日中首脳立ち会いで「日・中社会保障協定」に署名

日中首脳立ち会いで「日・中社会保障協定」に署名

年金の二重加入問題など、社会保障に関する日・中両国政府間協定(日・中社会保障協定)の署名が5月9日東京で、安倍晋三首相および李克強首相の立ち会いのもと、日本の河野太郎外相と中国の王毅外相との間で行われた。
現在、日中両国からそれぞれの相手国に派遣される企業駐在員について、日中双方の年金制度に二重に加入を義務付けられる問題が生じている。日・中社会保障協定はこうした問題を解決することを目的としており、この協定が効力を生ずれば、派遣期間が5年以内の一時派遣被用者は原則として、派遣元国の年金制度のみに加入することになる。
この協定は日本が署名する21番目の社会保障協定。中国の在留邦人は2016年10月1日現在12万8111名(外務省海外在留邦人数調査統計)。