住友化学 中国に半導体用高純度ケミカル工場新設

住友化学 中国に半導体用高純度ケミカル工場新設

住友化学はこのほど、中国に8月設立した「住化電子材料科技(常州)有限公司」(中国江蘇省)で半導体用高純度ケミカル工場の建設に着手した。中国における半導体用高純度ケミカル工場は西安に続き2拠点目。新工場の量産開始は2019年3月の予定。新会社の資本金は5000万米㌦で、過酸化水素水、硫酸、イソプロピルアルコール等の製造・販売を手掛ける。
半導体用高純度ケミカルは半導体の微細加工工程で、精密洗浄などに用いられている。中国における情報電子機器の需要増加や半導体産業の拡大を背景に、半導体メーカー各社は生産ラインの増強計画を打ち出しており、これに伴い半導体用高純度ケミカルも大幅な需要拡大が見込まれている。