月別アーカイブ: 2017年2月

40光年先に地球に似た7つの惑星を確認 国際チーム

40光年先に地球に似た7つの惑星を確認 国際チーム

ベルギー・リエージュ大学など国際チームの研究で、地球から約40光年離れた恒星の周囲を、地球に似た7つの惑星が回っていることが分かった。質量やサイズが地球と同程度で、地表に海が存在する可能性があるものもあるという。成果は2月23日付の英科学誌ネイチャーで発表される。
研究チームは米航空宇宙局NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡などで「TRAPPIST(トラピスト)-1」という恒星を観測。恒星を横切る惑星が少なくとも7つ存在することを突き止めた。これらの惑星の半径は地球の0.8~1.1倍程度。ほとんどの星の質量は0.4~1.4倍で、岩石でできている。
トラピスト-1の温度や距離などから7つのうち3つの惑星には、地表に海があって、生命が存在する可能性があるという。

ヤンマー・三井物産のミャンマー合弁 本格始動へ

ヤンマー・三井物産のミャンマー合弁 本格始動へ

ヤンマーホールディングス(大阪市北区)と三井物産(東京都千代田区)が2016年3月、ミャンマー・ヤンゴン市ティラワ経済特区内に設立した合弁新会社「YANMAR MYANMAR CO.,LTD.」(出資比率:ヤンマーグループ60%、三井物産グループ40%)が、ヤンマー農機の輸入・卸売販売および、それらのサービスと商品・技術研修に向け、本格的にビジネス展開を開始することになった。
ミャンマーは世界第7位のコメの生産量を誇っており、今後は農作物の収穫量アップに向けて、農業のさらなる効率化が求められており、年平均8.25%(2013~2014年ベース、IMF推計)の堅調な経済成長を続けており、世界の食糧需給の面からも重要なマーケットとなっている。

日新製鋼 台湾ステンレス精密圧延合弁会社で開業式

日新製鋼 台湾ステンレス精密圧延合弁会社で開業式

日新製鋼、結進不銹鋼工業股份有限公司(以下、結進)、伊藤忠丸紅鉄鋼の3社合弁事業会社「台湾日新結進精密不銹鋼股份有限公司」(以下、台湾日新、台湾・台南市)は2月20日、同工場内で約140人が出席して開業式を執り行った。
合弁会社、台湾日新は、日新製鋼と結進が持つリロール技術力・販売力と伊藤忠丸紅鉄鋼の海外販売ネットワークを活用し、顧客企業のニーズに対し、迅速かつ柔軟に応えていく。

川崎汽船インド法人 現地船主協会へ加盟果たす

川崎汽船インド法人 現地船主協会へ加盟果たす

川崎汽船(本社:東京都千代田区)のインド法人”K”Line(India)Shipping Private Limited(以下、KLISP)は2017年1月末、インド船主協会(Indian National Shipowner’s Association、以下、INSA)への加盟を果たした。
KLISPは2014年の設立で、インド顧客の間で内航・外航双方のオペレーター事業を運営してきたが、2016年12月にインド籍船”GANGA K”(5万8000㌧型バルクキャリア)を保有することで、インド船主協会への加盟要件を満たしたもの。
これにより、KLISPはより深く同国の海運に携わり、現地に深く根差した業務展開を行うことが可能になる。

全国に「歴食」開発の動き 町おこしの起爆剤にも

全国に「歴食」開発の動き 町おこしの起爆剤にも

全国でいま、様々な時代の人々が食べていた食事を、史料や記録に沿って、味付けも含めほぼ忠実に再現した「歴食」が全国各地に生まれている。町おこしの起爆剤にと考える自治体も増え、2月26日には島根県益田市で第2回サミットが開かれるという。
歴食の基本コンセプトは、「歴史的なストーリーを有した、価値ある食」だが、歴史に触発された食も含む。そして現在、東北から九州までの地域に縄文時代から江戸・幕末までをテーマにした12の「認定歴食」がある。
草分けともいえるのが奈良パークホテル(奈良市)の「宮廷料理・天平の宴」。平城京の出土品をもとに、1984年に再現したフルコース(税別1万1500円)で、素材を生かした肉や魚の干物、乳製品の蘇(そ)、油で揚げた唐菓子などだ。
徳川14代将軍・家茂に嫁した皇女和宮にちなんだ和宮御膳、同時代の新選組御膳は、中山道の赤坂宿があった岐阜県大垣市の「和洋会席かなぶ」が再現した。赤坂宿に残る本陣宿帳に残る記載などをもとに、江戸時代の料理本も参考に、当時の味付けを復元したという。
山口市には1500年に室町幕府の10代将軍・足利義稙(よしたね)が、同地を訪れた時の供応記録に残る御膳が生まれた。同地の守護大名・大内氏にちなんだ「平成大内御膳」は古文書通りに復元された32膳の将軍供応御膳を16品、10品など3コース(税別3000~1万5000円)に仕立てたもの。市内の宿泊施設などで食べることができる。

