月別アーカイブ: 2018年6月

KDDIと日立 グローバルIoT事業で協業

KDDIと日立 グローバルIoT事業で協業

KDDI(本社:東京都千代田区)、日立製作所(本社:東京都千代田区)は、グローバル事業展開を図る顧客企業へIoTの通信接続からサービス展開、データ分析まで提供するKDDI「IoT世界基盤」で連携し、展開を支援する。
協業の第一弾として、2018年7月から日立産機システム(本社:東京都千代田区)がグローバルに展開する産業用インクジェットプリンターでグローバル通信プラットフォームを試験導入する。

トヨタ・モビリティ基金、インド6都市で地下鉄アクセス向上P

トヨタ・モビリティ基金、インド6都市で地下鉄アクセス向上P

一般財団法人トヨタ・モビリティ基金は、ワールド・リソース・インスティチュート(本拠地:ワシントンD.C.)とともに、地下鉄へのアクセス向上プロジェクトを、インドの6都市で2018年から2021年にかけて実施する。
このプロジェクトは2016年12月からインド・カルナタカ州ベンガルールで地下鉄の利用増加を通じて交通渋滞緩和に寄与するために実施したプロジェクトを他都市へ展開するもの。最初のプロジェクトとして2018年6月から2019年1月の期間でテランガーナ州の州都ハイデラバードでの実施が決定している。
自宅と駅、駅と目的地間のアクセス向上に向け、地元政府、起業家、IT企業、市民らと連携し、革新的なソリューションの創出を目指す。

伏見稲荷大社で豊作祈る「田植祭」

伏見稲荷大社で豊作祈る「田植祭」

京都市伏見区の伏見稲荷大社で6月10日、今年1年の豊作を祈る「田植祭」が行われた。
境内にある約300平方㍍の水田で、あかね襷(たすき)に菅笠(すげがさ)姿の女性らおよそ20人が、丁寧に苗を植え付けていく。この田植えが行われている傍らで、平安時代の衣装を身にまとった4人の女性が伝統的な神楽の演奏に合わせて「御田舞(おたまい)」と呼ばれる舞を奉納し、今年の豊作を祈った。訪れた見物客はこの伝統的な神事を熱心にカメラに収めていた。秋には収穫され、神前に供えられる。
田植祭は、五穀豊穣の神さまとして知られる同大社で毎年行われる神事。

5月の近畿の倒産2カ月ぶり減少、建設・サービス増加

5月の近畿の倒産2カ月ぶり減少、建設・サービス増加

帝国データバンクのまとめによると、近畿2府4県で5月に、1000万円以上の負債を抱えて法的整理になった企業は、前年同月と比べて5.7%(12件)減少した。倒産件数が前年同月比で減少するのは2カ月ぶり。
業種別では繊維、機械などで減少したが、建設やサービスは増加した。人手不足や、人手確保のため実施した人件費の上昇などが影響したとみられる。
一方、負債総額は155億5300万円で、前年同月と比べ10.3%(14億5000万円)増えた。

民泊市場17年は倍増の1251億円 りそな総研が試算

民泊市場17年は倍増の1251億円 りそな総研が試算

りそな総合研究所(大阪本社:大阪市中央区)は、「民泊」の2017年の市場規模が1251億円と前年の619億円の2倍超に急拡大しているとの試算を発表した。ただ、現状の民泊は無許可の”ヤミ民泊”が多く、6月15日から施行される住宅宿泊事業法(民泊新法)で規制が強化されることになる。このため、2018年はどうこの影響が出るのか、現時点では全く不透明だ。
りそな総研によると、地域別の市場規模は東京307億円、大阪264億円、京都137億円の順に多かった。エリア別では関西が447億円と関東の434億円を上回った。
同総研は、観光庁が公表した訪日外客の消費動向調査などから、民泊に使われた宿泊料金を推計した。

