月別アーカイブ: 2017年3月

京都・北野天満宮の樹齢350年の神木・梅の木は接ぎ木

京都・北野天満宮の樹齢350年の神木・梅の木は接ぎ木

菅原道真を祀る京都市上京区の北野天満宮にある樹齢約350年のご神木の梅の木は、接ぎ木によって受け継がれてきた可能性があることが分かった。神社から委託を受けて、この梅の保存に関する研究を進めている大手住宅メーカー、住友林業が、この梅のDNA検査をした結果、明らかになったもの。
検査で、梅の葉と根からそれぞれ細胞を取り出して詳しく分析したところ、葉と根では遺伝子の型が異なっていたという。自然に育った場合、ひとつの梅の木から異なる遺伝子の型が見つかることは考えにくい。そのため、住友林業ではご神木の梅が接ぎ木によって受け継がれてきた可能性があると結論付けた。

コベルコ建機 東南アジア事業を再編・統合

コベルコ建機 東南アジア事業を再編・統合

コベルコ建機(東京都品川区)は、東南アジア地域での事業の効率化、販売・サービス体制を強化するため、同地域の海外現地法人の再編・統合を行う。再編後は製販一体の東南アジア統括会社を軸に、東南アジアにおける油圧ショベルの製造および油圧ショベルとクレーンの販売・サービスの統括を行っていく。
これまでは東南アジアにおける油圧ショベルの生産はタイのThai Kobelco Constrction Machinery Ltd.(以下TKCM)が、油圧ショベルの販売・サービス統括はシンガポールのKobelco International(S)Co.,Ltd.(以下KISCO)および、その傘下の各国直営代理店が、クレーンの販売・サービスの統括は同じくシンガポールのKobelco Cranes Sotheast Asia Pte.Ltd.(以下KCSA)がそれぞれ行ってきた。
また、KCSAはKISCOに吸収合併することで、KISCOを存続法人としてクレーン事業を継続する。
新東南アジア統括会社の本店所在地はタイ・ラヨーン県で、設立・営業開始は4月1日付。

レントラックス インドネシアにECサイト運営子会社

レントラックス インドネシアにECサイト運営子会社

成果報酬型広告サービス事業を手掛けるレントラックス(東京都江戸川区)はインドネシア・ジャカルタ首都特別州に子会社、PT.Rentracks Cocreation Indonesiaを設立する。ECサイト運営事業および関連事業を展開する。
新会社の資本金は25億ルピア(約2100万円)で、出資比率はレントラックス99%、GROWTH POWER(日本)1%。5月に設立する予定。

シンクアドクライス ビエンチャン郊外に新工場

シンクアドクライス  ビエンチャン郊外に新工場

キャスター・台車を製造するシンクアドクライス(石川県金沢市)は、ラオスの首都ビエンチャン郊外のビタ・パーク経済特区(SEZ)に設けた新工場を7月に稼働させる予定だ。商工中金と金沢信用金庫の協調融資による資金を活用する。
シンクアドクライスは2015年1月、資本金60万米㌦(約7000万円)で現地法人シンク・ラオを設立。新工場で製造するキャスターはベトナムやタイなど東南アジア諸国連合(ASEAN)市場に輸出し、海外シェアの拡大を目指す。

アユタヤで日本・タイ友好130周年の「絆」駅伝

アユタヤで日本・タイ友好130周年の「絆」駅伝

日本・タイ修好130周年を記念して3月12日、アユタヤ歴史公園、史跡周遊コースを舞台に、「アユタヤ『絆』駅伝」(タイ国政府観光スポーツ省主催)が開催された。
同駅伝には総勢435チーム・1740人が参加した。日本から学生・高校生32人がタイ学生とチームを組み参加し、たすきをつないだ。
前日、東日本大震災から6年になる11日のレセプションでは、出席した約200人が哀悼の意を込め、黙とうを捧げた。

