鹿島 豪州の建設会社を買収 将来2社統合も視野

鹿島 豪州の建設会社を買収 将来2社統合も視野

鹿島のオーストラリア現地法人カジマ・オーストラリア社(以下、KA)は、オーストラリアの凖大手建設会社Cockram(コクラム)社の過半の持ち分を取得する売買契約を締結した。オーストラリア国内の現地企業の買収は、2015年4月のIcon(アイコン)社に続き、今回が2例目となる。
コクラム社は、ビクトリア州メルボルン近郊のアポッツフォードに本社を置き、オーストラリアの主要都市(メルボルン、シドニー、ブリスベン、キャンベラ、パース)のほか、中国、アメリカ、ニュージーランドでも事業展開している。
将来的にはコクラム社とアイコン社の合併も見据えている。得意分野が異なる両社が合併することで、オーストラリア建設市場におけるプレゼンスと営業力の向上、生産計画から施工までの各場面における相乗効果の発揮、管理部門の統合による経営効率の向上など、様々なメリットが期待できると考えている。