関西エアポート 関空にビジネスジェット専用施設オープン

関西エアポート 関空にビジネスジェット専用施設オープン

関西エアポート(所在地:大阪府泉佐野市)は、6月15日に関西国際空港第2ターミナルビル(国内線)にビジネスジェット専用施設「プレミアムゲート玉響(たまゆら)」がオープンすると発表した。
設備規模は約300平方㍍、料金は1回20万円(税抜)で、24時間運用する。同施設には専用の保安検査場やCIQ(税関・出入国管理・検疫)施設のほか、車の乗降場所・駐車場や会議室、受付カウンター、待合ラウンジなどを備えている。
関空では旺盛なインバウンド需要に加え、2019年のG20大阪開催、ラグビーワールドカップ、ワールドマスターズゲームズ2021や、大阪開催を目指している2025年万博など国際的なイベントが予定されており、今後さらなるビジネスジェットの需要増加が見込まれている。

オムロン 中国の制御機器の第2工場を増設

オムロン 中国の制御機器の第2工場を増設

オムロン(本社:京都市下京区)は、制御機器の生産を手掛けるオムロン上海有限公司(所在地:中国・上海市)に、第1工場に続く第2工場(以下、OMS第2工場)を増設する。中国の製造現場における旺盛な自動化需要に伴い拡大する制御機器需要に応える。
OMS第2工場を増設し、2020年時点で中国で2017年度比2倍の生産能力を確保し、中国を中心にグローバル需要が増大する光電センサーや近接センサーなどのファクトリーオートメーション用制御機器を増産する体制を構築する。また、第1工場内には産業用ロボットの生産ラインを新設し、拡大する中国の産業ロボット市場に対応する生産体制を整える。
OMS第2工場への投資金額は10億円(建物改修4億円、設備投資6億円)、工場規模は延床面積9102平方㍍(第1工場は1万4612平方㍍)。生産能力は月産170万台(2020年度時点のセンサー本体の生産数)、生産品目は主力センシング機器(各種光電・近接センサー等)。2018年7月から稼働開始する。

DIC インドネシア子会社のボイラ用燃料にパームヤシ殻採用

DIC インドネシア子会社のボイラ用燃料にパームヤシ殻採用

DIC(本社:東京都中央区)は、インドネシアの100%子会社PT DICグラフィックス(本社:ジャカルタ)で顔料を生産するカラワン工場で、使用する熱エネルギーを得るボイラ用燃料の一部を石炭からパームヤシ殻(以下、PKS)に置換する取り組みを、2018年1月から本格開始している。
温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)排出量の削減による地球温暖化防止への取り組みの一環。DICグループは2013年を基準年として2020年時点に、CO2排出量を70%削減する(年平均10%削減)とする目標を掲げている。

滋賀・西教寺で命日の6/14に明智光秀の功績称えフォーラム

滋賀・西教寺で命日の6/14に明智光秀の功績称えフォーラム

明智光秀公顕彰会は、光秀の命日とされる6月14日、ゆかりの滋賀県大津市の西教寺で、発足30年の記念フォーラムを開く。14日は午前10時から茶会(500円、茶菓付き)、正午から法要、午後1時から記念式典が行われる。15日には分科会、16日は散策ツアーなどが企画されている。
同顕彰会は1989年、武将として、領主としての光秀の功績を後世に残す目的で発足。事務局の西教寺は光秀の菩提寺で、毎年6月14日に追善法要が営まれる。今回は30周年の節目にあたることと、光秀が2020年のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の主人公として取り上げられることが決まり、今後、マスメディアへの露出度が高まることが見込まれている。
西教寺の総門や梵鐘は光秀が築城した坂本城の城門や陣鐘だったと伝わる。

万博誘致実現へ連携強化を確認 大阪府咲洲庁舎

万博誘致実現へ連携強化を確認 大阪府咲洲庁舎

自民党の万博誘致推進本部の会合が6月9日、大阪府の咲洲庁舎で開かれ、自民党の国会議員、地方議員、それに大阪府の幹部職員や経済界の代表ら100人余りが出席、誘致実現に向けて連携して取り組む方針を確認した。
推進本部長を務める二階幹事長は「どんなことでもやり抜く以外にないので、皆さんと力を合わせて頑張りたい」とあいさつした。大阪府の松井知事は「来週のBIE(博覧会国際事務局)の総会(のプレゼンテーション)では、少しでも多くの国から支持を獲得できるよう、万博の理念や大阪が開催にふさわしいことを精一杯訴えたい。開催地の決定まで、やれることはすべてやる所存だ」と述べた。