月別アーカイブ: 2017年9月

ホンダ フィリピンで着脱式可搬バッテリーで実証

ホンダ フィリピンで着脱式可搬バッテリーで実証

ホンダは、着脱可能な可搬式バッテリー「モバイルパワーパック」を利用した充電ステーションユニット「モバイルパワーエクスチェンジャー」を余剰電力活用システムとして、フィリピンのロンブロン島に設置し、駒井ハルテック(東京都台東区)と共同でCO2削減に向けた実証実験を、今秋中に開始する。
ロンブロン島は、ディーゼル発電が主なエネルギー供給源で、高コスト、高CO2排出エネルギーに依存している。また昼夜で変動する電力需要に対し、安定的な電力供給が求められている。これらの課題解決に向け、この実証実験では駒井ハルテックが風力発電機を設置し、クリーンエネルギーを創出する。その余剰電力をホンダが設置するエクスチェンジャーを通じてモバイルパワーパックに蓄電することで、効率的に電力を活用する。これらの取り組みにより、CO2削減を目指す。
モバイルパワーパックを活用した電力供給システムの実用性の調査や実証実験は、今後他国でも展開する予定。

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千葉大 タイ マヒドン大に「バンコク・キャンパス」

千葉大 タイ マヒドン大に「バンコク・キャンパス」

千葉大学は、タイおよびASEAN地域の研究・教育交流をさらに発展させることを目的として、タイ国立マヒドン大学インターナショナルカレッジ(MUIC)内に約200平方㍍を借用し「千葉大学バンコク・キャンパス」を開設した。
千葉大とマヒドン大が共同で授業プログラムを立案し、2018年度から本格的に受け入れを始める。当初は主に千葉大生の短期留学先として活用する。
千葉大の海外キャンパスはドイツのベルリンや米国カリフォルニアに続き3拠点目。

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JA全農 チャンギ空港で日本産畜産物販売で全面協力

JA全農 チャンギ空港で日本産畜産物販売で全面協力

全国農業協同組合連合会(JA全農)は、シンガポールの輸出取引先、ADiRECT Singapore社(アディレクト社)が9月22日に開設した、シンガポール・チャンギ国際空港での初の日本産農畜産物販売店舗の販売促進に全面協力する。
全農グループの輸出事業を担うJA全農インターナショナルと全農アジア(所在地:シンガポール)は、店舗運営を行うアディレクト社に牛肉・果実・野菜など日本農畜産物や加工品を供給する。また、同店舗で産地フェア等を開催することにより、日本産農畜産物の広報宣伝・輸出拡大に取り組む。
チャンギ国際空港は年間約6000万人が利用するアジア最大級の国際空港で、100以上の航空会社が世界約380都市、約90カ国で路線を運航している。空港内に約360店舗の物販店・飲食店があり、また新たな発着ターミナルやショッピングモールの建設が進むなど巨大なショッピングゾーンとなっている。

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東洋紡 PET世界最大手インドラマ社に重合技術供与

東洋紡 PET世界最大手インドラマ社に重合技術供与

東洋紡(本社:大阪市北区)は、PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂製造で世界最大手、タイのインドラマベンチャーズ(本社:バンコク)、岩谷産業と重合技術・特許についてライセンス契約を締結した。この技術には東洋紡が独自に開発したアルミニウム触媒「TOYOBO GS Catalyst」が使用される。
東洋紡のアルミニウム触媒はレアメタルを使用しておらず、重金属を含まないことで製造した樹脂がリサイクル性に優れていることから、環境負荷低減に貢献する。このほか、全世界に製造拠点を持つインドラマベンチャーズ(インドラマポリマーズ社)とライセンス契約することにより、同触媒法をグローバル展開していくのが狙い。

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オークネット シンガポールMoney Maxと合弁事業

オークネット シンガポールMoney Maxと合弁事業

情報流通支援サービスのオークネット(本社:東京都港区)は、シンガポールのブランド品の質店大手のMoney Max Financial Services Limited(本店:シンガポール)と、合弁会社「SG e-Auction Limited(仮称)」(本社:シンガポール)を設立することで合意した。
登録資本金は60万米㌦。持株比率はMoney Max51%、AUCNET49%。2017年10月設立予定。シンガポールおよびAEC(ASEAN経済共同体)域内における中古ブランド品流通事業を手掛ける。

