月別アーカイブ: 2018年10月

ネパールの震災の道路復旧に無償資金協力の書簡交換

ネパールの震災の道路復旧に無償資金協力の書簡交換

ネパールの首都カトマンズで10月25日、日本の西郷正道駐ネパール大使とネパールのラジャン・カナル財務省次官との間で、「シンズリ道路震災復旧計画」を対象とする無償資金協力(供与限度額10億4700万円)に関する書簡の交換が行われた。
シンズリ道路(総延長160km)は、日本の無償資金協力により完工した道路で、インドとの交通および物流の窓口となる東テライ地区と首都カトマンズをつなぐ幹線道路。ネパールの社会経済発展に需要な役割を果たしている。この計画では、2015年4月に発生したネパール地震(M7.8)で、被害を受けたシンズリ道路の復旧工事を実施する。

NECとサムスン 5Gポートフォリオ拡大へ協業

NECとサムスン 5Gポートフォリオ拡大へ協業

日本電気(以下、NEC)とサムスン電子は、グローバル市場に向けた5Gポートフォリオ拡大のため協業することで合意した。
両社は今後、5G技術におけるリーダーシップとITソリューションを組み合わせ、5GNR仕様の製品およびサービスを拡大していく。5G周波数特性およびサービス特性に合わせた5Gソリューションをグローバルに提供していく。

西部ガス シンガポール駐在員事務所を開設

西部ガス シンガポール駐在員事務所を開設

西部ガス(本社:福岡市博多区)は10月23日、シンガポール駐在員事務所を開設した。同社が海外に拠点を開設するのは今回が初めて。
国際LNG取引や海外エネルギー事業に関する情報収集およびエネルギー関連企業とのネットワーク構築を主業務とする。

神鋼環境S タイの廃棄物処理プラントの基本設計を受託

神鋼環境S タイの廃棄物処理プラントの基本設計を受託

神鋼環境ソリューション(本社:神戸市中央区)は、Cementhai Energy Conservation Co.,Ltd.(タイ サイアム・セメント・グループの子会社)から、産業廃棄物処理発電プラント案件の基本設計業務を受託した。同社にとって海外の廃棄物処理プラント分野で3件目、タイでは初めての受注となる。
同プラントの建設予定地はタイ・ラヨーン県マプタプット工業団地で、処理能力は流動床式ガス化溶融炉で年間6万5000㌧、発電規模は8MW.
今回同社は基本設計、据付・試運転指導員の派遣を担当する。

デサント 韓国・釜山にシューズの研究開発拠点開設

デサント 韓国・釜山にシューズの研究開発拠点開設

デサント(本社:大阪市天王寺区)はこのほど、韓国・釜山にシューズの研究開発拠点として「デサント イノベーション スタジオ コンプレックス プサン」(以下、ディスクプサン)を開設し、始動した。
ディスクプサンは様々な国から優秀な人材を採用し、それを生かせる組織体制と多くの実験検証設備・機器を備えており、科学的実験と研究開発により、グローバル競争力を備えたシューズの開発を実現していく。

スラウェシ島地震・津波に対する日本の救援活動終了

スラウェシ島地震・津波に対する日本の救援活動終了

9月28日にインドネシアスラウェシ島で発生した地震および津波による被害に対し、行ってきた日本の国際緊急援助隊・自衛隊部隊による救援活動は10月26日をもって終了する。
10月3日に派遣が決定された同部隊は約70名からなり、物資の輸送や被災民および援助関係者等の移送等の支援活動を行ってきた。

近江商人・伊藤忠兵衛直筆の財団設立時の書類見つかる

近江商人・伊藤忠兵衛直筆の財団設立時の書類見つかる

滋賀県豊郷町で著名な近江商人の一人、2代目伊藤忠兵衛が100年前、故郷の豊郷町のために財団を設立した際の直筆の書類が見つかった。
今回、廃校となった小学校に残されているのが見つかった資料は、合わせておよそ100ページで、財団の定款を忠兵衛が直筆で書いたもの。「自治ノ発展ニ貢献セムトス」と故郷への思いを表現している。また、「金 参萬圓(さんまんえん)」を財団設立のために寄付するとある。現在の物価に換算すると6000万円余りになるという。
忠兵衛は教育や福祉の分野でも多額の寄付を行っており、専門家は「近江商人は社会貢献の意識が高かったことで知られ、忠兵衛もその一人だったことがうかがえる貴重な資料だ」としている。
2代目伊藤忠兵衛は滋賀県豊郷町の出身で、現在の大手商社、伊藤忠商事、丸紅の礎を築いたとされている。

京都・新南座で2年ぶり顔見世興行の「まねき上げ」

京都・新南座で2年ぶり顔見世興行の「まねき上げ」

11月にリニューアルオープンする京都の南座で10月25日、年末恒例の歌舞伎の顔見世興行を前に、出演者を紹介する看板を掲げる「まねき上げ」が行われた。
南座は耐震補強工事のため、2016年から休館しており、まねき上げは2年ぶり。それだけに、25日は大勢の見物客が詰めかけ、坂田藤十郎、松本幸四郎ら、独特の「勘亭流」と呼ばれる書体の太い毛筆で書かれた看板が掲げられていくのを見守っていた。
今年の顔見世興行は11月1日から始まる。

トヨタ ドアミラーのない車を販売 量産車で世界初

トヨタ ドアミラーのない車を販売 量産車で世界初

トヨタ自動車は10月24日、高級車ブランド「レクサス」で、ドアミラーの代わりにカメラとモニターで周囲を確認する、いわゆるミラーレス車を販売開始した。量産車としては世界で初めてという。ミラーレスはオプションとなっており、価格は税込み21万6000円。搭載できるのは現在レクサスのみ。
これは鏡の代わりにカメラを設置していることで、車線変更の際などそれぞれの状況に応じて、最適な視野の映像をモニターに映し出せ、死角を少なくできる。夜間や雨の日でも道路の状況をはっきりと映すことができる。
同社では今後、様々な車種に搭載し量産化していければコストは下げていけるとしている。

Z会グループ ベトナムで文科省公認の日本型食育・健康教育事業

Z会グループ ベトナムで文科省公認の日本型食育・健康教育事業

Z会(本社:静岡県三島市)グループは12月から、ベトナム都市部における子どもの肥満や栄養不足等による健康格差の課題解消を目指す取り組みとして、2018年度文部科学省「日本型教育の海外展開推進事業(EDU-Portニッポン)」公認プロジェクトに採択された「ベトナムおける日本型の食育・健康教育事業」を実施する。
EDU-Portニッポンとは、官民協働のオールジャパンで取り組む日本型教育の海外展開事業。高い基礎学力や規律ある生活習慣を育む仕組み、産業人材育成の仕組み、ICT教育、学習塾の仕組みなど、日本の教育は世界で高い関心を集めており、日本の教育を海外展開していくための取り組みだ。