月別アーカイブ: 2017年2月

DLM・CI ウォルドルフGを子会社化しアパート事業

DLM・CI ウォルドルフGを子会社化しアパート事業

大和ハウスグループの大和リビングマネジメント(東京都江東区、以下DLM)とコスモスイニシア(東京都港区、以下CI)はオーストラリア・ニュージーランドで、サービスアパートメントの管理運営事業を展開するWaldorf(ウォルドルフ)グループの持分を共同で取得することにより子会社化し、豪州、ニュージーランドでサービスアパートメント関連事業を開始する。
今回子会社化した「Daiwa Livig Wordorf Holdings Pty Ltd」への出資比率はDaiwa Living Australia Pty Ltd 70%、Cosmos Australia Holdings Pty Ltd 5%、売主側会社25%。
今後両社はサービスアパートメント管理運営事業のノウハウを習得し、事業領域のさらなる発展を図っていく。また、オーストラリアで分譲マンションの開発事業を展開するDaiwa House Australia Pty Ltdと連携し、大和ハウスグループ一丸となったオーストラリアでの事業拡大を目指す。

シスメックス 台湾の販売・サービス体制を強化

シスメックス 台湾の販売・サービス体制を強化

臨床検査機器、検査用試薬などの開発・製造・販売・輸出を手掛けるシスメックス(神戸市中央区)の子会社、シスメックスタイワンシーオーエルティーディー(以下、シスメックス台湾)は、台湾代理店 三東儀器股份有限公司(以下、三東社)の事業を譲受することに合意した。
今回の事業譲受により、台湾での販売・サービス体制を強化するとともに、ヘマトロジー(血球計数検査)に加え、免疫分野などの新たな事業分野への展開を進め、さらなるビジネス拡大を図る。事業譲受日は5月1日の予定。

殉教の高山右近「福者」に 大阪の列福式に参列者1万人

殉教の高山右近「福者」に 大阪の列福式に参列者1万人

戦国時代の”殉教”のキリシタン大名、高山右近がカトリックの「福者(ふくしゃ)」に認められたことを宣言する列福(れっぷく)式が2月7日、大阪城ホール(大阪市)で開かれた。
バチカン(ローマ法王庁)からローマ法王代理として派遣された枢機卿が進行役の主司式を務め、日本各地から信者ら約1万人が参列した。式では法王代理のアンジェロ・アマート枢機卿が法王の書簡を読み上げ、イタリア語で「福者の列に加えます」と告げた。カトリックは今後、右近が亡くなった2月3日を記念日として毎年祝うという。福者はカトリックで聖人に次ぐ崇敬の対象で、右近は2016年1月、法王から承認された。
右近は戦国時代、今の大阪府豊能町で生まれ、12歳で洗礼を受けた。豊臣秀吉のバテレン追放令で、多くのキリシタン大名らが身分、財産が没収され、罪人とされるのを恐れ、相次いで改宗した中でも信仰を捨てず、1614年、江戸幕府の禁教令で国外追放となり、翌年フィリピン・マニラで亡くなった。

三菱電機 香港SOGO向けに大型映像装置を受注

三菱電機 香港SOGO向けに大型映像装置を受注

三菱電機はSOGO香港(本社:香港)から、香港・銅鑼湾地区に建つ商業施設「香港SOGO」の外壁に設置する大型映像装置「オーロラビジョン」を受注した。
スクリーンの大きさは縦19.2㍍、横71.68㍍でビル外壁設備の高解像度スクリーンとして香港最大となる。2月中旬に設置工事を開始し、10月1日(国慶節)に稼働開始の予定。

東洋紡 エアバッグ事業でタイ等総額100億円投資

東洋紡 エアバッグ事業でタイ等総額100億円投資

東洋紡は自動車用のエアバッグ事業で2017年度から2020年度にかけて総額100億円の投資を行い、拠点の整備、生産能力の増強を図る。
第一段階として、タイの既存織布工場からエアバッグ用基布の織布工場を分離。新会社を設立して自社化したうえで、生産能力を倍増する。
新会社「TOYOBO SAHA SAFETY WEAVE CO.,LTD.」の資本金は10億タイバーツ(約30億円)で、出資比率は東洋紡75%、SAHAグループは25%。2017年1月に設立、3月に事業開始する予定。
タイへの投資を手始めに拠点の整備と生産能力の増強等、総額100億円の投資によりアジア(日本、タイ、中国)と北米でのエアバッグ事業の位置付けを強固なものとする。

