月別アーカイブ: 2017年3月

日本空調サービス ベトナムに設備メンテの孫会社

日本空調サービス ベトナムに設備メンテの孫会社

日本空調サービス(名古屋市名東区)の子会社、NACS Singapore Pte.Ltd.(以下、NACS SGP)はベトナムに、同国に進出している日系企業を対象に総合建物設備メンテナンスサービスを提供する新会社を設立する。
新会社「NACS Engineering Vietnam Co.,Ltd.」(所在地:ハノイ)の資本金は70万米㌦(約7900万円)で、出資比率は同社の100%出資子会社のNACS SGPが全額出資する。8月ごろに設立し、10月ごろに事業開始する。空調および電気までの大型設備やクリーンルーム等の高機能施設を有する日系製造工場に対する高品質サービスの提供を目指す。

懐かしいSL時代の石造り機関車庫を復元 JR人吉駅

懐かしいSL時代の石造りの機関車庫を復元 JR人吉駅

熊本県人吉市のJR人吉駅構内の石造りの「人吉機関車庫」が1911(明治44)年の建設当時の姿に復元された。
戦後、増築された鉄骨部分が撤去され、懐かしいSL時代の雰囲気を醸す3連アーチ型のデザインがくっきりと現れた。3月18日に機関車庫前でお披露目式が行われた。
JR九州によると、同機関車庫は肥薩線全線開通の2年後に完成。現在も「SL人吉」の給水や灰の清掃作業などに使われ、国内では希少な現役の石造り機関車庫という。2007年度に経済産業省の「近代化産業遺産」の一つに選ばれている。

アサヒGHD ミャンマーでエナジードリンク新発売

アサヒGHD ミャンマーでエナジードリンク新発売

アサヒグループホールディング(本社:東京都墨田区)とミャンマーのロイヘイン(本社:ヤンゴン)が設立したアサヒロイヘインは、3月下旬からミャンマーで独自のエナジードリンク「ハニーゴールド」(250ml缶)を発売する。発売に際し、ミャンマー全域750カ所で15万本のサンプリングを実施する。
アサヒグループがミャンマー市場で、現地の嗜好に合わせたオリジナル商品を開発、現地で生産・販売するアサヒブランドとして初めての商品。ハニーゴールドは、仕事やスポーツの後のエネルギーを補給したいときにぴったりの、ハチミツとビタミンを豊富に含んだドリンクという。

サン電子 グローバル対応モデルがベトナム認証取得

サン電子 グローバル対応モデルがベトナム認証取得

サン電子(愛知県江南市)は、グローバル対応の超小型M2Mリナックスゲートウェイ「Rooster-GX110」(以下、GX110)で、このほどアジア地域で3番目となるベトナムMIC認証を取得した。
GX110は、クラウド型ワイヤレスIoTプラットフォーム「Bacsoft IoT Platform」の専用ゲートで、日本国内では工場設備やプラント資設などの「FA市場向け遠隔監視・制御」、最適な農業環境、適切な収穫時期を判断する「スマート農業」を中心に広く活用されている。
同社はこれまで、ヨーロッパに続き台湾、タイで認証取得している。

「漱石と京都」展開幕 漱石の日記など約70件公開

「漱石と京都」展開幕 漱石の日記など約70件公開

「生誕150年記念 漱石と京都-花咲く大山崎荘」が3月18日、京都府大山崎町のアサヒビール大山崎荘美術館で始まった。
史料によると、夏目漱石は1915年建設中の大山崎山荘を訪ねている。同山荘にまつわる漱石の手紙を初公開するほか、漱石の日記など約70件を展示している。
5月28日まで。3月20日と5月1日を除く月曜と、3月21日は休館。入館料は一般900円、大学生・高校生500円、中学生以下無料。

