月別アーカイブ: 2018年6月

丸紅 バングラ初のダッカMRT鉄道システムを契約受注

丸紅 バングラ初のダッカMRT鉄道システムを契約受注

丸紅(東京本社:東京都中央区)は、インドの建設・エンジニアリング最大手のLarsen&Tobro Limited(以下、L&T)と共同で、バングラデシュ道路橋梁省傘下のダッカ都市交通公社(以下、DMTC)より、ダッカMRT6号線の鉄道システム一括納入案件を受注し、このほどDMTCとの間で契約を締結した。
この案件は軌道、電化・信号・通信システム、ホームドア、自動券売機、エレベーター・エスカレーターの設計、調達、据付工事、試験並びにメンテナンスの協力に関するもので、受注額は約550億円。
これは日本の政府開発援助(ODA)を活用したバングラデシュ初の都市鉄道案件で、資金は全額円借款で賄われる。鉄道路線はダッカ市内を全線高架で南北につなぎ、全長約20㌔㍍、16駅で構成される。

オークマ グルガオンにインド初のテクニカルセンター開設

オークマ グルガオンにインド初のテクニカルセンター開設

工作機械のオークマ(本社所在地:愛知県丹羽郡大口町)のインド法人Okuma India Pvt.Ltd(所在地:インド・グルガオン市、以下、オークマインド)は、首都デリー近郊のグルガオン市(デリー空港から車で約10分)のオークマインド内に、営業・技術・サービスの拠点となる「グルガオン テクニカルセンター」を開設した。
同センターの敷地面積は370平方㍍。最新CNC工作機械、立形マシニングセンター、横形CNC旋盤などを展示する。
オークマは現在、インド国内にはグルガオンテクニカルセンター以外に5カ所の駐在事務所があるが、広大なインド市場をカバーするため今後、同様のテクニカルセンターをインド各地に展開していく計画だ。

VAIO VAIO PCのアジア販売地域を拡大

VAIO VAIO PCのアジア販売地域を拡大

VAIO(本社所在地:長野県安曇野市)は、海外事業の成長を目指し、香港、マカオ、マレーシア、シンガポール、台湾で「VAIO(R)」PCの販売を順次開始する。
これにより、海外の販売地域は既存の米国、中国、ブラジル、チリ、アルゼンチン、ウルグアイ、ペルーに加え、計12カ国・地域となる。

大阪ガスも7月から電気料金引き下げ 関電に対抗

大阪ガスも7月から電気料金引き下げ 関電に対抗

大阪ガスは6月5日、電気料金を引き下げると発表した。電力事業で競合関係にある関西電力が先に、原子力発電所が再稼働したことを受け、7月1日から電気料金を平均で5%余り引き下げることを発表したことに対抗したもの。
大阪ガスによると、家族4人で電気とガスをセットで契約しているモデルケースの場合、電気料金はおよそ4.6%の値下げになるという。そして、使用量や契約内容によっては関西電力の料金よりも安くなると説明している。

スズキ インドで四輪車累計生産2000万台達成

スズキ インドで四輪車累計生産2000万台達成

スズキはインドにおける四輪車の累計生産2000万台を達成したと発表した。2000万台の達成は日本に次いで2カ国目、1983年12月の生産開始から34年5カ月での達成は、日本の45年9カ月を抜いて最速となる。最多生産車種は「アルト」(約317万台)で、2000万台目はグジャラート工場で生産した「スイフト」だった。
スズキは1983年12月に現在の子会社マルチ・スズキ社の前身、マルチ・ウドヨグ社で、生産一号車「マルチ800」をラインオフ。以来、インドの経済成長に伴う需要拡大に合わせて生産台数と車種を増やしてきた。
現在、マルチ・スズキ社のグルガオン工場とマネサール工場に加え、スズキ100%出資による生産子会社スズキ・モーター・グジャラート社のグジャラート工場の3拠点で「ディザイア」「バレーナ」「アルト」「スイフト」「ワゴンR」「ビターラ・ブレッツア」など16車種を生産している。
2017年度の生産実績あ約178万台で、インド国内で165万台を販売し、欧州、日本、アジア、アフリカ、中南米など100を超える国や地域へ13万台を輸出している。

