関経連 パリ常駐で万博誘致活動展開へ
関西経済連合会(関経連)の松本会長は、2025年の万博の大阪への誘致に向けて、「英語もフランス語もよくできて、人的なネットワークがある人を選んでパリに常駐させ、開催地が決まる11月まで10カ月間、関経連として最大の努力をしていく」と誘致活動を積極的に推進していく考えを改めて示した。
そのうえで、これとは別に大手商社から関経連に人材を出してもらい、東京を拠点にアフリカや南米などに出張して各国への投票の働きかけを行う考えを示した。
大日本印刷 米フォトロニクスとの中国の合弁設立手続き完了
大日本印刷(本社:東京都新宿区、以下、DNP)は、米国のフォトマスクメーカー、フォトロニクス(本社:米国コネティカット州)と2017年5月に締結した、中国での半導体用フォトマスク事業の合弁会社の設立手続きが完了したと発表した。
合弁会社「Photronics DNP Mask Corporation Xiamen」(PDMCX)の資本金は2400万㌦で、出資比率はフォトロニクス50.01%、DNP49.99%。
DNPとフォトロニクスは今後5年間で1億6000万米㌦を投資して福建省の厦門(アモイ)市に新工場を建設し、2019年春からフォトマスクの量産を開始する予定。中国にフォトマスクの製造拠点を整備することで、現地の半導体メーカーの短納期に対応しながら安定供給を図っていく。
新年互礼会 各界から万博誘致活動を加速の声
仕事始めの1月4日、関西の各界の代表らが一堂に会する「新年互礼会」が大阪市で開かれた。今年は大阪府の松井知事、大阪市の吉村市長、大阪商工会議所の尾崎会頭、関西経済連合会(関経連)の松本会長、関西の大手有力企業経営者ら、そして特別ゲストとして上方落語協会の桂文枝さんら、関西の各界からおよそ2300人が参加した。
11月にフランス・パリのBIE(博覧会国際事務局)総会で開催地が決まる、2025年の万博誘致活動を加速させるという意気込みが各所で聞かれ、関係者らの間での盛り上がりをうかがわせた。
最後に、今年の関西の活性化を願って、尾崎会頭の音頭で「大阪締め」を行った。
京都・下鴨神社で新春恒例の「蹴鞠初め」妙技に歓声
世界遺産・下鴨神社(京都市左京区)で1月4日、新春恒例の「蹴鞠初(けまりはじ)め」が行われた。烏帽子(えぼし)・袴(はかま)の平安貴族の色鮮やかな伝統衣装を身に着けた「蹴鞠(しゅうきく)保存会」のメンバーが8人1組で、「ヤア」「アリ」など独特の声を掛けながら鹿革製の鞠を地面に落とさないよう蹴り合う。
境内に15㍍四方の四隅に竹を立てた「まり場」で、それぞれの妙技を競う。サッカーなどと違うのは、勝敗はなく右足だけを使う点。相手が蹴りやすいように蹴るのが上手とされる。遠目には優雅な遊びとも映るが、傍で見るとメンバーの息遣い、そして取り損ねるのを防ごうと時折スライディングしそうなケースもあり、技術や体幹・体力も必要なことが分かる。参拝客からはメンバーの妙技に歓声が上がっていた。