「竜馬がゆく」「坂の上の雲」自筆原稿見つかる

「竜馬がゆく」「坂の上の雲」自筆原稿見つかる

司馬遼太郎記念館(大阪府東大阪市)によると、司馬遼太郎(1923~1996年)の代表作「竜馬がゆく」最終回と、「坂の上の雲」第1回の自筆原稿が見つかった。
いずれも同氏がかつて勤務した関係で産経新聞に連載された代表作で、どちらも存在しないと思われていた原稿。今回見つかった原稿には、様々に手を入れられ、推敲(すいこう)の跡がみられ、作者の作品への”熱い思い”が伝わってくる。
「竜馬がゆく」は連載5回分23枚、「坂の上の雲」は連載6回分24枚、400字詰め原稿用紙で計47枚が見つかった。東京の古書店から連絡を受けた同記念館が鑑定し、6月初めに買い取った。これらの原稿は7月1日から8月31日、同記念館で特別展示される。