月別アーカイブ: 2017年6月

アトムリビンテック ベトナム・ホーチミンに子会社

アトムリビンテック ベトナム・ホーチミンに子会社

住まいの金物(内装金物)の企画・開発・販売を手掛けるアトムリビンテック(東京都台東区)は、ベトナム・ホーチミン市に子会社を設立する。新会社「アトムリビンテック ベトナムカンパニーリミテッド」の資本金は57億ベトナムドン(約3000万円)で、同社が100%出資する。建築・家具金物・建材全般の販売、貿易業務を手掛ける。
同社はアジア地域での情報収集とネットワークの構築、海外協力工場の開拓などのため、2015年7月にベトナムに駐在員事務所を開設。その結果、着実に海外拠点としての機能と役割を高めている状況を受け、今回営業の自由度を高め海外戦略の強化を図るため、子会社を設立することになった。

JFEエンジ 比ラメサ第1浄水場の更新工事を受注

JFEエンジ 比ラメサ第1浄水場の更新工事を受注

JFEエンジニアリング(本社:東京都千代田区)はこのほど、フィリピンのマイニラッド水道サービス(本社:マニラ首都圏ケソン市、以下マイニラッド社)より、同国最大のラメサ第1浄水場の更新工事を競争入札を経て受注した。
同国の建設会社サンタ・クララ社(本社:マニラ首都圏マンダルヨン市)との共同企業体で、2020年に施設を完成し引き渡しする予定。JFEエンジニアリングの同国における上下水道プラントの実績は、下水処理場含め30件目となる。
同浄水場は日量150万立法㍍(約600万人分)を処理する同国最大の浄水場。今回の工事により沈澱池に傾斜管・汚泥掻寄機等の導入と、汚泥処理施設(濃縮・脱水)の新設を行い、浄水能力の強化とオペレーションの効率化を図る。今回のプロジェクトは既設浄水場の運転を継続しながら設備の更新を行うもの。

大日本住友製薬 Zuelling社と6地域で独占販売契約

大日本住友製薬 Zuellingと6地域で独占販売契約

大日本住友製薬(本社:大阪市中央区)はこのほど、Zuelling Pharma(以下Zuelling社)と同社が創製したカルバペネム系抗生物質製剤「メロペネム」の東南アジア5カ国(ベトナム、タイ、シンガポール、フィリピン、マレーシア)および香港における流通販売契約を締結した。
これにより、Zuelling社は大日本住友製薬からメロペネムの完成品の供給を受け、東南アジア5カ国および香港で独占的に流通・販売を行う。

明治新政府の目安箱に投書の住民の訴状原本見つかる

明治新政府の目安箱に投書の住民の訴状原本見つかる

明治新政府が全国に先駆けて京都に設置した目安箱に投書した住民らの訴状の原本34通が、このほど京都市内で見つかった。この時期の訴状が見つかるのは極めて珍しいという。
古文書研究で知られる国際日本文化研究センターの磯田道史順教授(46)が5月下旬、京都市内の古書店で見つけた。
今回見つかった34通の訴状は、慶応4・明治元(1868)年を示す「戊辰(ぼしん)歳」、目安箱への訴えを示す「箱訴(はこそ)」の文字が書かれた冊子に綴じられていた。投書には同年6月~12月の日付があった。
訴状の内容は、幕末の動乱で荒廃した街の復興を求める声や、新政府の紙幣・太政官札(だじょうかんさつ)の発行に伴う物価高騰への苦情、僧侶の贅沢を制限せよ-という訴えや、新政府の役人たちが酒や女色にふけっている-といった告発もあった。
明治新政府は徳川幕府にならい同年2月、全国初となる目安箱を京都・三条大橋西詰に設置。その後、東京や大阪にも広がった。

ジェトロ タイ工業省産業振興局と連携・協力の覚書

ジェトロ タイ工業省産業振興局と連携・協力の覚書

ジェトロ(日本貿易振興機構)は6月7日、タイ工業省産業振興局との間で両国の中小企業間のビジネス関係を促進し、両国の経済・産業の発展に貢献することを目的とした協力覚書を締結し、菅義偉官房長官およびソムキット・キャトゥシーピタク副首相立会いの下で交換した。
これにより①タイにおける産業の高付加価値化の推進およびそれに資する日系企業の投資促進②タイの中小企業振興、重点産業分野における人材育成③工業団地内におけるビジネス環境改善-などについて相互に連携・協力する。