那覇ハブ利用の魚介類のアジア向け輸出6年で46倍

那覇ハブ利用の魚介類のアジア向け輸出6年で46倍

沖縄地区税関が2月20日発表した那覇空港における魚介類の輸出統計によると、2016年は数量で前年比95.5%増の90.9㌧、金額で同71.6%増の2億9398万円となり、数量、金額ともに過去最高を記録した。
那覇空港を拠点とした全日本空輸(ANA)の国際貨物ハブ事業の開始に伴い、生鮮・冷蔵の魚介類の取り扱いは大幅な増加傾向にあり、ハブ事業が本格稼働した2010年との比較では数量で約46倍、金額で約38倍となっている。
沖縄地区税関では香港、シンガポールをはじめとしたアジア諸国で海産物あど日本の生鮮食品の需要が高く、今後も堅調に推移していく-と分析している。
輸出先の国別シェアは香港向けが数量で95.5%、金額で96.6%を占める。2位のシンガポールと合わせて99%を占めている。魚介を品目別にみると、ハマチ、ホウボウ、トビウオ、イサキ、キンキ、スズキ、シマアジなどが多かった。

DAC ソフト開発のTech Vietnamを連結子会社化

DAC ソフト開発のTech Vietnamを連結子会社化

D.A.コンソーシアムホールディングス(東京都渋谷区、以下DACHD)の子会社、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(東京都渋谷区、以下DAC)は、ソフトウェア開発を行うDAC tech Vietnam JOINT STOCK COMPANY(ベトナム・ダナン市)に出資し、DACHDグループのオフショア開発拠点として連結子会社化した。
今後も拡大が予想されるデジタルマーケティング関連ソリューションの開発ニーズに対応するため。
ベトナムでは国家戦略としてITを推進しており、ダナンはベトナム政府からIT特区として認定され、IT人材のさらなる充実化が期待されている。

ソーシャルワイヤー 業界リサーチ「BIZLAB」と提携

ソーシャルワイヤー 業界リサーチ「BIZLAB」と提携

ソーシャルワイヤー(東京都新宿区)は、シンガポール各業界データベースや市場動向の簡易リサーチサービス「BIZLAB Singapore(ビズラボシンガポール)」を提供するNIHON ASSIST SINGAPORE PTE.LTDと業務提携する。
これにより、現在CROSSCOOP SINGAPOREの利用企業に無償提供しているBIZLABの機能をソーシャルワイヤーが運営するすべての海外拠点(シンガポール、インド、ベトナム、フィリピン、タイ、インドネシア)のレンタルオフィスにおいても提供を開始する。
この業務提携により「CROSSCOOP」海外拠点利用企業は各国、各業界の情報収集を無償で行うことができるほか、アジア各国市場進出時の戦略立案や実際の販路開拓などでスムーズな事業展開が可能となる。

SBIHD 香港で子会社がFXサービス開始 今夏に個人も

SBIHD 香港で子会社がFXサービス開始 今夏に個人も

SBIホールディングス子会社の香港の外国為替取引サービス会社、SBIFX Co.,Ltd(本社:香港)は2月17日から、香港でBYFXのブランド名で、現地店頭外国為替証拠金取引(FX)サービスを開始した。
開業当初は、プロ投資家や金融機関等へ取引システムおよびビジネスノウハウの提供から始め、関係当局からの承認を前提とし、今夏をめどに個人投資家向けのサービスも開始する予定。

山喜 シンガポールで欧米向けシャツ販売で合弁

山喜 シンガポールで欧米向けシャツ販売で合弁

ワイシャツメーカーの山喜(大阪市中央区)はシンガポールで、欧米の得意先向けに受注・製造したシャツを販売する合弁会社「JOYLINK Pte.Ltd」を設立する。
合弁パートナーはバングラデシュにおける同社製品の製造で提携関係にあるShirt Makers Group傘下の貿易会社、NAHK Singapore Pte.Ltd。合弁新会社の資本金は10万米㌦(約1150万円)で、出資比率は山喜、NAHK Singapore Pte.Ltdの折半。2018年3月期に設立する予定。
SMグループのローコストオペレーション(販売・生産力)および山喜グループ企画生産管理力(日系メーカーの高機能素材提案と生産管理力)を武器に事業拡大が望めると判断した。