月別アーカイブ: 2018年1月

三菱ケミカル タイでスチレンエラストマーの製造開始

三菱ケミカル タイでスチレンエラストマーの製造開始

三菱ケミカル(本社:東京都千代田区)のタイ子会社、三菱ケミカル パフォーマンス ポリマーズタイランドは、1月からスチレン系熱可塑性エラストマー(TPS)の製造を開始した。
これにより、タイの熱可塑性エラストマーの製造ラインアップが、タイでは自動車エアバッグ用、架橋オレフィン系、塩ビ系に加え、4ブランド・用途に拡充され、これまで以上に幅広いソリューションの提供が可能となる。
三菱ケミカルの熱可塑性エラストマーは、「テファブロック」を基幹ブランドにオレフィン系・スチレン系・ポリエステル系の各種エラストマーをラインアップに取り揃え、グローバルに事業展開している。

東レ そう痒改善剤の中国展開でライセンス契約

東レ そう痒改善剤の中国展開でライセンス契約

東レ(東京都中央区)は、香港のHongkong Sansheng Medical Limitedとの間で、そう痒改善剤「TRK-820」(一般名:ナルフラフィン塩酸塩)口腔内崩壊錠(OD錠)に対する独占的ライセンス契約を締結した。この香港の会社は、3Bio Inc.(本社:中国遼寧省瀋陽市)の100%子会社。
血液透析患者におけるそう痒症は、一般的な痒みの原因物質であるヒスタミンの関与が少ないため、抗ヒスタミン薬など従来の治療薬では十分な効果が得られないことが知られている。

パンチ工業 中国・大連工場の増設工事竣工

パンチ工業 中国・大連工場の増設工事竣工

パンチ工業(東京都品川区)は、金型用部品の製造・販売を手掛ける連結子会社、盤起工業(大連)有限公司(所在地:中国遼寧省大連市)の増設工事が完了したと発表した。
今回約4億円を投じ、延床面積5619平方㍍を増床。戦略商品のライン新設、研究開発ペースの拡張、そして将来のさらなる設備増強に向けたスペースを確保した。2018年5月に稼働開始の予定。
中国市場ではものづくりの高度化に伴い、精密金型用部品へのニーズが拡大しており、同社はこうした需要増に応えていく。

日本産水産物を世界へ 1/25マレーシアで輸出商談会

日本産水産物を世界へ 1/25マレーシアで輸出商談会

日本貿易振興機構(ジェトロ)は1月25日、マレーシア・クアラルンプールのJWマリオットホテルで、水産物・水産加工品輸出拡大協議会との共催により、水産物を対象とした輸出商談会を開催する。
同商談会には日本の水産物・水産加工品取扱事業者23社が参加し、マレーシアの輸入卸業者・小売店・レストラン等の有望バイヤーと商談を行う。また、商談会に来場したバイヤー向けには、日本の加工技術や鮮度保持技術・衛生管理に裏打ちされた日本水産物のおいしさと安心・安全を伝えるためのセミナーとともに、現地シェフによる参加企業の出品商材を使った調理・試食デモンストレーションを実施する。
2016年のマレーシア向け水産物輸出総額は約24億円で、日本の水産物の輸出先として12位。ただ、過去5年間で約70%増加しており、プロモーション次第で今後の伸びが期待される。クアラルンプール市を中心とした首都圏では日本食レストランが約600店舗に上る。

ジャカルタで日本・インドネシア国交樹立60周年記念式典

ジャカルタで日本・インドネシア国交樹立60周年記念式典

日本・インドネシア国交樹立60周年記念式典が1月20日、インドネシアの首都ジャカルタで行われ、日本から安倍首相の特使として自民党の二階幹事長、インドネシアからカラ副大統領が出席した。
式典で二階氏は「今後も両国が心と心でつながった友人であり続けるため、共に働き歩んでいきたい」と強調した。今年はジョコ大統領が訪日する方向で調整が進められている。
外務省は20日、両国の国交樹立60周年を踏まえ、安倍首相とジョコ大統領がメッセージを交換したと発表した。安倍氏は両国の関係を「自由、民主主義、人権、法の支配といった普遍的価値を共有し、共に海洋国家として課題に取り組む戦略的パートナーだ」と強調。また「日本はインドネシアに寄り添いながらインドネシアの発展を支えてきた」と振り返ったうえで、「若い世代の活躍の下、両国の絆がますます強くなっていくことを願う」と表明。一方、ジョコ氏は「これからも地域の平和と安定を構築するために協力していく」としている。