第一三共ヘルスケア タイでスキンケア化粧品を販売

第一三共ヘルスケア タイでスキンケア化粧品を販売

第一三共ヘルスケア(東京都中央区)はこのほど、マンダムタイ(バンコク市)を通じてタイにスキンケア化粧品を販売開始した。
敏感肌・乾燥肌向けの「ミノンアミノモイスト」シリーズ(6品目)を輸出し、マンダムタイがタイにおける輸入・販売およびプロモーションを行う。今回のタイでの発売は、同社にとって初の東南アジア進出で、ミノンアミノモイストシリーズの海外展開としては、2016年8月の中国に続き2カ国目。

グンゼ 台湾の子会社の合弁フィルム事業から撤退

グンゼ 台湾の子会社の合弁フィルム事業から撤退

グンゼ(大阪市北区)は3月10日、台湾の連結子会社、郡宏光電股份有限公司(台南市)のタッチパネル向け導電性スパッタ・フィルムの製造・販売事業から撤退すると発表した。電子部品業界の需要低迷と、フィルムの市場価格の大幅な下落により、収益が悪化しているため。
解散日および清算結了までの日程については合弁パートナーの華宏新技股份有限公司と協議中。これに伴い、平成29年3月期連結決算で固定資産減損損失等の特別損失を計上する見込み。

広告サービスのレントラックス タイに合弁子会社

広告サービスのレントラックス タイに合弁子会社

成果報酬型広告サービスサービス事業を主幹事業とするレントラックス(東京都江戸川区)は、タイ・バンコク市に合弁で子会社、Rentracks(Thailand)Co/.Ltd.を設立する。
新会社の資本金は400万バーツ(約1300万円)で、出資比率はレントラックス49%、Lai Brothers Corporation Co.,Ltd.(タイ)30%、Language Design Center Co.,Ltd.(タイ)21%。4月に設立する予定。

広瀬淡窓の咸宜園跡地市有地に 18年度にも発掘調査

広瀬淡窓の咸宜園跡地市有地に 18年度にも発掘調査

大分県日田市教育委員会は3月9日、広瀬淡窓(ひろせたんそう、1782~1856年、儒学者、教育者)が開いた江戸時代最大の私塾「咸宜園(かんぎえん)」の西塾跡地(約1100平方㍍)を地権者から2016年12月に取得したことを明らかにした。これにより、咸宜園跡地はすべて市有地化が完了した。同市教委は、西塾に関する文献を調べたうえで、18年度にも発掘調査に入る。
西塾跡地は広瀬淡窓が1807(文化4)年に咸宜園の最初の塾舎や居宅を建てた場所。明治時代の閉塾後、日田郡役所などとして利用され、昭和初期に国史跡指定を受けた。
なお、咸宜園のうち、秋風庵や遠思楼(えんしろう)が現存する東塾跡は14年度に史跡整備を終えている。
広瀬淡窓の門下生には蘭学者の高野長英はじめ、大村益次郎など多数の俊英がいる。

スズキ・トヨタ両首脳がモディ印首相と会談

スズキ・トヨタ両首脳がモディ印首相と会談

業務提携に向け協議を始めたスズキの鈴木修会長とトヨタ自動車の豊田章男社長は3月9日インドを訪れ、モディ首相と会談した。同日発表した声明でインド政府は「製造業育成策を促進し、雇用創出に寄与する」と2社の自国での協業の進展に期待を示した。
インドでは自動車需要は増えているが、ディーゼル車などによる大気汚染が深刻な社会問題となっており、政府はエコカーの普及を促している。同国では乗用車市場で47%とトップシェアを握るスズキと、市場シェアは4.5%にとどまるものの、環境技術に強みを持つトヨタは、同国における環境規制の強化と市場の成長を見据え、両社いずれもハイブリッド車(HV)の普及で協力を模索する。
インド政府は2020年に排ガス規制の新基準を導入し、ディーゼル車の排ガス規制を強める見通しだ。