表面温度4300度の惑星を発見 東大など国際チーム

表面温度4300度の惑星を発見 東大など国際チーム

東京大学や国立天文台、米航空宇宙局(NASA)などの国際研究チームは、地球から約600光年離れた恒星を周回する、表面温度が約4300度に達する惑星を発見したと発表した。これまで分かっている中で最も表面温度が高い惑星だという。6月5日付の英科学誌ネイチャーに発表される。
同チームによると、この惑星は地球から白鳥座の方向に約600光年離れた恒星「KELT-9」を周回している。公転周期は1.5日で、水素が主成分のガスに覆われているとみられる。
KELT-9の表面温度は約1万度で、太陽の約6000度と比べてかなり高い。また、惑星とKELT-9との距離は、太陽と水星の距離の10分の1程度で極めて近く、惑星は強い紫外線を受けているという。