仏教界は「本能寺の変」に喝采 信長を痛烈批判

仏教界は「本能寺の変」に喝采 信長を痛烈批判

愛知県豊橋市の金西寺(曹洞宗)に伝わる古文書、寺を開いた月岑牛雪大和尚が江戸時代初期の1619年以降に書いたとされる開山記「当寺御開山御真筆」によると、織田信長を批判的に評した詩文が引用され、当時の仏教界の信長に対する悪感情が読み取れ、信長が明智光秀に討たれた本能寺の変に喝采を送ったことがうかがわれる。これは、豊橋創造大の島田大助教授(日本近世文学)や金西寺の高崎俊幸住職が発表したもの。
本能寺の変の翌月の1582年7月につくられた開山記の詩文には「信長は京を鎮護して二十余国を領したが、公家を蔑(ないがしろ)にして万民を悩まし、苛政や暴虐は数えきれない」「(本能寺の変で)死亡して人々は拍手し、天下が定まった」といった意味の記述があった。
さらに信長について「黒ねずみで平清盛の再来」とする一方、光秀を「勇士」と称え表現した記載も見える。また、仏教界にとって悲惨な事件、信長の暴挙ともいうべき「比叡山の焼き討ち」にも言及していた。

住友電工 ベトナム・ラックフェン橋向けにPC鋼材

住友電工 ベトナム・ラックフェン橋向けにPC鋼材

住友電気工業(大阪市中央区)の子会社、住友電工スチールワイヤーはベトナム・ハイフォン市に建設中のラックフェン国際港へのアクセス道路・橋梁工事に、ポリエチレン被覆内部充填型エポキシ樹脂被覆PC鋼より線(以下、PE被覆ECFストランド)を2016年12月までに約1200㌧の納入を完了した。PE被覆ECFストランドは二重被覆による高い耐食性と堅牢性が特徴で、工期短縮や省力化にも寄与する。
現在ベトナム政府はラックフェン国際港建設プロジェクトに取り組んでおり、その一部である港に至るアクセス道路・橋梁を、三井住友建設と現地建設会社による共同企業体が建設している。その橋梁に住友電工スチールワイヤーが開発、製造しているPE被覆ECFストランドが採用されたもの。同製品が海外で大規模に採用されるのは初めて。
ラックフェン橋は橋梁区間5.4㌔㍍を超え、ベトナムで最長の海上橋梁となる。橋梁は2017年5月に完成予定で、ベトナムでの物流の大動脈として経済発展に大きく貢献することが期待されている。

博報堂 アジア太平洋12国で展開のICG株式100%取得

博報堂 アジア太平洋12国で展開のICG株式100%取得

博報堂(東京都港区)は、アジア太平洋地域12カ国に展開するアクティベーション、インテグレーテッド コミュニケーションズグループ(ICG社、本社:シンガポール)の株式を100%取得した。
ICG社は2003年にシンガポールで設立。以来、中国、マレーシア、韓国、インド、オーストラリア、日本、インドネシア、タイ、フィリピン、ニュージーランド、スリランカとアジア太平洋地域で業容拡大してきた。そして、主にプロモーションプラニング、イベント制作、マーケティングツール制作、リテールマネジメント、クリエイティブ開発、デジタル制作等の領域の業務を提供しているグループだ。

鈴与 インド・グルガオンに現法 物流事業を本格化

鈴与 インド・グルガオンに現法 物流事業を本格化

鈴与(静岡市清水区)は、成長を続けるインド国内市場で本格的に物流事業を展開するため、ハリヤナ州グルガオンを本社とする現地法人「Suzuyo India Private Limited」を設立し、2月1日から営業を開始した。
新会社では国際輸送・通関などの輸出入事業に加え、適正な在庫管理や調達物流に対応する倉庫事業やトラック輸送事業など、インド国内での物流サービスを提供し、顧客のサプライチェーンマネジメントをサポートしていく。また、今後チェンナイにも支店を設置し、同国内での事業を拡充していく。

アジア6カ国にリサイクル柔道畳を無償輸送

アジア6カ国にリサイクル柔道畳を無償輸送

日本郵船は公益社団法人全日本柔道連盟によるリサイクル柔道畳を供与する国際貢献事業に賛同し、アジアの6カ国に850枚を超える柔道畳の海上無償輸送を実施。同社グループの郵船ロジスティクスの手配のもとに、インドネシア・カンボジア・パキスタン・バングラデシュ・フィリピン・マレーシアの6カ国への輸送が昨年末に完了した。
同社は社会貢献活動として、これまでアジアの子供たちへ再生自転車、ランドセル、絵本の輸送活動を実施しているが、同連盟への無償輸送協力は今回が初めて。