月別アーカイブ: 2018年9月

関空連絡橋の鉄道 前倒しで9/18から運転再開へ

関空連絡橋の鉄道 前倒しで9/18から運転再開へ

鉄道会社などによると、急ピッチで復旧作業が進められていた関西空港への連絡橋の鉄道が9月18日の始発から、ほぼ2週間ぶりに運転が再開されることになった。これまでの見通しより3日早い運転再開となる。
台風21号により制御不能となったタンカーが衝突して損傷を受けた連絡橋の橋げた。確認作業により、大きな損傷がないことが分かり、約50㌢ずれていた橋げたを14日夜までに元の位置に戻し、ゆがんだレールを直す作業も15日朝までにほぼ完了。あとは架線などの一部の補修工事を残すのみになったという。
鉄道運転の再開により、空港利用客のアクセスは大幅に改善されることになる。

100歳以上の高齢者約7万人に 48年連続最多更新

100歳以上の高齢者約7万人に 48年連続最多更新

厚生労働省のまとめによると、9月1日現在、100歳以上の日本全国の高齢者は男女合わせ約6万9785人で、昨年同期より2014人増え、48年連続で過去最多を更新した。100歳以上の高齢者のうち、女性は全体のおよそ88%を占めている。最高齢者は、男性が北海道在住の113歳の野中正造(まさぞう)さん、女性は福岡県在住の115歳の田中力子(かね)さん。
100歳以上の高齢者は、老人福祉法が制定された1963年には全国でわずか153人だった。1998年に1万人を突破し、この20年間で6.86倍に増えた。

三菱地所設計 台北南港エリアの再開発プロジェクト受注

三菱地所設計 台北南港エリアの再開発プロジェクト受注

三菱地所設計(所在地:東京都千代田区)は9月12日、台湾・台北市東部、南港エリアの「台北南港商三特区再開発プロジェクト」を受注したと発表した。
このプロジェクトは東西約250㍍、南北約100㍍の敷地にオフィス、住宅、商業施設、展覧会場、バスターミナルからなる大型複合施設をつくるもの。ただこの案件には、敷地地下には南港駅に乗り入れる地下鉄台北MRT、在来線台湾鉄道、新幹線台湾高速鉄道の線路が東西に貫通しており、線路をよけて建設物の地下部分をつくるという特殊な条件があった。同社はこの点をクリアした。
プロジェクトは2020年着工、2026年に竣工予定

日立造船 中国から高速繊維ろ過装置受注 海外下水処理で初

日立造船 中国から高速繊維ろ過装置受注 海外下水処理で初

日立造船(本社:大阪市住之江区)は9月14日、中国電器科学研究院有限公司から中国広州市下水処理場向けに、高速繊維ろ過装置「まりも(R)」を受注したと発表した。
下水処理量は1日10万㌧で、装置の設置・据付工場は2018年12月完成予定。まりもは、汚水中の汚濁物質を除去するためのろ過措置。同装置にはポリエステル繊維を特殊加工した繊維ろ材を充填している。従来のろ過装置よりろ過スピードが速く、下水、工業排水の高度処理に対応することができるという。

三菱商事 新会社設立し東南アで複合都市開発事業

三菱商事 新会社設立し東南アで複合都市開発事業

三菱商事(本社:東京都千代田区)は9月14日、シンガポールの政府系投資会社テマセク・ホールディングス傘下の設計会社スルバナ・ジュロン(以下、SJ社)と新会社を設立し、東南アジア各国で複合都市開発に乗り出すと発表した。年内にもSJ社と折半出資で、シンガポールに新会社を設立する。
ミャンマー、ベトナム、フィリピン、インドネシア、インド、スリランカなどで今後5年間で総事業費25億ドル(約2800億円)のプロジェクトに5億ドルを出資する計画。鉄道、道路、空港などの交通インフラと連動した形で病院や住宅、商業施設などを複合的に整備する。