鈴江コーポレーション ミャンマー合弁が建設のCFS開業

鈴江コーポレーション ミャンマー合弁が建設のCFS開業

鈴江コーポレーション(本社:横浜市中区)とミャンマーのコンテナ船社、KMA Shipping Co.,Ltd.で設立した合弁会社「KMA-Suzue Logistics Myanmar Ltd」がヤンゴン市ダゴンセイッカン地区で、2017年2月から建設を進めていたコンテナ・フレイト・ステーション(CFS)が完成、開業する運びとなった。
CFSの敷地面積は1万8211平方㍍、平屋建て・鉄骨造りの延床面積は1558.96平方㍍。野積地・荷捌地3640.52平方㍍。
ダゴンセイッカン地区は、ヤンゴン市内バゴー川の沿岸に位置しており、ヤンゴン市内やヤンゴン港のほか、日系企業が多く集まるティラワ工業団地などから15~20㌔㍍圏内で、物流の拠点として期待されるエリア。

インドネシアで大手製薬と合弁で受託臨床事業 保健科学研・豊通

インドネシアで大手製薬と合弁で受託臨床事業 保健科学研・豊通

保健科学研究所と豊田通商は、インドネシアのヘルスケア分野のコングロマリットで東南アジア最大手の製薬会社PT.Kalbe Farmaグループとの3社合弁で、受託臨床検査事業会社PT.Innolab Sains Internasional(以下、ISI)を設立し、同国で初となる外国資本による臨床検査センター「KALGen Innolab Clinical Laboratory(カルゲン・イノラボ・クリニカルラボラトリー)」で業務を開始した。
同臨床検査センターの所在地はジャカルタ市、資本金は316億6600万ルピア(約3億円)。取引先数は2017年12月時点で病院・研究機関など約300、5年目に約1200を見込む。従業員数は2017年12月時点で約60名で、5年目に約120名を想定。
同事業は、インドネシア国内の病院やクリニックの医療機関で患者から採取した血液、尿、細胞など(検体)の検査をISIが受託し、検査結果を医療機関に報告するもの。

濃飛倉庫運輸 ベトナムにハノイ支店開設

濃飛倉庫運輸 ベトナムにハノイ支店開設

濃飛倉庫運輸(岐阜市)の海外現地法人、濃飛(ベトナム)ロジスティクスは、ベトナム北部での保管サービス(一般貨物・冷蔵貨物・危険品)と配送サービスを提供するため、新たにハノイ支店を開設した。
これまで提携会社に委託していた業務をハノイ支店に移管することにより、顧客からの多様なニーズに応え、きめ細かな物流サービスを提供していく。

スターゼン シンガポールADSと資本業務提携 食肉販売で協働

スターゼン シンガポールADSと資本業務提携 食肉販売で協働

スターゼン(本社:東京都港区)は連結子会社スターゼンインターナショナルを通じてADiRECT Singapore Pte.Ltd.(以下、ADS)と資本業務提携した。
ADSが2017年12月28日実施した第三者割当増資を、スターゼンインターナショナルが引き受け、株式を取得した。引き受け後の出資比率は約16%となった。これにより、常勤取締役1名を派遣し、提携を加速させる。
今後、食肉需要の拡大が期待される東南アジア市場で、日本国産食肉、他国産食肉の輸入、販売をADSと協働で行うことで、シナジー効果が期待できると判断した。

「百舌鳥・古市古墳群」世界遺産登録の推薦を閣議了解

「百舌鳥・古市古墳群」世界遺産登録の推薦を閣議了解

政府は1月19日、2019年のユネスコ(国連教育科学文化機関)世界文化遺産登録を目指す「百舌鳥・古市古墳群」(大阪府)の推薦を閣議了解した。正式な推薦書は2月1日までにユネスコ世界遺産センターへ提出するという。
推薦する構成資産は、世界最大級の前方後円墳・仁徳陵古墳(全長486㍍)などを含む45件49基の古墳。ユネスコの諮問機関イコモス(国際記念物遺跡会議)が2018年9月ごろに現地を調査し、2019年5月ごろに登録可否の勧告を出す見通し。正式には2019年夏に開かれる第43回世界遺産委員会で決まる。