ミツビシ・モーターズ・タイランド 累計生産500万台達成

ミツビシ・モーターズ・タイランド 累計生産500万台達成

三菱自動車は6月4日、タイにおける生産・販売会社ミツビシ・モーターズ・タイランド(MMTh)での累計生産台数が500万台を達成し、同国レムチャバンにあるMMThの工場で記念式典を開催したと発表した。
式典にはタイのソムキャット・チャトゥシーピタック副首相、在タイ日本国大使館の佐渡島志郎特命全権大使、三菱自動車の益子修CEOのほか、多くの関係者らが出席した。
三菱自動車は1961年にタイで操業開始し、2003年に100万台、2010年に200万台、2013年に300万台、2015年に400万台の生産を達成。今回500万台目に生産された車両はミッドサイズSUV「パジェロスポーツ」だった。
MMThの車両の輸出先は世界120カ国以上に及んでおり、500万台のうち370万台が海外市場に輸出されている。

ホンダ 中国で四輪車累計販売1000万台を達成

ホンダ 中国で四輪車累計販売1000万台を達成

ホンダは、中国における四輪車の累計販売台数が2018年5月末時点で1000万台を突破したと発表した。
ホンダは1998年7月、中国で最初の合弁企業となる広州本田汽車有限公司(2009年に広汽本田有限公司に社名変更、以下、広軌汽本田)を設立し、中国での事業を開始する。その後、2003年月、東風本田汽車有限公司(以下、東風本田)を設立。
ホンダの中国での年間四輪車販売は2015年に初めて1000万台を突破。2016年に126万台、2017年に145万台超の販売を記録。そして今回、累計販売台数1000万台を達成した。内訳は広汽本田約610万台、東風本田約390万台。
車種はACCORD(アコード)、FIT(フィット)、CR-V、CIVIC(シビック)などのグローバルモデルや、CRIDER(クライダー)、GREIZ(グレイズ)などの中国専用モデル、さらにはACURAブランドによるモデルを含む。

住友倉庫 タイ・アユタヤ地区で新倉庫竣工

住友倉庫 タイ・アユタヤ地区で新倉庫竣工

住友倉庫(本社:大阪市北区)のタイ子会社のロジャナ ディストリビューションセンターが、同国アユタヤ地区で建設を進めていた倉庫が5月末に竣工したと発表した。アユタヤ地区では4棟目の倉庫で、これにより同地区の自社倉庫は合わせて約1万6000平方㍍となる。
住友倉庫グループはタイでアユタヤ、バンコク、レムチャバンおよびスワンナプーム国際空港に拠点を置き、物流全般を取り扱っている。
なお、レムチャバン地区で2018年11月に2期倉庫が竣工する予定。

理研 毛髪再生技術 臨床研究へ 脱毛症治療に朗報

理研 毛髪再生技術 臨床研究へ 脱毛症治療に朗報

理化学研究所の辻孝チームリーダーらは6月4日、毛髪を生み出す「毛包(もうほう)」を体外で増やして移植する技術を開発したと発表した。脱毛症に悩む2500万人ともいわれる人たちにはまたとない朗報といえる。
同チームは7月から安全性を確認する動物実験を行い、年内に終え、問題がなければ男性型脱毛症(AGA)を対象とする毛髪再生技術の臨床研究を大学病院で行う方針を明らかにした。

鑑真しのび唐招提寺で「開山忌」鑑真和上坐像特別公開

鑑真しのび唐招提寺で「開山忌」鑑真和上坐像特別公開

奈良市の唐招提寺で、寺を開いた中国の高僧、鑑真の遺徳をしのぶ「開山忌」が6月5日と命日の6日の両日営まれる。これに合わせ国宝の「鑑真和上坐像(がんじんわじょうざぞう)」が特別公開されている。公開は7日まで。
5日は境内にある中興堂で、僧侶がお経を唱える中、茶道の薮内流の家元がたてた茶が、鑑真和上坐像の”お身代わり像”に供えられた。また参拝者らは普段は見ることができないだけに、開山忌に合わせて公開された国宝の鑑真和上坐像に向かって静かに手を合わせていた。