東芝三菱電機 ベトナムのメガソーラー向け機材・システム受注

東芝三菱電機 ベトナムのメガソーラー向け機材・システム受注

東芝三菱電機産業システム(本社:東京都中央区、以下、TMEIC)は、日揮(JGC)と同社のベトナム法人JGCベトナム社が、ベトナムTTCグループ傘下のザライ電力合弁会社より受注した、メガソーラーの機材およびシステムを納入する。
これにより、同社はベトナムザライ省クロンパ地区の大規模太陽光発電所向けにパワーコンディショナー(PCS)、昇圧用変圧器、高圧遮断機などを一つにパッケージングした5.1MW「SOLAR WARE STATION」と、電力会社からの運転条件要求に従って、太陽光発電所の出力を制御する「Power Plant Controler(PPC)」を納入する。今回採用されたSOLAR WARE STATIONは、太陽光発電所の心臓部にあたるPCSとその周辺機器を一括収納したワンストップソリューション。
ベトナムでは国を挙げて再生可能エネルギーの利用拡大を推進。2030年までに1万2000MWの太陽光発電の導入が計画されている。今回の太陽光発電所は2018年秋の運転開始が予定されている。出力容量は49MWで、これはベトナムの一般的な家庭の年間消費電力量換算で約4万7000世帯分に相当する。

寺田倉庫 LE FREEPORT社とフリーポート利用で業務提携

寺田倉庫 LE FREEPORT社とフリーポート利用で業務提携

寺田倉庫(東京都品川区)は、シンガポールに拠点を置き、空調・セキュリティともに完備された倉庫施設を展開するLE FREEPORT社と、主に日本・シンガポール間の美術品輸送および同社顧客のフリーポート利用について業務提携を締結した。倉庫利用の運用実務は、寺田倉庫グループ会社TERADA ART ASSIST(東京都品川区)が担う。
LE FREEPORT社は、シンガポール・チャンギ空港に隣接した巨大なフリーポートを保有している。フリーポートは関税がかからない区画であることから、美術品売買にかける事前の作品確認や商談の用途で利用されている。
今回の業務提携により、今後は同社顧客もLE FREEPORT社のフリーポートを利用することにより、美術品の安全な保管が可能となる。

積水化学 認知症の早期発見、重症化予防Pに参画

積水化学 認知症の早期発見、重症化予防Pに参画

積水化学住宅カンパニーは10月から、高齢者向け事業の協業先、アグリマス(本社:東京都大田区)の認知症対策事業「認知症の早期発見、重症化予防プロジェクト」に参画する。
同社のグループ会社が運営するサービス付き高齢者向け住宅「ハイムガーデン熱田」、「ハイムガーデン仙台泉二番館」およびデイサービスセンター「オアシスセンター」で実施する。期間は2018年10月~2019年2月。対象は要介護度:自立~要支援レベルで、年齢70~102歳の25名。
これは経済産業省の「平成30年度健康寿命延伸産業創出推進事業」に採択されたアグリマスの「早期認知症予防センター」コンソーシアム事業の連携先として取り組む。

宇宙輸送船「こうのとり」7号機の打上げ延期

宇宙輸送船「こうのとり」7号機の打上げ延期

JAXA(宇宙航空研究開発機構)と三菱重工業は9月15日に打上げを予定していた、国際宇宙ステーションに物資を運ぶ日本の宇宙輸送船「こうのとり」7号機は、「ロケットの推進系統に確認を必要とする事象が生じた」として中止した。両者はロケットを調べたうえで、新たな打上げ日を決定するとしている。
こうのとり7号機は、宇宙飛行士の生活物資のほか、国際宇宙ステーションの主電源となる日本製のリチウムイオン電池など合わせて6.2㌧の荷物が積み込まれている。

ヤマハ ハノイ国立教育大学と教員養成で協力覚書

ヤマハ ハノイ国立教育大学と教員養成で協力覚書

ヤマハ(本社:静岡県浜松市)のベトナム販売子会社Yamaha Music Vietnam Company Limited(以下、ヤマハ・ミュージック・ベトナム)は8月30日、ハノイ国立教育大学(所在地:ベトナム・ハノイ)と、楽器を使った指導法に関する教員養成講座の開講について協力覚書を締結した。
同日、ハノイ国立教育大学で調印式が開催された。同式には、リコーダークラブ活動に取り組む現地の小学生による演奏も披露される中、在ベトナム日本国大使館や日本貿易振興機構(ジェトロ)関係者らが参列し、執り行われた。