月別アーカイブ: 2017年5月

AIIB チリなど7カ国加盟し77カ国・地域に

AIIB チリなど7カ国加盟し77カ国・地域に

アジアインフラ投資銀行(AIIB)は5月13日、チリ、ギリシャ、ボリビア、ルーマニア、バーレーン、キプロス、サモアの7カ国が新たに加盟すると発表した。この結果、AIIBの参加メンバーは77カ国・地域となる。
14、15日に北京で開く、中国が主導する経済圏「一帯一路(海と陸のシルクロード)」の国際会議を前に新規加盟国を発表し、存在感を高める狙いがあるとみられる。

九州の5山笠・山鉾が勢揃い特別巡行 ユネスコ登録記念

九州の5山笠・山鉾が勢揃い特別巡行 ユネスコ登録記念

山笠・山鉾が登場する九州の5つの祭りが初めて勢揃いするイベントが5月13日、福岡市で始まった。ユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録されたことを記念したもので、夕方から福岡市役所の周辺道路で、伝統の山笠、山鉾などが特別巡行した。
今回「祭 WITH THE KYUSHU」と題し集結したのは、博多祇園山笠(福岡市)、戸畑祇園大山笠(北九州市)、唐津くんち(佐賀県唐津市)、日田祇園(大分県日田市)、八代妙見祭(熊本県八代市)の5つ。
イベントは14日も行われ、午後1時から巡行の予定。

パナソニック シンガポール国立大と顔照合技術開発

パナソニック シンガポール国立大と顔照合技術開発

パナソニックは5月10日、シンガポール国立大学(NUS)と共同で世界最高水準の顔照合技術を開発したと発表した。この技術は、ディープランニングと呼ばれる機械学習手法と誤りをを抑制する類似度計算手法を組み合わせた独自のアルゴリズム。
その精度は、人間の目でも顔の判別が困難な左右90度近い横向き、照明の明暗が強い屋外環境、サングラス・マスクなど一部顔が隠れているような状態でも顔照合を行うことができる。
また、この技術はアメリカ国立標準技術研究所が公開している、映像セキュリティ市場で撮影され得るあらゆる条件を網羅したベンチマークデータセットで、世界最高水準の顔照合性能を実現した。

アコム フィリピン個人向け融資参入で伊藤忠と合弁

アコム フィリピン個人向け融資参入で伊藤忠と合弁

消費者金融大手アコムは5月10日、フィリピンで個人向け融資事業に参入するため、9月をめどに伊藤忠商事と合弁会社を設立すると発表した。2018年7月ごろの事業開始を目指す。
フィリピンでは経済成長に伴い、中間所得層の拡大が続いており、個人ローンの需要が見込めると判断した。

三思会 ミャンマーで日本医療法人初の開設認可

三思会 ミャンマーで日本医療法人初の開設認可

病院やクリニックを運営する三思会(さんしかい、神奈川県厚木市)は5月11日、日本の医療法人として初めてミャンマー投資委員会(MIC)から、健診クリニックの開設認可を取得したと発表した。
日本人の医師と看護師が常駐する外来診療クリニックと内視鏡など日本の医療器具を使用する健康診断センターを現地と合弁でヤンゴン中心部に開設する。場所はヤンゴンのバハン地区で、この「バハン健診クリニック」は2018年1月の予定。

飛鳥美人色鮮やかに 高松塚古墳壁画の修理画像公開

飛鳥美人色鮮やかに 高松塚古墳壁画の修理画像公開

文化庁は、奈良県明日香村の国特別史跡、高松塚古墳(7世紀末~8世紀初め)の国宝の極彩色壁画のうち「飛鳥美人」で知られる西壁女子群像の最新画像を公開した。
極彩色壁画はカビが発生したため、2007年に石室を解体し、修理が続けられている。その結果、カビなどで黒ずんでいた部分が、約10年の修理で取り除かれつつある。村内の修理施設を5月13~19日、一般公開する。無料。定員は各日400人。事前申し込みが必要。

ソーラーFの太陽電池 タイでシェルG本部ビルに設置

ソーラーFの太陽電池 タイでシェルG本部ビルに設置

昭和シェル石油の100%子会社で、太陽電池の製造、販売、輸出を手掛けるソーラーフロンティア(本社:東京都港区)は、タイのシェルグループの本部ビルに、CIS薄膜太陽電池を合計119.68KW設置した。施工は現地の太陽光発電EPC専門会社エナジープロコーポレーションが担当した。
設置場所はタイ・バンコクの「シエルハウス」本部ビル2棟の屋根上。年間の予想発電量は17万9479KWhで、発電された電力はすべて自家消費される。これにより、初年度104㌧相当の二酸化炭素削減効果を見込んでいる。

物流の日新 マレーシア・シャーアラム市に新会社

物流の日新 マレーシア・シャーアラム市に新会社

総合物流業の日新(横浜市中区)はこのほど、同社グループが掲げる中期経営計画の重点施策の一つ、東南アジア事業拡大とアセットの有効活用を推進するため、マレーシア・シャーアラム市に100%出資による新会社を設立した。
新会社「NISSIN INTERNATIONAL LOGISTICS(M)SDN.BHD.」の資本金は1220万リンギット。6月から営業開始する。
これまで20年以上にわたり、マレーシアで培ってきた物流ノウハウを継承するとともに、専門性のある顧客に密着した高品質かつ安全な物流サービスを提供していく。

北朝鮮 サイバー攻撃で外銀から多額の現金窃取か

北朝鮮 サイバー攻撃で外銀から多額の現金窃取か

米国メディアによると、北朝鮮が世界各地で組織的なサーバー攻撃を仕掛け、多額の現金を奪った疑いが浮上している。情報セキュリティソフト大手、米国シマンテックの幹部が米上院の国土安全保障・政府問題委員会で証言したもの。
米国の呼び掛けで各国は、北朝鮮の資金源を断つための制裁強化に乗り出しているが、今回のサイバー攻撃が事実で資金強奪が続けば、制裁効果が薄れる懸念が強まる。

昭和電工 高純度アルミ箔の中国拠点の生産能力増強

昭和電工 高純度アルミ箔の中国拠点の生産能力増強

昭和電工(東京都港区)は、アルミ電解コンデンサーの主要材料の高純度アルミ箔の中国における生産能力を増強する。昭和電工アルミ(南通)有限公司(以下、SDAN)の月産能力を現在の600㌧から3割強増の800㌧に増強し、11月からの稼働を目指す。
アルミ電解コンデンサーは、家電製品からIT機器、電気自動車やハイブリッド車、新エネルギー分野まで幅広く使用されており、とくに環境エネルギー分野を中心に需要伸長が見込まれている。