月別アーカイブ: 2017年7月

郵船ロジ タイ・ドンムアン空港事務所開設

郵船ロジ  タイ・ドンムアン空港事務所開設

郵船ロジスティクス(東京都港区)のタイ法人Yusen Logistics(Thailand)Co.,Ltd.はドンムアン空港事務所を開設し、7月1日から自社オペレーションを開始した。
これまで協力会社を通じて業務を行っていたが、自営化することで、空港上屋内での貨物状態の確認や、自社通関によるきめ細かな対応、トラック積み込み時の立ち会いなど各種の輸送管理をスムーズに実施する。緊急貨物には、深夜に到着した貨物を翌日午前中に届けるサービス体制も構築している。

ホンダ タイに完成車プルービンググラウンド開設

ホンダ タイに完成車プルービンググラウンド開設

ホンダの研究開発子会社、本田技術研究所のタイ現地法人Honda R&D Asia Pacific Co.,Ltd.(以下、HRAP)は7月20日、プラチンブリ県ロジャーナ工業団地に建設した新たなテストコース、プラチンブリ プルービンググラウンド(以下、プラチンブリPG)の完成式典を執り行った。
式典には、タイ科学技術大臣のアチャカー・シーブンルアング氏、在タイ日本大使館大使の佐渡島志郎氏を招き、ホンダ、アジアホンダモーターカンパニー・リミテッド、本田技術研究所、HRAPのそれぞれ首脳およびHRAP従業員らが参加した。
今回新たに建設されたプラチンブリPGはアジア大洋州市場向けに設計された特長ある総合テストコース、ホンダは80万平方㍍の敷地を持つプルービンググラウンドの建設に17億バーツ(約52億円)を投じた。タイはホンダとして日本、米国に次ぐ世界で3番目にプルービンググラウンドを持つ国となる。

第5回日ベトナム交通次官級会合 協力案件で政策対話

第5回日ベトナム交通次官級会合 協力案件で政策対話

日本の国土交通省およびベトナムの交通運輸省はこのほど、ベトナム・ハノイで第5回日ベトナム交通次官級会合を開き、交通分野における両国の協力案件について政策対話を行った。
日本側から奈良平博史国土交通審議官ほか、ベトナム側からグエン・ゴック・ドン交通運輸副大臣ほかが出席。双方から「南北高速鉄道および都市鉄道整備計画」「ロンタイン新国際空港建設計画」「港湾技術基準の策定協力」「船員教育者養成への協力」「ビンズン省BRT整備事業」に係る現在の状況や今後の展望について認識を共有した。また、奈良平国土交通審議官はギア交通運輸大臣をはじめとして、ベトナム政府要人を表敬し、主に交通分野における協力案件について意見交換した。

七十七銀行 ミャンマーのCB Bankと業務提携

七十七銀行 ミャンマーのCB Bankと業務提携

七十七銀行(仙台市)は7月19日、ミャンマーの大手民間商業銀行コーポラティブ銀行(本店所在地:ヤンゴン市、略称:CB Bank)と業務提携に関する覚書を締結した。これによりミャンマー進出、あるいは進出検討顧客企業に対する、現地における金融サービスや直近の投資環境情報の提供が可能となる。
CB Bankとの業務提携は、邦銀の地銀では同行が初となる。

国内最大級の笠形の木製埴輪見つかる 滋賀県栗東市

国内最大級の笠形の木製埴輪見つかる 滋賀県栗東市

滋賀県栗東市にある古墳から、国内では最大級の笠の形をした木製の埴輪が見つかった。大阪・羽曳野市の応神天皇陵で出土した同じ形の埴輪に次ぐ大きさという。
今回見つかったのは直径が76㌢と75㌢の「笠形木製品」と呼ばれる楕円形をした木製品の埴輪2点で、当時の身分の高い人にかざす「かさ」をかたどっていると考えられている。今年2月から3月にかけて、栗東市が5世紀前半の豪族の墓とされる「椿山古墳」で行った堀の部分の発掘調査で見つかった。
発掘調査にあたった関係者は、大和政権の中枢に近い人物が近江地域を支配していたのではないかとみている。

