JAL 国際線中長距離LCCの設立を決定 20年就航目指す
JAL(日本航空)は、新たに国際線の中長距離LCC(ローコストキャリア)を設立すると発表した。準備会社を7月に設立し、成田空港を拠点としてアジア・欧米などの中長距離国際線に就航するJALの連結子会社とする予定。
当初2機のボーイング787-8型機を使用して、成田空港の機能強化が予定される2020年のサマースケジュールでの就航を目指す。
平安時代の国内出土最古の「構造船」の一部公開
滋賀県大津市の埋蔵文化財センターで、平安時代の高度な技が使われた「構造船」の一部が一般公開されている。公開されているのは3年前、長浜市の塩津港遺跡で見つかった、船の一部や船の模型など合わせて18点。一般公開は5月31日まで。
船は複数の木の板を組み合わせる高度な技が使われた「構造船」で、木に書かれた年号などから平安時代のものとみられている。国内で出土した構造船では最古のものだ。
今回公開されている木の板は縦2㍍余り、横60㌢程度で、釘の穴が3つ並んでいて、全長20㍍以上の船の一部だったと推定されている。同県文化財保護協会では、船の模型はへさきが尖っていて後部が平らなことから、江戸時代に琵琶湖で活躍した「丸子船」の原型だったと考えられるとしている。
ヒノキヤG ベトナム・ハイフォンにPCパネルの合弁工場
ヒノキヤグループ(本社東京都千代田区)の子会社レスコハウス(本社:東京都文京区)と、ベトナムのCONSTRUCTION APPLICATION AND TECHNOLOGIES JOINT STOCK COMPANY(以下、CJSC)は、合弁会社の設立に合意し、このほど調印した。
合弁会社の社名は「HINOKIYA RESCO CONSTRUCTION VIETNAM(以下、HRC VIETNAM)で、プレキャストコンクリート(以下、PC)のパネル製造を行う。工場はハノイから車で1時間ほどの日系企業が数多く進出している工業都市ハイフォン市に建設し、2018年9月の稼働開始を予定。2019年はPC7000~8000㌧程度、その後工場やラインの増設を行い、3年後に初年度の2~3倍の生産を目指す。
ヒノキヤグループでは現地の建設会社への販売ネットワークを拡大し、積極的にPC事業の成長を図る。これにより、将来的にはベトナムでの住宅建築や分譲地開発等のデベロップメントを視野に入れた展開を推進していく。
医療・介護現場で働く人の3割以上がハラスメント被害
日本医療労働組合連合会が2017年、全国の病院や社会福祉施設などで働く看護師や介護職員などを対象に実施した調査によると、全体の3割以上の人がセクシャルハラスメントやパワーハラスメントの被害に遭い、このうち半数近くの人が退職も考えたと回答した。
調査結果(7225人が回答)によると、過去3年間にセクハラを受けたと回答した人は12%にあたる867人、パワハラを受けたと回答した人は26.6%にあたる1920人で、マタニティーハラスメントなども含め何らかの被害に遭ったことがあると回答した人は重複分を除いて、合わせて2282人と全体の31.6%に上った。
また、この2282人のうち46.7%と半数近くにあたる1065人が退職も考えたと回答している。セクハラを受けた人に、誰から被害を受けたか尋ねたところ、「患者やその家族」と回答した人が全体のほぼ半数の431人に上った。