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PALTEK FPGAの性能を最適化するソリューション

PALTEK FPGAの性能を最適化するソリューション

PALTEK(本社:横浜市港北区)は、FPGA開発に対してクラウドコンピューティング技術や機械学習技術をいち早く応用した最適化技術のパイオニアであるPlunify Pte.Ltd.(本社:シンガポール、以下PLUNIFY社)と販売代理店契約を締結した。
PALTEKはPLUNIFY社の機械学習による知能ベースのFPGA最適化するソリューションを提供することで、大規模かつ複雑なFPGAの開発に携わる顧客に対し、市場投入期間の短縮化、労働コストおよびデバイスコストの削減を実現する。

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二葉亭四迷の死 漱石が夫人へ宛てたお悔み状初公開

二葉亭四迷の死 漱石が夫人へ宛てたお悔み状初公開

東京都目黒区の日本近代文学館で9月23日から、小説家・二葉亭四迷(1864~1909年)の死を知った夏目漱石(1867~1916年)が、四迷の夫人(長谷川柳子)に宛てたお悔み状が初公開されている。漱石全集にも未収録で、同館が四迷の遺族から2016年、寄贈を受けたもの。
当時、四迷と漱石は朝日新聞社員で同僚だった。四迷は特派員としてロシアに赴任していたが、病気で帰国途上、客死した。漱石は1909年5月15日付の朝日新聞で四迷の死を知り同日、日記に「二葉亭印度洋上ニテ死去。気の毒なり。遺族はどうする事だろう」と書き、柳子宛てに手紙を出したことも記している。ただ、その手紙は不明だった。
日本近代文学館の企画展「漱石・芥川・太宰から現代作家まで」は11月25日まで。

JR大阪・梅田に吉本興業の常設新劇場オープン

JR大阪・梅田に吉本興業の常設新劇場オープン

大阪・梅田に吉本興業の新しい常設劇場が完成し9月25日、桂文枝さんや西川きよしさんらが参加してオープニングセレモニーが開かれた。
新たに完成したのは客席数が700席の「よしもと西梅田劇場」で、JR大阪駅の南側に隣接する旧大阪中央郵便局の跡地に造られた。
25日ははじめに劇場の前で、桂文枝さんや西川きよしさんらがテープカット。中田カウス・ボタンさんが漫才を披露した。
吉本興業によると、ミナミの「なんばグランド花月」は改修のため12月まで休館するため、同劇場では25日から毎日、新喜劇や漫才、落語などが上演される。

NEC 東南アと米国結ぶ光海底ケーブル建設完了

NEC 東南アと米国結ぶ光海底ケーブル建設完了

NECはこのほど、2015年3月から建設を進めてきた東南アジアと米国本土を結ぶ光海底ケーブル「SEA-US」(シーユーエス)の建設を完了し、米国のRAM Telecom International(RTI)社が主導するグローバル通信事業者6社からなるコンソーシアムに引き渡した。
SEA-USはフィリピン、インドネシア、グァム、ハワイを経由して米国本土(カリフォルニア州)に至る総延約1万5000㌔㍍の光海底ケーブル。毎秒100㌐ビット(100Gbps)の最新の光波長多重伝送方式に対し、最大容量毎秒20テラビット(20Tbps)の伝送が可能。両地域を結ぶ本ケーブルの提供により、東南アジア経済の成長に伴い、今後も増加が予想される東南アジア・米国間の通信需要に対応する。

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大伴家持生誕1300年「家持の時代展」人間像を紹介

大伴家持生誕1300年「家持の時代展」人間像を紹介

越中国守で万葉集の代表的歌人、大伴家持(おおとものやかもち)の生誕1300年を記念した「家持の時代展」が富山県高岡市で開かれている。10月22日まで。
同展では国宝2点はじめ、重要文化財を含む貴重な歴史資料を通じて大伴家持の人間像と、桓武天皇の御世、785年、長岡京の造宮使だった藤原種継暗殺事件に連座した者として死後、告発されるなど藤原氏主導の、彼が生きた波乱に満ちた時代を紹介している。
また、家持が国守として自筆した署名のある役所の公文書などおよそ90点の資料が並び、当時の生活や文化を感じ取ることができる。
家持は746年から5年間、国守として現在の高岡市伏木で過ごし、この間に万葉集の223首を詠んだとされている。