清水建設 シンガポールでオフィスビル開発に着手

清水建設 シンガポールでオフィスビル開発に着手

清水建設(東京都中央区)はこのほどシンガポールの不動産子会社を通じて、シンガポール資本のアフロ・アジア・シッピング社(AAS社)と共同で、同国のビジネス街でハイグレードなオフィスビルの開発・賃貸事業運営を行う事業協定を締結、7月18日、合弁事業会社の出資を完了した。総事業費は約260億円を予定している。
今回設立した合弁事業会社はロビンソン・ディベロップメント社。AAS社が自社所有する土地のリース権を事業会社に提供し、同社が所要の資金を調達し、オフィスビルを建設する。今年10月に建設地で既存ビルの解体に着手、2018年4月にオフィスビルに着工し、2020年3月竣工目指す。オフィスビルの設計・施工は同社が担当する。オフィスビルの規模は地上19階、延床面積は1万6908平方㍍、1階に店舗、7~18階に事務所が入居する予定。
清水建設はシンガポールでは現地企業等とマンション、データセンターの開発を共同で手掛けており、今回の開発が第3弾となる。

アルプス物流 ベトナム・ハノイに現地法人設立

アルプス物流 ベトナム・ハノイにに現地法人設立

アルプス物流(横浜市港北区)は、ベトナム・ハノイで現地法人を6月20日付で設立し、7月17日から営業開始した。
新法人「アルプス・ロジスティクス・ベトナム」の資本金は200億ベトナムドン(約1億円)で、出資比率はアルプス物流89%、現地パートナー11%。
ニーズが高まっている電子部品物流のフォワーディング業務および保管業務より営業開始し、ハノイに続きホーチミンへの事業展開も検討していく。

日立造船 中国・常熟市でごみ焼却発電拡張工事受注

日立造船 中国・常熟市でごみ焼却発電拡張工事受注

日立造船(大阪市住之江区)はこのほど、中国江蘇省常熟市において常熟浦発第二熱電能源有限公司よりごみ焼却発電プラントの拡張工事を受注した。
同社は同プロジェクトで拡張される範囲の設備工事(ストーカ式焼却炉:1830㌧/日=610㌧/日×3炉)の焼却炉等の設計および火格子等の主要機器供給に加え、現地での据付および試運転時のスーパーバイザー派遣、運転・メンテナンスの指導等を行う
今回の拡張分で一般廃棄物1日当たり1830㌧を衛生的に焼却処理するだけでなく、年間2億7355万KWhの電力を供給することができ、地域のエネルギー供給源としての役割も期待されている。
日立造船グループではごみ焼却・発電プラントでアジア、欧州を中心に850件以上に及ぶ世界トップクラスの実績を持つ。日本を除くアジア地域で32件、そのうち中国向けでは今回を含め14件受注している。

丸紅 インドネシア国営電力子会社から火力発電受注

丸紅 インドネシア国営電力子会社から火力発電受注

丸紅は7月14日、General Electric社(以下、GE)およびPT.Hutama Karya(Persero)社(以下、HK)と共同で、インドネシア国営電力会社PT.PLN(Persero)社(以下、PLN)の100%子会社PT.Indonesia Power(Persero)社(以下、IP)よりタンバロロック複合火力発電所Block3案件に関わる一括請負契約を受注した。
この案件はIPによる過去最大規模の開発案件で、出力は約780MW(㍋㍗)。総受注額は約410億円となる。
これはインドネシア中部ジャワ州スマランの既存発電所に新規複合火力発電所を建設するもの。設計、調達から土木・据付工事、試運転までをフル・ターンキー契約で2020年中の完工を予定。
ガスタービン・蒸気タービン、発電機等の主要機種はGEが納入し、土木工事をHKが担当、廃熱回収ボイラーを含む関連補器の調達や据付工事等を丸紅が取りまとめる。丸紅がGEと初めて共同で取り組む大型複合火力発電所建設案件。

プラマテルズ ベトナムに子会社 ASEANビジネス展開

プラマテルズ ベトナムに子会社 ASEANビジネス展開

プラマテルズ(東京都品川区)は7月12日、ベトナム・ホーチミンに100%出資により、合成樹脂原料・製品等の仕入・販売を手掛ける子会社を設立した。
新会社「PLA MATELS VIETNAM CO.,LTD.」の資本金は200億2860万ベトナムドン。日本国内およびベトナムを中心としたASEAN地域でのビジネス展開の連携強化を図る。