初の世界販売首位の座に就いた。
トヨタの敗因は、世界最大の自動車市場、中国の販売台数でVWに大きく水をあけられたことだ。両社の2016年の中国販売は、トヨタの121万4000台に対し、VWは398万2000台に達した。ともに過去最高を記録したが、トヨタはVWに3.3倍もの大差をつけられた。そこでトヨタは主力市場の米国で懸命に巻き返しを図った。だが折からの原油安で、とりわけ日本車が得意とする「燃費に優れた乗用車」のメリット訴求力が削がれ、中国市場でのVWとの差を詰め切れなかった。

信越ポリマー インド・デリー近郊に支店 拠点強化

信越ポリマー インド・デリー近郊に支店 拠点強化

信越ポリマー(本社:東京都千代田区)の100%子会社Shin-Etsu Polymer India Pvt Ltd(本社:インド、SD社、資本金6.2億ルピー=約10億円)が、デリー近郊に支店を開設し2月1日から業務を開始する。
SD社は2007年10月、インドタミル・ナードゥ州チェンナイ市にシリコーン加工品の生産拠点として設立され、インド国内だけでなく、欧州向けの自動車部品を生産・販売している。
インド国内で自動車ビジネスが拡大する中で、ビジネスの引き合い、受注が増える見込みのあるデリー近郊グルグラム(旧名称:グルがオン)に営業拠点を置くことで、迅速な引き合いに対応、顧客密着対応、顧客開拓を強化していく。

スズキ 1600億円投じ2019年にインド200万台体制へ

スズキ 1600億円投じ2019年にインド200万台体制へ

スズキはインド市場で総額1600億円を投じ四輪車生産を増強、2019年のグジャラート第二工場完成時にはマルチ・スズキを合わせ、年間生産能力200万台体制とする見込みで、拡大するインド自動車市場の需要に応えていく。
2月1日から量産を開始したグジャラート第一工場は順次生産を増やし、最終的に年間生産能力25万台とする。さらに2019年初めの稼働を目指して、グジャラート第二工場とエンジン・トランスミッション工場の建設を計画している。
このほか、インド市場で最大の乗用車の販売シェアを誇るマルチ・スズキの生産規模(グルガオン、マネサール両工場の2016年生産台数実績151万5000台)を合わせると、2019年のグジャラート第二工場完成時にはインドでの年間生産能力は200万台体制となる見込み。