月別アーカイブ: 2018年4月

石塚硝子 子会社がハラール認証取得 イスラム圏で需要開拓

石塚硝子 子会社がハラール認証取得 イスラム圏で需要開拓

石塚硝子(愛知県岩倉市)は、連結子会社のウイストン(愛知県海部郡蟹江町)が認証機関「日本アジアハラール協会」から4月24日、プラスチック容器としてハラール認証を取得したと発表した。
ウイストンではサプリメント用の容器にハラール認証を得ることにより、イスラム圏での需要開拓を目指す。

受動喫煙対策で大阪市が独自条例制定へ

受動喫煙対策で大阪市が独自条例制定へ

大阪市の吉村市長は受動喫煙対策について、政府が今国会に提出している法案では不十分だとして、市独自のより厳しい基準を設けた条例の制定を目指す考えを示した。
吉村市長は「大阪は命や健康をテーマに万博の誘致を目指しているので、国際的にみてより厳格なルールが必要だと考えている」としている。夏までに飲食店の関係者や有識者などからなる組織を立ち上げ、事業者の意見も踏まえながら、喫煙を規制する店舗の面積など条例案に盛り込む内容について、具体的な検討を行う方針を明らかにした。
今国会には、個人や中小企業が経営する客席面積が100平方㍍以下の既存の飲食店では、喫煙や分煙の表示をすれば、喫煙を可能とするなどとした法案が提出されている。

高齢正社員100万人時代 65歳以上10年で6割増に

高齢正社員100万人時代 65歳以上10年で6割増に

総務省が発表した3月の労働力調査によると、65歳から74歳までの正社員は89万人に上ることが分かった。後期高齢者と表現される75歳以上も加えると実に103万人に達する。2017年平均(65歳以上)では109万人と、初めて100万人を突破した。2007年時点では69万人だったから、この10年間で6割増加したことになる。
高齢正社員が最も多いのは建設業の20万人。65歳以上の正社員比率も56%と一番高い。次いで製造業の16万人、卸売・小売業の14万人と続く。
嘱託・契約・パート・バイトなど非正規社員も含めた高齢労働者は、5年間で約170万人増え430万人になった。このうち正社員は25%で、非正規社員は75%だ。
団塊世代がすべて65歳以上になったことで、高齢者雇用は一気に広がった。企業が定年の延長や廃止により、正社員として働き続ける環境をつくったり、短時間勤務制を導入したことが大きい。

シャープ4年ぶり最終黒字 任天堂7年ぶり売上高1兆円超え

シャープ4年ぶり最終黒字 任天堂7年ぶり売上高1兆円超え

関西企業の2018年3月期決算が発表されている。台湾の鴻海精密工業の傘下で再建中のシャープは業績が急回復、連結決算で最終的な利益が702億円の黒字となり、1年間の決算として4年ぶりに黒字を確保した。また、任天堂は売上高が前期比2.1倍の1兆556億円と7年ぶりに1兆円の大台を超えた。
シャープは、タブレットや車載、スマートフォン向け中小型液晶パネル、中国・欧州向け液晶テレビの販売増や、鴻海と連携したコスト削減が寄与し、赤字だった前年度から950億円余り改善した。売上高は前年度比18.4%増の2兆4272億円。この結果、6年ぶりに株主への配当(普通株式で、1株当たり10円)を行うと発表した。19年3月期は売上高2兆8900億円、最終利益800億円を見込む。
任天堂の好業績の最大の要因は「ニンテンドースイッチ」で、当初の販売目標1000万台に対し、大幅に上回る1505万台に達し、業績をけん引した。営業利益は前年度比約6倍の1775億円となった。

日本信号 インド・メトロ事業AFCステム受注

日本信号 インド・メトロ事業AFCシステム受注

日本信号(本社:東京都千代田区)は、インドのガンディナガール・アーメダバード都市鉄道公社から東西線(20.7km/18駅)および南北線(18.5km/15駅)のAFCシステム一式を受注した。インドにおけるAFCプロジェクトの受注は、チェンナイメトロ(第1期)に続き2件目となる。
このプロジェクトで同社はすべての駅の自動券売機、自動出改札機、窓口処理機および駅サーバー、中央サーバーまでのAFCシステム一式を納入する。
同社は2017年、アーメダバード・メトロ信号システム一式も受注しており、インドにおける同一路線での信号・AFC両システムの受注は、日本企業として初めて。

キャセイパシフィック航空 成田ー香港線で9月に増便

キャセイパシフィック航空 成田-香港線で9月に増便

キャセイパシフィック航空は、現在毎日6便体制で運航している成田-香港線を、9月3日、7日、10日、14日、17日、21日のそれぞれ月曜日と金曜日に1便増便する。この増便は旺盛な旅客需要を受けたもの。
増便となる便の使用機材はエアバスA330-300型機(ビジネスクラス39席、エコノミークラス223席、総座席数262席)の予定。

FCM フィリピン・ラグナ州に拠点設立

FCM フィリピン・ラグナ州に拠点設立

電子部品の加工、電子機器用部品並びに半導体用部材の製造・販売を手掛けるFCM(本社:大阪市東成区)はこのほど、フィリピンラグナ州に拠点を設立した。拠点の名称は「FCM CO.,LTD. Philippine Representative Office」。設立は4月16日付。

東亜合成 タイで子会社が新工場建設・販売会社設立

東亜合成 タイで子会社が新工場建設・販売会社設立

東亜合成(本店:東京都港区)はタイの子会社トウアゴウセイ・タイランド・カンパニー・リミテッド(以下、トウアゴウセイ・タイランド)の第2期プロジェクトとして、アロン化成の製品、エラストマーコンパウンド工場を建設する。また、これらの製品の拡販、事業基盤強化を図るため、アロン化成の子会社として販売会社を設立する。
新工場は、チョンブリ県ヘマラートイースタンシーボード工業団地2のトウアゴウセイ・タイランド本社工場内に、約15億円を投じ建設する。2018年9月に着工し、2019年内に操業開始の予定。
販売会社「Aronkasei(Thailand)Co.,Ltd.」(所在地:トウアゴウセイ・タイランド本社内)の資本金は2100万タイバーツ(約7200万円)の予定。2018年6月に設立し、11月に営業開始の予定。

吉田松陰の厳選資料を展示 県立山口博物館

吉田松陰の厳選資料を展示 県立山口博物館

明治150年記念テーマ展「県指定有形文化財 吉田松陰関係資料」が、山口市の県立山口博物館で開かれている。県文書館の協力のもと、同館所蔵の文化財などの中から厳選した資料を12月24日まで、全8期に分けて紹介する。
5月20日までの「第1期 兵学者としての修業」では、松陰が門下生の中谷正亮に与えた「吉田松陰自賛肖像(中谷本)」など6点を出品。自賛肖像は昨年度、保存修理されてから初めての公開となる。
月曜休館、一般150円、学生100円。

日看協 夜勤・交代制勤務の負担軽減政策を要望

日看協 夜勤・交代制勤務の負担軽減政策を要望

日本看護協会はこのほど、厚生労働省に夜勤交代制勤務の負担軽減の推進を求める要望書を提出した。
要望書は、現行法では夜勤・交代制勤務に関する規制がほとんどなく、看護職員の負担が重くなっていることを指摘。現在国会に提出されている「働き方改革推進法案」のうち、「労働時間等設定改善法」に基づく指針改定の際に、深夜業の回数、勤務間インターバルの確保、夜勤中の仮眠の確保-について盛り込むことを要望している。