電通 シンガポール・ノバスの株式100%取得で合意

電通 シンガポール・ノバスの株式100%取得で合意

電通(本社:東京都港区)の海外本社、電通イージス・ネットワーク(ロンドン)は、シンガポールの有力コンテンツマーケティング会社、Novus Group Holdings Pte Ltd(本社:シンガポール市、以下ノバス社)の株式100%を取得することで、同社株主と合意した。
電通イージスは株式取得後ノバス社を、2015年に買収したジョン・ブラウン・メディア社(本社:英国ロンドン市)のネットワークに組み込み、ブランド呼称を「John Brown Novus」(ジョン・ブラウン・ノバス)に改める。
また、グループの10のグローバルネットワーク・ブランドの一つで、デジタルパフォーマンス領域に強みを持つiProspect(アイプロスペクト)とも連携することでAPAC(アジア太平洋)地域における成長戦略を加速させていく。

松田産業 ベトナムに食品関連事業で現地法人

松田産業 ベトナムに食品関連事業で現地法人

松田産業(東京都新宿区)はこのほど、食品原材料の販売市場の開拓と現地における仕入れ強化のため、ベトナム・ホーチミン市に現地法人を設立した。
新会社「MATSUDA SANGYO TRADING(VIETNAM)COMPANY LIMITED」の資本金は50万米㌦で、同社が100%出資する。設立は5月23日付。

アイスタイル 6/30台中市に3号店「@cosme store」

アイスタイル 6/30台中市に3号店「@cosme store」

アイスタイル(本社:東京都港区)の連結子会社istyle Retail(HongKong)Co.,Ltd.(本社:香港)は6月30日に、コスメセレクトショップ「@cosme store」の台湾3号店「@cosme store 勤美誠品店」を台湾・台中市にオープンする。3号店の売場面積は35坪。取り扱いブランドは資生堂、カネボウ、花王、MARY QUANTなど。
同社は5月5日に台湾店舗の1号店「微風広場 台北駅店」、6月7日に2号店「微風 信義店」を台北市信義地区にオープン。すでに当初想定以上の来店客で好評を得ているという。とりわけグループ会社のアイスタイルトレーディング(本社:東京都港区)が扱う台湾初上陸のコスメは店頭在庫完売も続出しているとしている。

京都「えき」美術館で絵師・河鍋暁斎の作品展

京都「えき」美術館で絵師・河鍋暁斎の作品展

幕末から明治にかけて活躍した河鍋暁斎(かわなべきょうさい、1831~1889年)の作品展が京都市下京区の美術館「えき」KYOTOで始まった。7月23日まで。
河鍋暁斎は狩野派の画風に浮世絵の技法を取り入れて幅広い作品を残した絵師。会場には、イギリスの収集家が所蔵するおよそ180点の作品が展示されている。「枯木に夜鴉」や「地獄大夫と一休」などテーマやモチーフがユニークで、一見漫画のようでユーモアを感じさせる、河鍋暁斎の個性的な世界観の一端が表現されている。

9900万年前の琥珀から絶滅鳥類のヒナを確認

9900万年前の琥珀から絶滅鳥類のヒナを確認

中国地質大の国際研究チームが専門誌「ゴンドワナ・リサーチ」(電子版)に発表した論文によると、ミャンマーの地層から見つかった9900万年前(白亜紀)の琥珀(こはく)の中から、絶滅した鳥類のヒナがほぼ完全な形で見つかった。
羽根や骨格などが当時のまま残っており、原始的な鳥の姿が確認できる。鳥類の進化を探るうえでの貴重な標本という。
今回見つかった琥珀はキャラメルの箱ほどの大きさで、中に絶滅した原始的な鳥類、エナンティオルニス類のヒナと判明した。翼の部分にある前脚の指には爪が生え、くちばしには小さな歯があるなど原始的な特徴が残っていると指摘している。