林兼産業 マレーシアのソーセージ事業から撤退

林兼産業 マレーシアのソーセージ事業から撤退

林兼産業(山口県下関市)は、マレーシアで展開してきたレトルトソーセージ事業について、業績向上の見通しが立たないことから撤退する。
同社はマレーシアセランゴール州でOMCORP SDN.BHD.との折半出資による合弁で、平成22年12月に「OMAKANE SDN.BHD.」を設立し、事業展開してきた。ただ設立以来、収益化には至っておらず、今回撤退を決断した。
これに伴い、平成29年3月期決算で9900万円を事業整理損失引当金として特別損失に計上する予定。6月までに販売を終了し、清算手続きに入る。

ブラザー ベトナム・ダナンに販売・サービス拠点

ブラザー ベトナム・ダナンに販売・サービス拠点

ブラザー工業(名古屋市瑞穂区)は、工業用ミシン事業の体制強化のため、ベトナム中部ダナンに販売・サービス拠点を開設、2月から営業を開始した。
ブラザーグループは2016年10月、ベトナムのハノイとホーチミン2カ所にあった工業用ミシンの駐在員事務所を販売会社化し、アフターサービスなど顧客の利便性向上に努めてきたが、ダナンにも拠点を開設することで、ベトナム北部、中部、南部それぞれにきめ細かな販売・サービス網が整備されることになる。

北朝鮮の銀行を3/18から国際決済から締め出し

北朝鮮の銀行を3/18から国際決済から締め出し

銀行間の国際決済ネットワークを運営する国際銀行間通信協会(SWIFT、スイフト)は3月18日から、北朝鮮すべての銀行に対して銀行間の資金移動などに必要な通信サービスの提供を停止する。今回の措置で北朝鮮は海外とのやり取りが困難になる。
北朝鮮は核・ミサイル開発を巡り、国際社会の批判を受けている。国際金融取引から締め出され、北朝鮮の経済的な孤立が一段と進むことは必至だ。
スイフトはベルギーに本部を置く協同組合形式の団体。世界各国の主要な金融機関が加盟しており、海外送金や銀行間振替などに関わる国際的アデータ通信サービスを金融機関向けに提供している。

「始祖鳥」化石など公開 東京で大英自然史博物館展

「始祖鳥」化石など公開 東京で大英自然史博物館展

東京・上野の国立科学博物館で3月18日から、イギリスの大英自然史博物館が所蔵する貴重な標本の展示会が始まった。同館が所蔵する8000万点の標本などの中から、最古の鳥で恐竜のような特徴を持った「始祖鳥」はじめ生き物の化石や剥製など貴重な370点が展示されている。6月11日まで。
生物の進化論を提唱し、自然科学の常識を大きく変えた、イギリスの科学者、チャールズ・ダーウィンの著書『種の起源』の手書きの原稿も展示されている。
始祖鳥の化石は、1億4700万年前に生息し、鳥が恐竜から進化したことを示す恐竜のような爪と、鳥のような翼や羽毛の両方を持った特徴を残している。始祖鳥の、大英自然史博物館の館外での展示は世界で今回が初めてという。

伊藤忠 越境EC運営会社「SAKURA Links」設立

伊藤忠 越境EC運営会社「SAKURA Links」設立

伊藤忠商事(本社:東京都港区)は中国中信集団有限公司(本社:北京市、以下CITIC)グループと共同で開発した越境ECサイトの運営を開始する。同サイトの運営会社として伊藤忠商事100%出資する「SAKURA Links」(所在地:東京都港区)を2016年12月に設立している。日本からの中国向け越境EC市場は2019年には1270億元(2兆1044億円)になると見込まれている。
伊藤忠はCITICが運営する中国でのECプラットフォーム「中信e家」を通じ、中国へ日本の各地方の高品質かつ安全・安心な商材の販売を開始する。地方ごとに地場に強い小売事業者と提携していく予定で、2017年3月からのテスト販売を経て、第2四半期以降、順次正式販売を開始する予定。
関西地方は阪急百貨店、九州地方はJR博多シティとの提携から開始し、沖縄、北海道、東北、四国等へ拡大していく。商材はテスト販売開始時にには加工食品3000点以上を用意し、正式販売開始後順次、化粧品、アパレル等商品群を拡充する。