月別アーカイブ: 2017年10月

1~9月累計2000万人超え 9月訪日外客数18.9%増の228万人

1~9月累計2000万人超え 9月訪日外客数18.9%増の228万人

日本政府観光局(JNTO)の推計によると、2017年9月の訪日外国人旅行客数は前年同月比18.9%増の228万人で、前年同月の191万8000人を36万人以上上回り、9月として過去最高となった。また、9月までの累計は2119万6000人となり、これまでで最も早いペースで2000万人を超えた。
格安航空会社(LCC)による新規就航・増便など航空路線の拡充や訪日クルーズの増加が後押しし、訪日外客数全体の伸びを牽引した。
市場別では重点20市場すべてで9月として過去最高を記録。特に好調が続く韓国は9月までの累計が521万8000人に達し、前年比で40.3%増加。早くも過去最高だった昨年の年間累計509万人を超えた。

国際LNG会議 日本がアジアのインフラ整備に1兆円支援表明

国際LNG会議 日本がアジアのインフラ整備に1兆円支援表明

世耕経済産業相は10月18日、東京都内で開かれた産出国と消費国による国際LNG会議で、アジアでのLNG(液化天然ガス)を利用するためのインフラ整備に対して、日本が官民合わせて100億㌦(1兆円規模)の支援を行う方針を表明した。
また世耕氏はアジアで必要となるLNG関連の技術者などについて、今後5年間で500人規模の育成を支援していく方針も示した。
アジア地域では経済発展に伴ってLNGの需要が伸び、2030年には現在の2.5倍に増加する見通しだ。

東京ガスとDBJ インドネシアガス配給事業会社へ出資

東京ガスとDBJ インドネシアガス配給事業会社へ出資

東京ガス100%出資の子会社の東京ガスアジア社と日本政策投資銀行(以下、DBJ)は、新たに設立した合弁会社を通じインドネシア民間最大のガス事業者ルクン・ラハルジャ社から、子会社のガス配給事業者パンジ・ラヤ・プラミンド社(以下、PRA社)の株式33%を10月16日取得した。
東京ガスの海外におけるガス配給事業会社への出資は1992年のマレーシアのガスマレーシア社、2017年7月のベトナムのペトロベトナム低圧ガス販売会社に続き3例目となる。

KDDI ミャンマー国営MPTとIP-VPNサービス協定締結

KDDI ミャンマー国営MPTとIP-VPNサービス協定締結

KDDIはミャンマー国営電気通信事業体(以下、MPT)とIP-VPNサービス協定を締結した。これによりミャンマーで国際IP-VPNサービス「KDDI GLOBAL IP-VPNサービス」の信頼性を高め、より一層安定したサービスの提供が可能となった。MPTとIP-VPNサービスを相互接続する海外通信事業社はKDDIが初めてとなる。
今回の協定により、ミャンマーの首都ネピドーおよび最大の商業都市ヤンゴンと日本間を、海底ケーブルに加え新たに中国経由の陸線ルートでMPTと接続することが可能となり、海路と陸路による国際伝送路の完全冗長化を実現した。

伊藤ハム 台湾向け牛肉の出荷を再開 販促強化

伊藤ハム 台湾向け牛肉の出荷を再開 販促強化

伊藤ハムは、このほど再開された台湾向け牛肉輸出で、同社グループ会社の3施設が該当施設として承認を受け10月10日、台湾向けに出荷を開始した。伊藤ハムグループの今回承認を受けた施設は、サンキョーミート(有明ミート工場、霧島ミート工場)、IHミートパッカー(東京ミートセンター、越谷食肉センター)。
同社は輸出促進の取り組みとして10月11~13日開催された日本初の「日本の食品輸出EXPO」へ出展し、伊藤和牛(牛肉)、黒の匠(鹿児島産黒豚)を多くの海外の来場客へ紹介した。このほか10月17日、台湾向け日本産牛肉輸出解禁を受け、台北市内で日本畜産物輸出促進協議会 牛肉輸出部会は、日本産牛肉の魅力をプロモーションするプレスカンファレンスを開催する。

東プレ 子会社がインドグジャラート州に工場建設

東プレ 子会社がインドグジャラート州に工場建設

東プレ(東京都中央区)は、100%子会社Topre India Private Limitedがインドグジャラート州に工場を建設すると発表した。同工場の資本金は約30億円で、総投資額は約55億円。2020年中に稼動開始の予定。2021年3月期に売上高約35億円を見込む。
中長期的にインドにおける自動車生産の拡大が見込まれることから、自動車用プレス製品の製造を手掛ける。

郵船ロジ インドネシアでハラル認証取得 日系物流企業初

郵船ロジ インドネシアでハラル認証取得 日系物流企業初

郵船ロジスティクスは10月16日、食品や薬品、化粧品の輸送について、8月にインドネシアでハラル認証を取得したと発表した。同社は2015年4月、マレーシアで運送業務と倉庫業務に求められるハラル認証を日系物流企業で初めて同時取得し、2017年4月にタイ・レムチャバン倉庫で同認証を国内物流企業で初取得し、イスラム圏での円滑なビジネス対応力を強化している。

ヤマハ インドネシアで小柄な女性にも扱いやすいスクーター

ヤマハ インドネシアで小柄な女性にも扱いやすいスクーター

ヤマハ発動機(本社:静岡県磐田市)は、小柄な女性にも扱いやすく、スリムでスタイリッシュなボディが特徴の125ccスクーターの新製品「MIO S」(ミオS)を、インドネシアで10月から発売する。MIO Sは現行のスクーター「MIO」のプラットフォーム展開モデル。フロントパネルやボディを刷新、布地調内装、シリーズ初のLEDヘッドライトなどを新採用した。製造・販売はグループ会社YIMM(PT.Yamaha Indonesia Motor Manufacturing)が担う。
インドネシアの二輪市場は2016年で、年560万台(同社調べ)で推移しており、このうちスクーターが約8割を占めている。

NSWテクノサービス OpenSTACK提供で台湾企業と提携

NSWテクノサービス OpenStack提供で台湾企業と提携

NSW(日本システムウエア)のグループ企業、NSWテクノサービス(本社:東京都渋谷区、以下NSWT)は、台湾のオープンソースクラウドサービスプロバイダー、inwinSTACK inc.(本社:台湾新北市)と、このほどパートナシップ契約を締結し、日本国内企業向けにOpenSTACKの構築と運用保守サービスの提供を10月16日から開始した。
NSWTはinwinSTACKとのパートナー契約により、OpenSTACKのノウハウの提供が可能になった。これにより日本国内の顧客に高品質なOpenSTACK環境の構築とサポートを提供する。

トリドールHD ミャンマー初進出 25年までに複数業態で50店舗目指す

トリドールHD ミャンマー初進出 25年までに複数業態50店舗目指す

讃岐うどん専門店「丸亀製麺」など様々な業態で、国内外で1265店舗を展開するトリドールホールディングス(本社:神戸市中央区)は、ミャンマーで現地有力外食企業YKKO(本社:ヤンゴン)と合弁で外食店舗の運営会社「YKKOトリドールミャンマー」を設立する。資本金は30万米㌦。同社を通じて、10月下旬にもヤンゴンでグループ初となる店舗を出店する予定。今後、順次出店し、2025年までに同国で複数業態50店舗の展開を目指す。
ミャンマー初の店舗は手軽でおいしく、手ごろな価格で東南アジアで人気の「Boat Noodle(ボートヌードル)」業態。タイの水上マーケット働く人たちが、日常的に船の上で食べていた小さなスープヌードルをルーツとする。1杯650チャット(約50円)から提供可能という。